人間として生きていれば誰もが経験し、悩んだことがある人間関係。
学校に苦手な友達がいたり、職場に苦手な上司や部下がいたり…人間関係はすごく大変なことですよね。
筆者も人間関係でかなり苦労した経験があります。
学校では苦手な友達と毎日顔を合わせますし、職場では苦手な上司と関わらなくてはいけません。
できれば関わりたくなくても無視できない状況がたくさんありますよね。
人間関係が充実していないとモチベーションが上がらず、だんだんとネガティブ思考に変わっていき、毎日が楽しくなくなってしまいます。
ですが、考え方や行動が変われば、元々人間関係が苦手な人でも良好な人間関係を築いていくことができるのです。
なぜ、人間関係が苦手になってしまうのか?
その原因5つをご紹介します。
人間関係が苦手な原因とは
自分がどう思われているか気にしすぎている
他の人にどう思われているか、気になりますよね。
その気持ちはとてもわかります。
確かに、嫌われたくないし、良いイメージのままでいたいですよね。
しかし、自分が思っているほど、他の人はあなたのことを気にしていません。
常にあなたを見ているわけではないのです。
そう思うと、少し気が楽になりませんか?
どう思われているか気にしすぎているせいで、自分の中で勝手なイメージを作ってしまっているのです。
自分で勝手に作ったイメージによって、ネガティブな考え方になり、悲観的になってしまいます。
相手に期待しすぎている
自分の勝手なイメージから、言わなくとも相手には伝わっているから大丈夫だろう、と思っていたことも、実際には相手に伝わっていないことが多いのです。
相手はあなたの話を理解できていないため、その場しのぎの会話になってしまい、実のある会話ができなくなってしまいます。
距離感を間違えている
人には、それぞれパーソナルスペースがあり、相手がそのパーソナルスペースに入ってくると、人は不快になると言われています。
ものすごく距離が近い人ってたまにいますよね。
いきなりグイグイこられると圧倒されてしまい、会話どころではなくなってしまいます。
相手に興味がない
まず、相手に興味がなければ「話したい」という意欲がなくなってしまいます。
興味がないと聞きたいことが思い浮かばないですし、なかなか会話が進まなく、前進した関係性を築いていくことが難しくなってしまいます。
また、「相手に興味がない」という気持ちが顔や態度に表れてしまい、相手に「この人は自分のことなんて興味ないんだな」と思わせてしまう、という場合もあります。
誰でも、自分に興味を向けてくれない人と「仲良くしたい!」とは思いませんよね。
たとえ初めは相手に興味がなかったとしても、興味があるように演じることが時には大切になるのです。
気遣いが欠けている
相手と会話しているとき、相手の意見も聞かずに独りよがりにマシンガントークをしたり、相手の興味のないことをひたすら話すなど、人間関係が苦手だからこそたくさん話そうとすると、結果的に相手への気遣いが欠けてしまいます。
会話は、相手と自分が平等に話すことで心地良くなるものです。
だからこそ、「相手の話を引き出し、聞く」という気遣いが非常に大切。
自分だけ話してばかりいると、相手に不快な印象を与えてしまい、「もう一度話したい」と思ってもらえなくなってしまうのです。
良好な人間関係を築くコツ
最初に人間関係が苦手な原因をご紹介しましたが、次に、どうすれば人間関係を良好にできるのか、すぐに実践できる3つの方法をご紹介します。
筆者はこの方法で人間関係が楽しくなり、ストレスのない人間関係を築くことができました。
深く考えず、先入観を捨てる
相手への先入観は敵です。
まずは、相手への先入観を捨ててみましょう。
先入観を捨てることで、気持ちがフラットな状態になり、相手にどう思われているかなんて気にしなくなります。
最初は先入観をもってしまうかもしれませんが、何回も反復して続けていくと、徐々に気にせずに会話ができるようになります。
途中で諦めるのではなく、先入観を持たないことが習慣になるまで継続していきましょう。
みんなから慕われる人を観察し、真似る
あなたの周りに誰かも慕われている人はいませんか?
もしくは、あなたが一緒に会話をしていて楽しい人はいませんか?
そんな人が周りにいたら、その人たちをじっくり観察してみましょう。
観察していると色々な発見があり、気づかせられる点がたくさんあります。
その人の会話を真似て、実践してみてください。
例えば、話し方や目線、相手との距離の取り方、会話の間合いなど、観察しているだけでもとても参考になります。
最初は、真似て話すうちに、自分の会話の個性が徐々に形になっていくのです。
テレビやラジオは会話の先生
普段なにげなく観ているテレビですが、意識して観ることですぐに使える会話術がたくさんあります。
例えば、トークバラエティー番組では、MCはゲストを呼んで会話して番組を盛り上げていきます。
当然、初対面のゲストもいますよね。
その中で、コミュニケーションをとりながらゲストの特徴を引き出し、番組を盛り上げます。
この一連の会話はとても参考になります。
会話のプロといってもいいラジオ。
テレビと違って声だけで番組が進行していきます。
ラジオパーソナリティーの話し方や声のトーン、強弱。
そして、ゲストとの会話の流れなど聞いているだけでもとても勉強になります。
テレビとラジオはわたしたちにとって「会話の先生」なのです。
離れることも大切
さきほどまでは、良好な関係を築くコツをご紹介いたしました。
このコツを掴むには、自分から積極的、アクティブに行動する必要があります。
次は、少し視点を変えてみましょう。
少し引いてみることで、人間関係を良くするヒントを見つけることができますよ。
自分を傷つけてくる人や苦手な人とは無理に付き合う必要がない
周りにあなたのことを傷つけたり、どうしても話すことが苦手な人はいませんか?
そんな人が周りにいたら無理に付き合う必要はありません。
ただ無理に付き合う必要はありませんが、その人を注意深く観察してみてください。
声、行動、仕草、態度など観察してみるとここが嫌だな、苦手だなと感じる点がいくつかあると思います。
「嫌だな」と思ったことは、自分が相手と接するときの反面教師の材料として覚えておいてください。
そうすることで、自然と相手に配慮できる力が養われていきます。
人のことをコントロールはできないため、離れるしかない
どうしても苦手であったり嫌いである人に対して、一切関わらず、離れることも時には大切です。
無理に付き合っていたとしても、いずれは相手に気づかれてしまい新たな火種になってしまうこともあります。
そうなる前に、一度距離を置くか、又は思い切って離れてみましょう。
無理やり付き合っていることでストレスを感じ、さらに気持ちもネガティブになり、あなたにとっていいことはありません。
あなた自身を守るためにも、関係性を断ち切る覚悟も必要なのです。
最後に
これまで、人間関係が苦手な原因や良好な人間関係を築くコツをご紹介しました。
筆者自身も人間関係でかなり悩む時期がありました。
「誰からもいい人に見られたい」「自分の悪口を言っているのではないか」「苦手な人と接したくない」など、色々悩んだ結果、人間関係を築くことに対して苦手意識が芽生えてしまいました。
ですが、それでは何も変わらないと感じ、今回ご紹介した方法を実践した結果、少しずつ人と会話することに慣れていき、気がつけば人間関係に悩むことがなくなりました。
むしろ人とコミュニケーションすることが好きになっていたのです。
まずは、恐れずに行動してみてください。
行動した結果によっては辛い経験もあるかもしれませんが、最終的には自分の経験値に還元されます。
今日から新たな自分を作るためにアクティブに行動をおこしてみましょう。