TOEICで600~800点を取りたい人必見!効果的な勉強方法をご紹介!

やりたいことの見つけ方
グローバル化により、ビジネスマン中心に急速に必須となりつつあるTOEIC。
TOEICができないと、入社すらできない会社も増えてきています。今回の記事では、TOEICで600~800点を取りたい人に向け、効果的な勉強方法、そして、オススメの参考書をご紹介します。やるからには、高得点を取って自信をつけ、世界を広げ、収入も上げたいですよね。この記事を読んで、最高のスタートをきりましょう!

「会社の方針で今年からTOEICの受講が必須となった。けど…」
「昇格・昇進、海外赴任したいけど、TOEICなんて受けたことない…」

グローバル化により、ビジネスマン中心に急速に必須となりつつあるTOEIC。
TOEICができないと、入社すらできない会社も増えてきています。

そのTOEICですが、仕事で英語を使える最低ラインは600点と言われます。
ただ、今後、この最低ラインは上がる可能性があるし、海外赴任などを考えると物足りない点数でもあります。
たとえば、2012年に社内公用語を英語にした楽天では、「800点が必要」と採用ホームページに書いてあります。

今回の記事では、TOEICで600~800点を取りたい人に向け、効果的な勉強方法、そして、オススメの参考書をご紹介します。

やるからには、高得点を取って自信をつけ、世界を広げ、収入も上げたいですよね。
この記事を読んで、最高のスタートをきりましょう!

※当記事で、TOEICと表現する場合、最も一般的な「TOEIC® Listening & Reading Test」のことを指します

申し込み〜受験までの流れ

TOEICの勉強をいくら頑張っても、申込みでミスをして、受験できない…という事態を避けるため、まずは、申込み方法や注意点をご紹介します。

日程について

基本的には日曜日に実施されます。
受験地によっては開催されない場合もあるので、地方都市に住んでいる場合などは特に実施される日程を受験地別によく確認しておく必要があります。

特に、コロナの状況により、急に中止となったり変更となる場合もあります。
最新情報は、TOEICを運営・実施しているIIBC((一財)国際ビジネスコミュニケーション協会)のホームページよりご確認ください。

(一財)国際ビジネスコミュニケーション協会HP

受験会場について

申込み時に選択できるのは都道府県のみです。
申込み後に、運営側が、登録した住所を見て、受験会場を指定します。
住所に近い会場が割り当てられるはずですが、必ずしも希望の会場になるとは限りません。

また、受験会場は試験の2週間前に送付される受験票にて知らされます。
申込み時にはわからないので、ご注意ください。

TOEICの試験会場の多くは大学になります。

申込期間

申込みは、試験実施日の2ケ月前前後に開始されます。
締切られる前に、なるべく早く申込みましょう。

受験料

受験料は1回5,725円 (税込)です。

なお、リピート割引というものもあります。
翌年の同じ月に受験をすると割引価格である5,092円で受験できるというものです。
(ただし、オンラインで申込みをしたときに限ります)

申込み方法

オンラインか、コンビニで申込みできます。
オンラインであれば、前述の、IIBCのホームページよりお申込みください。
コンビニは、セブンイレブン、ローソン、ミニストップ、ファミリーマートにて申込み可能です。

効果的な勉強方法

ここでは、全員に共通する考え方と、あなたの現状やどこを目指すかにより異なる勉強方法について、両方ご紹介します。

勉強法の探し方(全員共通)

あなたは、参考書にマーカーを引く行為にあまり効果がないという研究成果があるのをご存じですか?

勉強する前に、勉強法を学ぶことは非常に大事です。
勉強法によって、効果が大幅に変わるためです。

たとえば、成功した人の方法をマネするのはどうでしょうか?

残念ながら、これだけでうまくいくかはわかりません。
その方法で失敗した人も多くいるかもしれません。それ以外の方法でうまくいった人も多くいるかもしれません。
東大生や、900点以上取った人の勉強法が気になる人も多いかと思いますが、それだけで信用してはいけません。
その人とあなたとでは、知識・性格・環境・習慣が違い、実はマネするのが難しい場合もあるからです。

では、どうしたらよいでしょうか?
それは、「『多くの人が』成功した方法をマネする」ことです。

たとえば、講師自身がTOEICで高得点を取り、教え子の多くも成功している方法です。
もしくは、脳科学などの科学的な知見に基づくノウハウや、多くの人を対象にした研究・実験で効果が出た内容です。

当然、この記事では、そのポイントを踏まえ、厳選した情報をご紹介します。

ですが、たとえばこの記事ではご紹介していない内容、たとえば900点を目指そうと思ったり、更に具体的な方法を知りたいと思った時に、この考え方は必ず必要になります。

当然、TOEIC以外のすべてにおいて通じる話でもあります。

効果的な勉強のためのテクニック(全員共通)

続いて、TOEICに限った話ではありませんが、勉強全般のテクニックをご紹介します。
非常に重要です。

目的と目標を明確にする

TOEICの点数を上げるには時間がかかります。
TOEICにかかわる専門家の発言やデータによると、点数の100点アップには200~300時間の英語学習が必要というのが通説です。
(得点が上がるほど、100点アップにかかる時間が増える傾向にあります)

仮に点数を200点アップしようと考えた時、約500時間かかるとして、毎週10時間を勉強に充てたら、50週、約1年かかります。長期戦です。

長期戦を戦い抜くには、明確な目的と目標(ゴール)が必要になります。
目標は数値目標。目指す点数です。そして目的は、なんのためにその点数を目指すかです。
目標と目的が明確でないと、達成確率が下がります。
逆に、本気で達成したい目的があれば、それだけで成功の可能性はグンと上がります。
そして、本気の人は、目標と目的を必ず紙に書き出してください。

ここで、目標と目的設定を間違えないよう、失敗例を挙げておきます。

よくあるのは、たとえば、お金を目的にする人がいます。
お金は目的ではありません。目的を実現するための手段です。
つまり、お金を目的としている人は、本当の目的が明確でないのです。
そのため、実現は難しいし、万が一、お金を手に入れても不幸な人生を送りがちです。

また、たとえば、目標が「年収1000万」で、目的が「家族をハワイに連れていきたい」という場合、年収1000万も要りません。目標と目的が不一致のため、達成確率が下がります。

更に、「年収1000万」のようなキリのよい数字や、「南の島でのんびり」という言葉は、自分の心からの目的でなく、他人やCMに影響され、人の夢をマネしてる可能性が高いです。他人の夢をマネても、実現可能性は低いです。

この目標、目的が、習慣化と成功を力強くサポートする助けになってくれます。
あなたの心の底からわき出た、欲望を素直に表現した目的と目標を立ててくださいね。

なお、ゴールだけでなく、現在地も知る必要があります。
そのため、公開テストは毎回受けて、自分の実力を客観的に把握しましょう。
また、日々の勉強時間の記録も残してください。
(なお、精緻な時間の記録は必要ありません)

勉強時間を確保する

勉強時間の確保は、そもそもの大前提ですが、これが非常に難しいです。
でも、目標・目的が明確であれば、必要な勉強時間を確保する強い意志が生まれます。

時間を確保する上でのポイントをいくつか挙げます。

・TVやスマホは極力見ず、ゲームアプリも即刻削除する勢いが必要です。

・習慣化の力を使うため、短い時間でも、必ず毎日勉強を行いましょう。
(想定外のことがあっても、たとえ1分でも)

・事前に学習計画を立て、計画通りの実践を目指します。
(そのときそのときで、アドリブで考えた計画では効果が低い)

・スキマ時間を徹底的に活用してください。
(通勤時の徒歩中や電車内で音声を聴くなど)

・人に邪魔されにくい朝の時間を効果的に使いましょう。

※詳しくは、朝の時間の活用についての当サイトの記事(「良い朝の習慣で一日充実!おすすめの習慣」)をご覧ください。

ポモドーロ・テクニック

先ほどの例では、500時間をTOEICに費やすことになります。
その500時間の質が高いか低いかが、結果に大きく影響します。

ポモドーロ・テクニックというのは、集中力を維持し、学習効果を高める有名なテクニックで、多くの人が実践し、効果を実感しています。

「ポモドーロ」とは、イタリア語でトマトのことですが、考案者がトマト型のキッチンタイマーを使ったため、こう呼ばれています。

これは、キッチンタイマーを使い、25分タスク(勉強)し、その後、約5分休憩するのを1セットとし、集中力を保つ方法です。
私の場合は、タスクを3回(3セット)したら、長め(15分)の休憩を取るようにします。

適切な休憩をはさまず勉強し続けるのは、時間の無駄遣いです。ご注意ください。

そして、非常に大事なポイントは、キッチンタイマーを2つ買うことです。
1コでは足りません。また、スマホのタイマーも絶対に避けてください。

1コのキッチンタイマーで、時間設定を25分と5分を交互にセットするのは思っている以上に集中力を削がれます。
更に、スマホのタイマーは論外です。
SNSの通知に気を取られて集中量を欠くマルチタスクになったり、気付くとメールを見たりと、むしろ勉強をさまたげるためのアイテムです。

キッチンタイマーは、100円ショップで、200円で2コ買えます。
わずか200円で、これだけ高い効果を上げられるグッズは、他にはありません。
ダマされたと思って、是非、2コ買ってください。
自信を持ってオススメします。

テストを何回も繰り返す

あなたは、エビングハウスの忘却曲線はご存じですか?

人は、何かを学んでも、

・20分後には42%忘れる
・1時間後には56%忘れる
・1日後には67%忘れる

と言われています。

逆に、記憶するためには、覚えているときに復習するのでなく、忘れたころに復習をするのが効果的という研究があります。

つまり、忘れて覚えることを繰り返す必要があります。
是非、ざっとでもよいので、1日に複数回の復習をしてください。
特に、寝る前や朝に復習するのがおススメです。

そして、記憶するためには、テスト形式で復習するのが効果的です。

五感をフル活用しながら勉強する

五感を使えば使うほど、記憶に残りやすくなります。
特に、「視覚・触覚・聴覚」を同時に使うことを意識してください。

たとえば、英語を聞いて、追いかけるように口から発音する「シャドーイング」。
英語を聞いて、その英語を書き取る「ディクテーション」。
これらは非常にオススメです。

歩きながら(軽い運動をしながら)の勉強が効果があるという研究もあるので、散歩をしながら「シャドーイング」をすると、更に効果が上がります。

同じ参考書を何度も繰り返す

沢山の参考書をつまみ食いするような取組み方は、成果が出にくいです。
1つの参考書に慣れて効率的に勉強できるようになった直後に次の本にいき、また慣れたら次の本にいき・・・となり、効率の低い学習を繰り返すことになりかねません。

そうではなく、同じ参考書を何度も復習し、完璧にしてください。

なお、既にしっかり覚えている問題を、何度も繰り返す必要はありません。
記憶に定着していない問題に絞り、何度も同じ参考書で勉強し、完璧にしてください。

TOEIC600点目指す人の勉強方法

これまでは、全員に共通する話をしましたが、続いて、TOEIC総合点ごとの勉強方法をお伝えします。
まずは、600点を目指す人向けの勉強方法です。

h4>中学校の内容を完璧にする

意外に思う人もいるかもしれません。
「さすがに中学校の内容はわかるよ」という人もいるかと思います。

ですが、中学校で学んだ内容を、「完璧に」「100%」覚えていますか?
と聞かれて、「はい」と自信を持って答えられますか?

これは、自身が満点を取り、指導経験も豊富な複数の講師がオススメする方法です。
何故なら、難しい文法や単語をイチから覚えるより、簡単な文法や単語を復習して覚える方が簡単だからです。
しかも、中学レベルの単語は、「TOEIC頻出単語」とは定義されませんが、実際にはTOEIC頻出単語より頻出します。

なので、簡単でよく出る英語を覚える方が効率がよいです。

簡単なので、短期間で一気に学べ、達成感も味わえます。
更に、英語の基本を体系的に学ぶことができるという点でもオススメです。

地味な復習に見えるかもしれません。
ですが、あなたの英語力が花開く上で、揺るぎない土台になってくれるでしょう。

単語を覚える

これは当然ですね。
600点を目指す人に限った話ではありませんが、まずは単語の暗記です。
TOEICへの出題率が高い単語を、上位の語句から覚えていきましょう。

そして、単語を暗記する際に非常に需要なのが、フレーズで覚えることです。
関連情報とセットで覚えられるので、単語だけで暗記するよりも記憶に残りやすくなります。

オススメの単語集は、後ほどご紹介します。

TOEIC700~800点目指す人の勉強方法

次に、700~800点を目指す人向けの勉強方法です。

Part3、4を勉強する

Part3、4は、リスニングの問題です。
何故、Part3、4を重点的に勉強するのでしょうか?

それは、以下の理由からです。

・リスニングの方が配点が高い。
・リスニングの中でも、Part3、4の配点が高い。
・リスニングを勉強すると、リーディングにも効果がある。
・リスニングのPart3、4を勉強すると、Part2にも効果がある。

要するに、波及効果があり、効率的に学習ができるからです。

Part5を勉強する

ただ、リスニングが得意でリーディングに難がある人や、一気に800点を目指したい人は、リーディングのPart5も重点的に勉強しましょう。

Part5は、比較的スコアが伸びやすく、勉強もしやすいです。
ここが短時間で解けるようになると、難易度の高いPart7に時間が充てられ、Part7の得点も上がります。

更に単語を覚える

これも当然ですね。
地道に暗記を続けましょう。

オススメの参考書

さて、次は、オススメの参考書をお伝えします。
効果的な勉強方法の箇所でもお伝えした通り、数は絞って厳選したものをお伝えします。

(参考書名をクリックするとamazonのサイトにリンクします)

中学レベルの参考書

まずは、600点を目指す人向けの参考書です。
中学校の内容の復習用です。

「英文法パターンドリル 中学1年」

「英文法パターンドリル 中学2年」

「英文法パターンドリル 中学3年」

「英検3級 文で覚える単熟語」

単語集

まずは、どのレベルの人も、この単語集を完璧にしてください。

本の中では、目指すレベル別に覚える単語を分類していますが、目指すレベルにかかわらず、この1冊にある単語はすべて覚えることをオススメします。

「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 」

TOEIC®L&Rテスト 目標スコア奪取シリーズ

目指す得点に合わせて、受講者にとって本当に必要なことを書いている良質な参考書です。
初心者向けの本では、テストにおけるテクニックをきめ細かく解説してくれたり、中級者向けには、どの問題を解き、どの問題を捨てるかなども解説してくれています。
あなたが目指す得点に応じて使う本を選んでください。

「TOEIC L&Rテスト 470点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 1) 」

「TOEIC L&Rテスト 600点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 2)」

「TOEIC L&Rテスト 730点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 3)」

「TOEIC L&Rテスト 860点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 4)」

公式問題集

600点を目指す人は不要ですが、700~800点を目指す人は、Part3、4、5を強化するため、公式問題集も使いましょう。
2020年10月時点での最新版です。

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 6」

☆まとめ(要約)

この記事では、TOEICで600~800点を取るために、そもそも申込みをして受験する流れの説明からはじめ、効果的な勉強方法、オススメの参考書をご説明しました。

特に、勉強方法については、TOEICそれ自体の勉強方法に留まらず、記憶や集中力の仕組みを理解した上で、長期戦を戦い抜くための取組み方法にまで踏み込んでいます。
結果、TOEICにばかり目を向けている人が見落としがちだが、目指すゴールに一直線で突き進むために必要な情報を過不足なく網羅した内容となっております。

高得点を取るのは当然、その先にある、あなたが心から成し遂げたい目的、もしくは昇格・海外赴任・収入アップに向けて、力強い一歩を踏み出しましょう!