好きなことがわからない人が陥りがちな思考と見つけ方

好きなことがわからない人が陥りがちな思考と見つけ方 やりたいことの見つけ方
好きなことがわからない、見つからないと悩む人に向け、好きなことがわからない人が陥りがちな思考と、好きなことを見つけるために持つべき思考をご紹介します。
「探しているのに好きなことが見つからない。」

「仕事も娯楽も多様化し、世の中はたくさんのことで溢れているのに、自分の好きなことがわからない。」

選択肢が多い時代だからこそ、このようなことは多くの人の悩みになりました。

しかし、好きなことがわからない原因は、あなたの考え方にあるかもしれません。

今回は、思考を変えて好きなことを見つける方法に加えて、あなたが気づかなかった好きなことが見つからない原因、好きなことの見つけ方を実践する前の準備をお伝えします。

あなたの心次第で、きっと好きなことは見つかりますよ!

好きなことが見つからない原因は【強い思い込み】

好きなことが見つからない原因は『強い思い込み』

好きなことがわからないのは、好きになるようなことが見つからないのではなく、実は「あなたの思い込みが原因」と聞いたら驚きますよね。

探しても見つからないという外側の問題ではなく、「好きなことを見つけづらい」思考に捉われてしまっているという内側の問題です。

では、「思い込み」とはいったいどんなものなのでしょうか。

5つの思い込みをご紹介しますので、ゆっくりあなたの原因と向き合っていきましょう。

①自分にはできない

自分にはできない

何かを見つけても、

・「才能がないからムリだ」
・「お金がないからできない」
・「時間がないからやれない」

と理由をつけて、自分はできないと思い込んでいる。

できないと思い込むと、挑戦してみようと思わないので、好きなこともなかなか見つかりません。

②好きの度合いを気にしている

周りにいる人が好きなことに熱狂的になりすぎて、自分の「好きな度合い」が低く感じられ、「自分の”好き”は、”好き”に入らないのかもしれない」と思うことはありませんか?

例えば、あなたは釣りが好きなので、釣り好きが集まるサークルに参加したとします。

あなたは、釣り好きの仲間と楽しみながら釣りができればいいと思っていたのに、周りは皆、釣りのために多大な労力と時間を使って熱狂的になっていたら、あなたは「自分は彼らに比べてそこまで釣りが好きなわけじゃないんだ」と思ってしまいますよね。

「少し興味があるぐらいだと好きなこととは言えない」
「熱狂的になるほど好きになれないものは、自分の好きなものではない」

と思い込み、諦めてしまう。

これでは、せっかく見つけた自分の好きなことも、好きなのかどうでもいいものなのかわからなくなってしまいます。

他人の「好きの度合い」に振り回されると、自分の「好き」という感覚に鈍くなってしまうのです。

③周りの目線を気にしている

周りの目線を気にしすぎている

周りの評価を気にしすぎていると、

「〇〇が好きっていう人はかっこいい」
「△△が好きな人はちょっとださいな」

など、人に言って恥ずかしくない、または立派だと思われるようなことでなければいけない、と思い込んでしまいます。

すると、自分の好きなことを「他人の軸」で選ぶことになり、自ら「好きなこと」の選択肢を狭めてしまいます。

結果的に、自分が本当に好きだと思えることに出会いづらくなるのです。

④好きなこと=仕事や趣味であるべきだと思っている

「好きなことは、趣味や仕事として言えるものの中から選ぶべきだ」

と、「趣味」「仕事」といった枠に限定して考えているなら、要注意。

例えば、「ゴルフ、ギター、ゲーム…どれもハマらなかった!もう自分には好きなことが見つからない!」となってしまいます。

しかし、本当は「ゆっくりすること」でも「人と話すこと」でも、どんな些細なことだって立派な好きなことです。

その延長に、「素敵なカフェ巡り」や「接客業」など、好きな趣味や仕事が見つかるもの。

もちろん、反対に接客の仕事をしたことで「自分は人と話すことが好きなんだ」と気づく場合もあります。

いずれにせよ、自分の好きなことを正しく認識していれば、「たくさん人と話せて、友達も増えそうな習い事を始めてみる」など、枝葉のように行動が増えていきます。

結果、新たな好きなことにも出会えるようになるのです。

⑤長く熱中できるものでなければならないと思っている

長く熱中できるものでなくてはならないと思っている
「これは自分の趣味でしていることではないし」
「これは好きだけど、この先何年も興味があるかと言われれば、正直わからないな」

などと、好きなことは仕事や自分の趣味として、長い間熱中できるものでなければいけないと思い込み、選択肢を自ら狭めている。

すると、選択の幅が狭くなり、自分にしっくりとくることがなかなか見つからないのです。

好きなことを見つける準備!まずは自己暗示を解こう

今まで、好きなことを見つけるために、いきなり見つけようとしていませんでしたか?

まずは自己暗示を解き、好きなことを見つける準備をする。

準備体操、自前ミーティングなど、物事をスムーズに進めるためには準備が必要です。

自分の悪い思い込みをなくすことから始めてみましょう。

①できないを気にしなくて良い

できないを気にしなくて良い

「できない」という感情が、好きを見つけることを邪魔してしまう。

まずは、好きなことを見つけるために、「できない」という考えを取り除きましょう。

とりあえず、やり始めればなんとかなるもの。

だから、まとまった時間がなくてもいいのです。

お金がなかったら、やりたいことを目標に少しずつ貯金することもできます。

また、才能がなくても気にしないという気持ちが大事です。

できないと言う前に、とにかく挑戦することが大切なのです。

まずは自分自身を自由にしてあげてみましょう。

そして「できない」コンプレックスは、もう気にしなくていいのだと自分自身に言い聞かせてみましょう。

②好きの度合いを人と比べなくていい

人の価値観や好きの度合いは様々。

人それぞれで違うので、好きの度合いを周りと比べなくて良いのです。

毎日離れられないほどお互いが好きでたまらないアツアツの夫婦もいれば、愛情表現はさほどなくても仲の良い夫婦もいます。

両者とも好きの度合いは違っても、しっかりと夫婦として成り立っています。

ですので、好きの度合いは好きなことを探す上では関係ないのです。

少しでも興味があればそれでいいのだ、と自分に自信を持ってみましょう。

③他人の期待には応えようとしなくていい

他人の期待には答えようとしなくていい

あなたが思うほど、周りは他人がどんなことをしているのか気にしていません。

他人の期待に応えるために好きなことをしても、それは本当にあなたの好きなことだとは言えませんよね。

だったら、もっと自分の感情に素直になって何が好きなのかを見直してみてください。

まずは、周りの人や他人の目を気にすることをやめてみましょう。他人のことが気にならなくなれば、あなたは自由になれるのです。

そうすると、自然にあなたの視野が広がっていきます。

④当てはめようとしなくていい

好きなことは、今自分がしていることや仕事などに当てはめて探さなくてもいいのです。

仕事や趣味とは全くかけ離れたところに、あなたの好きなことが見つかる可能性があるからです。

まずは、「今いる小さな範囲から抜け出したら、もっとたくさんやりたいと思えることに出会える」と信じ、自分で探しに行く姿勢をもちましょう。

好きなことの見つけ方!「かもしれない」思考

好きなことの見つけ方

「自分はこうなのかもしれない」と気づくことにより、自分の弱点を認め、その弱点に見合った方法で好きなことを見い出す。

このように、好きなことを見つける方法として、好きなことがわからない人が持つべき「かもしれない思考」をご紹介します。

あなた自身が気づかなかったことに気がつくかもしれませんし、実は心のどこかですでに知っていたことかもしれません。

あなた自身を知りながら、好きなことを見つけてみましょう。

①自分は好きなことに気づいていないだけかもしれない

自分は好きなことに気づいていないだけかもしれない

あなたの中に本当は好きなものがあるのに、それが自分の好きなことだと気がついていないのかもしれません。

学生の頃に打ち込んでいたこと、以前やってみて楽しかったこと。

毎日がずっと同じ日々で、または忙しすぎて、過去のあなたが経験し、好きになったことを心の中に隠したまま忘れてしまっているのかもしれません。

好きなことに気づいていない自分に気づかせるために、過去の自分を振り返ってみましょう。

子供の頃でも、数年前の自分でも構いません。

振り返った先に、あなたの気がつかなかったやりたいことがきっと見つかるはずです。

自分は好きなことに気づいていないだけかもしれない。

そんなあなたは、心を落ち着かせて過去の自分を振り返り、好きなものを探してみてください。

②好奇心やワクワクした気持ちに鈍感になってしまっただけかもしれない

好奇心やワクワクしたことに鈍感になってしまっただけかもしれない

新しいことや楽しいことに挑戦するとき、好奇心やワクワクした気持ちで飛び込んだことが今までの人生に一度はあるでしょう。

好奇心に満ち溢れていたときは、あなたにも好きなものがあったはずです。

昔いろんなものにワクワクしていた頃を「懐かしいな」と思うのであれば、あなたはそういった気持ちに鈍感になってしまったのかもしれません。

そこで、まずワクワクを感じる「感度」を上げるようにしましょう。

好奇心を抱いて何にでも飛び込んでいた時期を思い出してください。

その時期にあなたは何をしていましたか?

どんな友人と一緒にいたか、どんな音楽を聞いていたか、どんな本を読んでいたか、できるだけ全てを思い出してみます。

そして、その時期に聞いた曲を聞いてみたり、友人とした些細なことを少しだけやってみます。

そうすることによって、ワクワクしていた気持ちがよみがえり、あなたの感度が上がってくるのです。

好奇心やワクワクした気持ちに鈍感になってしまっただけかもしれないあなたは、期待と好奇心に満ち溢れていた時期を思い出して、ワクワクした気持ちを取り戻しましょう。

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③好きなことにまだ出会ってないだけかもしれない

好きなことにまだ出会っていないだけかもしれない

世の中は、たくさんの物事で溢れています。

あなたが知っていることは、ほんの一握りのことでしょう。

あなたは、好きなことにまだ出会ってないだけかもしれないのです。

知らないことや新しいことに飛び込むのは勇気がいりますよね。

でも、思い切って色んな事に挑戦してみてください。

経験を増やすことで、選択枠が広くなるのです。

合わなかったらすぐに止めてもOK。やってみないことには、何も始まりません。

これからどんなことが好きになるか考えただけで待ちきれない気持ちになりますよね!

最後に:思い込みで幸せになる

最後に:思い込みで幸せになる

願いをかけた七夕の短冊、サンタクロースに書いた手紙、紙に書いて壁に張った理想の自分。

手に入るという思い込み作業は、小さな子供の頃からあなたもしてきたことでしょう。

思い込み作業は「これが欲しいなあ」と書くよりも、「これを手に入れる」と書いたほうが現実になりやすいのです。

思い込みというのは、とても強い効果を示すもので、あなた自身を左右し良くも悪くもしてしまいます。

ですから、あなたが「好きなものが見つからない」と思えば見つかりませんし、「好きなものは見つかる」と思えば見つかるのです。

好きなことがあると毎日が充実します。

たとえ仕事やプライベートで嫌なことがあったとしても、好きなことをすると嫌なことも忘れますし、気分転換になり、上手くいかなかったことが上手くいくようになることもあります。

これも「思い込み」が作用しているのです。

好きなことをして楽しい、気分が良くなったと思い込むので、他のことも上手くいくのです。

楽しく生きるためにたくさんのお金も時間もいりません。

「思い込む」だけでいいのです。

あなたがポジティブになるような思い込みをして、たくさんのことに挑戦してみてください。

そうしているうちに、あなたがこれだと思った好きなことが必ず見つかります。