なかなか心を開けない人へ。自分から心を開く方法4つ

なかなか心を開けない人へ。自分から心を開く方法4つ 前向きな人生にする方法
なかなか心が開けない人の心理状態はどうなっているのか、また心を開きにくい人が、自分から心を開くには具体的にどうすれば良いかをご紹介します。

簡単に心を開ける人もいれば、色々な原因で心を開きにくい人、そもそも心を開くとはどういうことかわからないと感じる人もいるでしょう。

人にはそれぞれ心地良いコミュニケーションの取り方があるので、必ずしも心を開くことが大切なわけではありません。

ですが、心を開けないことに孤独を感じたり、本当は自分を解放したいのに、その方法がわからないという人もいますよね。

心を開くことによって、自分をより表現できるようになり、人生をもっと楽しめるようになります。

そもそも心を開くとは?

そもそも心を開くとは?

心を開くとは、『本心を明らかにする』『心の奥底を打ち明ける』という意味を持ちます。

つまり、恥ずかしいことや言いにくいことも、素直に伝えられたり、表現できたりすること。

どれだけ仲が良い人でも、なかなか本心が言えなかったり気を遣いすぎてしまうのは、どこかで心を開けていないからかもしれません。

心を開いている状態とは、とにかく『ありのまま』でいられること。

「ありのままの自分をさらけ出してもいい」という、相手に対する安心感を持った状態です。

もちろん、誰にでも心を開ける人はなかなかいませんよね。

心からの信頼がある人だからこそ、気兼ねなくそのままの自分でいられるはずです。

「この人には悩みを打ち明けたい!」と思ったり、どんなことも受け止めてくれると思える信頼があることが「心を開いている状態」だと言えるでしょう。

なぜ自分は人に心を開けないのか?原因と心理傾向

なぜ自分は人に心を開けないのか?その原因と心理傾向

心を開けないのは、

・相手を信用できないから。
・自分のことを話すのが苦手だから。

など、様々な理由があるかと思いますが、曖昧で自分でもはっきりとした原因や心理はわかっていないかもしれません。

なぜ心を開けないのか、考えられる原因についてご紹介します。

①自分に自信がない

自分に自信がない

自分に自信がなかったり、自分を好きになれない人は、人に心を開くことが得意ではありません。

また、自分自身が自分を好きではない場合も人に心を開くことを恐れるでしょう。

・「否定されないかな」
・「こんなことを言っても嫌われないかな」

と、周りの反応や評価ばかり気にしてしまうので、ありのままの自分を出して嫌われないか心配なのです。

自分に自信があったり、自分を好きだと思える人は、周りの評価で自分の軸がブレたりしません。

なので、たとえ受け入れられなくても気にならないので、ありのままの自分を出すことにためらいがないでしょう。

②過去のトラウマ

ありのままの自分を出したことで、人に否定された過去や嫌われた過去があったりすると、「また同じようなことになってしまうのではないか」と考え、なかなか心を開けなくなってしまいます。

また、信頼していた人に裏切られたり、傷つけられたことが原因で心に大きな傷を受けた場合、「また裏切られるのではないか」と他人を信用できなくなってしまうこともあるでしょう。

過去に起きた嫌な思い出がトラウマになっていて、心を開くことが難しいということもよくあることです。

③気を遣いすぎる

気を遣いすぎる

相手に気を遣うのは、親しい仲であっても必要不可欠な礼儀です。

しかし、気を遣い過ぎて良い自分を演じたり、嫌われまいと本心を隠して嘘の自分で人と接してしまったりと、必要以上に気を遣いすぎることは、心が開けない原因に。

また、気を遣われ過ぎることで、相手も壁を感じてしまい、余計に心を開いた関係になりにくいという、相手のことを想っているはずが、本末転倒な結果になってしまうことも考えられます。

④人と付き合うことが苦手

そもそも、なかなか人に心を開けない人は、人付き合いが得意ではありません。

人と深く関わりたくない、自分のことを知られたくないと警戒している人もいます。

原因は、自分に自信がなかったり大きい悩みを抱えていたり、面倒なことが苦手なので、人と関わるよりも一人でいる方が好きな人かもしれません。

また、人と付き合うことのメリットが理解できず、付き合わないことにメリットを感じているのでしょう。

自分から心を開く実践法

自分から心を開く実践方法

人を変えることはできませんし、コントロールすることもできません。

心を開いて関係を気づきたいのであれば、まずは自分から行動を起こすことが大切。

行動を起こすといっても、何も大きいことをしなければならないわけではありません。

ほんの些細なことからでいいので、自分からやってみることが大切です。

自分から心を開く、簡単な方法についてご紹介します。

①原因を自覚する

原因を自覚する

先に、心が開けない原因と心理傾向について書きましたが、自分に当てはまるものはありましたか?

心が開けない原因は人それぞれ。

まずは、自分が心を開けない原因を知ることが必要になってきます。

原因がわかれば、あとは解決に向けて行動をすることができるので、まずは自分の心をしっかり感じてみましょう!

人の思考は、過去の経験や記憶から作られています。
そして思い込みの部分がとても多いのです。

例えば、人生でたった一回裏切られたことが大きなトラウマになって、『心を開くと裏切られる』と勝手に思い込んでいるのかもしれません。

しかし、たった一回で決めつけてしまうのは、もったいないこと。

過去の経験から原因に気付き、問題を解決していきましょう!

②人と接するときは笑顔を心がける

人と接するときは笑顔を心がける

心を開くには、相手と親しくなる必要があります。

相手とコミュニケーションをとるためにも、笑顔で接することは必要不可欠。

笑顔が見られると相手も安心しますし、威圧感を感じないのでお互い打ち解けやすくなります。

まずは、コミュニケーションをとって、親しくなることが心を開く第一歩だと言えるでしょう。

③自分から人を信用してみる

自分から人を信用してみる

人に信用されたいのなら、まずは自分から相手を信用することが大切です。

裏切られたり傷ついた経験がある人にとっては、いきなり相手を信用することは難しいかもしれません。

しかし、信用されていないと感じる相手を誰も信用しようとはしません。

ここは1つ勇気を出して、信用してみてください。

ここで大切なのは、裏切られることも受け入れることです。

「裏切られてもいい!」と思える相手を信用し、心を開くようにしましょう。

誰にでも心を開く必要はありません。

「自分がこの人なら」と思える相手には、裏切られる覚悟も持ったまま飛び込んでみることも時には大切です。

誰も信用できないのは、悲しいこと。
たとえ裏切られたとしても、人を信じることは素晴らしいことですから。

④共通点を探す

共通点を探す

何か共通点があると親近感が湧きますよね。

会話の中で、些細なことでも構わないので共通点を探したり共感できることを見つけましょう!

共通点があることで、自分自身も話しやすくなり、仲良くなれるスピードも速まります。

話が盛り上がることで、少しずつ絆は深まり心を開きやすくなるでしょう。

最後に

最後に

心を開くには、相手からの行動を待っていても何も変わりません。

自分から心を開くことが何より大切。

そして、「心を開かなければ!」と、思い過ぎたり決めつけすぎる必要もありません。

自分からできることを意識することは大切ですが、本当に心を開きたいと思える相手なら自然と行動もそうなるもの。

自分が違和感を感じてまで心を開く必要はありません。

人との付き合いや関係も、自分が心地良くいられることが何より大切ですから。

しかし、心を開くことによって自分自身の成長に繋がることもあります。

ありのままの自分を見せられることで、自分の素晴らしい才能に気づきやすかったり、自分をさらけ出すことで自己肯定が高まることも考えられます。

そして自分一人ではできないような、感動や喜びを共有できるかもしれません。

人は一人では生きていけません。

心を開き、自分も生きやすく、そして人と素晴らしい関係が築けたら、きっと人生はもっと面白くなるでしょう。