悲しいことや辛いことがあったとき、前を向いて生きるのはなかなか難しいことですよね。
しかし、「できれば、もう一度前を向いて乗り越えたい!」と願うのであれば、再び前を向き、「良いサイクル」を作ることが効果的。
何度立ち止まっていても大丈夫。
そしてここからは、少し気軽に人生を進める準備をしましょう!
目次
苦しいときこそ前向きな生き方が必要な理由
「何か立て続けに嫌なことが起こる…」
などと絶望し、人生が一旦立ち止まる。
「泣きっ面に蜂」や「傷口に塩を塗る」といった言葉があるように、不運や不幸が重なる経験は、誰しも1度は味わったことがあるのではないでしょうか。
そういうときは、「どうして自分だけこんな思いをしなきゃいけないんだ」と視野が狭くなってしまいがち。
すると、負のスパイラルからどんどん抜け出せなくなってしまいます。
これには法則があり、後ろ向きな考え方が、後ろ向きな出来事を引き寄せているのです。
仕事で例えると、失敗してかなり落ち込んでいる人に、次の仕事を頼もうとはならないですよね。
そうすると、復活するチャンスを知らず知らずのうちに逃してしまっていることになります。
逆に、失敗しても前向きに「次は頑張ろう!」と意気込んでいたら、「次は成功するかもしれない」と思われ、また仕事を任されやすくなります。
次も失敗するかもしれませんが、成功できるチャンスを手にすることができるです。
「なんとなく前向きの方がいい…」と思っていたあなたも、これを聞くと、人生を充実させるには前向きな生き方をしていくことが大切だということがわかっていただけたでしょうか?
前向きな生き方をすることで、プラスの連鎖をつくり、もう一度人生を進め直しましょう!
負の連続を生む「避けるべき思考」
負の連鎖を生みやすい、避けるべき思考は「ネガティブな捉え方」にひもづきます。
ここでは、落ち込んだときこそ注意すべき3つの思考を具体的にご紹介します。
①常に「ない」にフォーカスすること
常に自分にないものや、足りないものばかりに目を向けることが癖になっていないでしょうか?
時間がない。
私には才能がない。
このように、ないものにばかり意識が向いている状態です。
「ない」にフォーカスしていると、「ある」ことに気づくこともできず、いつも欠乏感でいっぱいになってしまいます。
そのような状態で前向きな考えを持つのは難しいですよね。
対策は簡単です。今すぐ「ある」ものにフォーカスしましょう!
自分には、実は「ある」ものの方がたくさんあることに気づくのではないでしょうか。
毎日コツコツ続ける力はある。
「ある」ものに感謝できる人生の方が何倍も幸せですよね。
どうせなら「ある」ものを見つける名人になりましょう!
②人と比較し、自分を責めること
後ろ向きな人は、他人と比較する癖があります。
人と比べてしまうのは、自己否定が当たり前になっているからです。常に周りの目を気にしてしまうことも同じです。
誰しも少なからず人と比較してしまうのは仕方ないですが、そのせいで劣等感を感じたりしてしまうなら、今すぐやめるべきです。
人と比べて妬んでいる時間は、相手に自分の時間を奪われているのと同じです。
「自分の人生の主役は自分だ!」ということを思い出して、自分を認めてあげることから始めましょう。
また、自分を責めないことも大切です。どんな自分も許して受け入れていきましょう。
③失敗を恐れて、動けずにいる
何かを始める前から、先の心配をしたり失敗を恐れて動けない…なんてことはありませんか?
失敗ばかり恐れていては、なかなか行動に繋がりません。
そして、動かないということは成功もしないということです。
新しいことに挑戦するとき、怖さを感じるのは当然です。
でも、実は、動いてみることより動かずに立ち止まることの方が、不安になったりネガティブな思考になりやすいのです。
失敗するかもしれないというリスクは避けられないかもしれませんが、すべては捉え方次第。
失敗も大切な経験。無駄なことなんてありません。
今後に活かせばいいのですから、さっと行動してさっと失敗することの方が何倍も効率的なのです。
ここまで、後ろ向きな行動として3点あげてみましたがいかがでしたか?当てはまるものはありましたか?
後ろ向きな思考になりやすいのも、実は今まで積み重ねてきた思考の癖です。
気づいたときには、意識して自分の考え方を見つめ直してみることで行動が変わり、前向きな生き方ができるようになります。
自分の思考パターンを客観的にみてみましょう。
気軽に取り組もう!「前を向く方法」4つ
苦しいとき、無理にポジティブになりすぎる必要は決してありません。
しかし、行動や環境を変え、形から入ることで「前向きな自分」を作り出すことは、とても効果的です。
「とりあえず試してみる」
そんな気軽な気持ちで取り組んでほしい、前を向く方法を4つご紹介します。
①身を置く環境を変えてみる
人は環境に大きく影響を受けています。今の環境が、あなたの人生を作っています。
あなたがもし、自分が後ろ向きだと思うのであれば、今あなたの周りの人たちは後ろ向きな考えの人が多いのかもしれません。
同じ環境に居続けることは、安心できますし、楽ですが、視野が狭まってしまいます。
後ろ向きな人たちと前向きな人たちでは、発する言葉が違います。
前向きな人たちと付き合うようになれば、自然と自分も前向きになれるもの。
環境を変えることは勇気がいるかもしれませんが、自分を変えるには1番効果的な方法です。
いきなり職場を変える、などはハードルが高いですが、新しい習い事に挑戦してみたり学びの場に足を運んでみるのも1つの方法です。
また、後ろ向きな考え方の友人とは距離を置くようにしてみましょう。
②自分の心と対話する
あなたは自分が不満に思っていること、後ろ向きな考えを持っている理由をきちんと説明できますか?
なんとなく後ろ向きな思考になっていませんか?
人は自分のことはよくわかっているようで、実はわかっていないものです。
自分の本当の望みや、不安、取り除きたいものがわからなければ、前向きな考え方をすることは難しいでしょう。
無理矢理前向きに考えても、またどこかで欠乏感が生まれてきます。
自分の心の声を聞いてあげることで、何に悩んでいるのかが明確になります。
明確になれば、どうしてあげれば自分が満たされるのかがわかりますし、自然と前向きな考えになれるのです。
できているようで、できていないのが、自分自身との対話です。
自分と親友になったつもりで、その都度自分の心の声を聞いてあげるようにしましょう。
おすすめの方法は、自分の中にキャラクターを住ませる方法です。
例えば、木村さんであれば、自分のなかに「キムさん」を作り出します。
自分が嬉しかったとき・つらかったときには、「キムさん」に話してみると、なんで嬉しいのか、つらいのかが、とても明確にわかります。
自分自身と対話するという感覚がわからない方は、ぜひ試してみてくださいね。
③運動をする
定期的に運動はしていますか?
運動には
・脳を活性化させる
・気持ちが前向きになる
・ストレスや不安を軽減させてくれる
などといった嬉しい効果があります。
モヤモヤしたり悩みがあるときは30分でもいいので、ウォーキングをしてみましょう。
人は同時に2つのことを考えることはできないので、ウォーキングしている間は不安を感じている暇はありません。
そんなときこそ、ふと良い解決策が浮かんだりひらめきが起こりやすくなります。
運動は、「運を動かす」とも言われます。
前向きな思考になるために、とても効果的な方法なのです。
④明るい未来や夢を想像する
後ろ向きな考え方の人の多くは、起こるかどうかもわからない先の心配をしたり不安を感じやすいです。
逆に、前向きな人たちは、常に明るい未来を想像しています。
夢や目標があると、毎日楽しくなりませんか?
「楽しくてこれができるだけでワクワクする!」といった夢や趣味を見つけましょう。
夢というと大袈裟に感じるかもしれませんが、なんでもいいのです。
『来年は海外旅行をする』といった、小さいことから挑戦してみてください。
自分の人生を楽しくしてくれる何かがあれば、どんなときも前向きに乗り越えることができます。
自分の夢や好きなものの画像や写真を集めて、ドリームボードを作ってみるのもおすすめです!
最後に
前向きな人、後ろ向きな人について書いてきましたが、1つ言えるのは「悩みのない人なんていない」ということ。
同じ出来事でも人によって捉え方が違うように、なんでも前向きに考える人と後ろ向きに考えてしまう人がいるだけなのです。
知らず知らずのうちに思考の癖になっているのです。
まずはそのことに気づき、自分を客観視してみてください。
人生の目的も充実させる方法も人によって様々ですが、前を向く生き方は、どのような生き方をするのであっても基本で、とても大切なことです。
自分の人生を充実させることができるのは自分だけ。
前を向いて生きても後ろ向きに生きても同じ時間であるなら、前を向いて生きないともったいないですよね!
少し意識と行動を変えるだけで、思考は大きく変わります。
ただなんとなく、後ろ向きな生き方を続けるのはやめて、今すぐできることから始めてみてくださいね。
せっかくの人生です。前を向いて充実させていきましょう!