SNSがこれだけ発達し、他人の生活や考えを簡単に知ることができる時代。
他人のことが気になったり、比べたりして悩む人も増えたように感じます。
そんな中でも、全く人に興味がないという人もいます。
一般的に、コミュニケーションが大切だとか、人との関わりを大切にと言われるので、人にあまり興味を示さない人は、冷たくとられたり変わっていると思われることもあるかもしれませんが、人と比べることなく自分の人生を生きられるので、大きな強みにもなります。
しかし、程々に興味を持つことも自分自身を成長させるためには大切なこと。
人に興味がない人の特徴や心理はどうなっているのか?
また、興味がないことを活かし、上手に生きるためにはどうすれば良いかをご紹介します。
人に興味がない人の特徴・心理
人との集まりにあまり参加しなかったり、会話に参加せずに自分のことをしていたり…
「この人は人に興味がないのかな?」と感じる人に出会ったことがあるかと思います。
人に興味がない人に共通する特徴や心理をご紹介します。
1人が好き
1人の時間が好きで、1人で行動することが苦でない人です。
集団での行動は得意ではありません。
人の意見を聞いたりとり入れるよりも、自分で考えて自分で動く方が楽なのです。
集団行動をしたり誰かと動く際は、相手の意見を聞いたり考えを読み取ろうとしたり、相手の言葉に耳を傾け興味を持つ必要があります。
人に興味が持てない人は、1人で行動することが得意で、集団行動は苦手な人が多いのです。
没頭している趣味や夢がある
人に興味がない人は、自分のことに忙しいと言えるでしょう。
何か没頭している趣味や夢がある人も多いです。
同じ時間を使うのなら、自分の好きなことに使いたいと思っているので、人のことに時間を使う余裕がありません。
自分のやりたいことや興味があることに夢中になりすぎて、人に興味を持つ暇がないとも言えます。
自分のことで忙しく、余裕がない
もしくは、自分のことでいっぱいいっぱいだという人もいます。
日々時間に追われたり余裕がなく、人のことを考える時間がないという意味で、自分のことしか見えていない人も、人に興味が持てない傾向にあります。
SNSを見ない
人に興味がある人は、SNSを積極的に使い、人とコミュニケーションをとったり情報を得ているかと思います。
しかし、人に興味がない人は、「人の生活を見たって意味がない…」と思っているので、これだけSNSが普及しても特にSNSを見ることもないでしょう。
もしくは、見ていても自分が興味のある一部だけしか見ない場合がほとんどです。
人に興味がない人の良いところ
人に興味がない人の特徴についてご紹介しましたが、もちろん興味がある人が良いわけでも、ない人が悪いわけでもありません。
物事には必ず裏表があるように、良いところと悪いところが存在します。
人に興味がない人の良いところについてまとめていきます。
自分の軸がある
人に興味がない人は、自分の軸があり、しっかりとした考えを持っている人が多いです。
人に興味があると、どうしても色々な考えや情報が入ってくるので流されやすかったり自分の考えが持てなくなりがち。
自分の考え、軸がしっかりあるので、周りに流されず自分の人生を生きられるという良い点があります。
人間関係で悩まない
人に興味がない人は、良い意味で自己中心的なところがあります。
人にどう思われようと、何を言われようと気にしません。
そして、自分自身も人に興味がないので、相手のことを考えたり、また相手がどう考えているのだろうか、と考えたり悩むこともありません。
良い意味で自分のことしか考えないので、人間関係で悩んだり巻き込まれたりすることには無縁です。
人と比較しない
いつも人と比較してしまって、自分に自信がなくなったり羨ましくて仕方なかったり…SNSの発達で、人との比較に苦しめられる人は実は多いのではないでしょうか?
生きていると、人との比較はつきもの。
プラスな方向に捉えられたら良いですが、常に人と比べ負け組、勝ち組だとジャッジして生きていくのはとても生きにくいものですよね。
その点、人に興味がない人は人と比較することはしません。
無駄に自信をなくしたり、羨んだりすることがないのも良い点だと言えるでしょう。
人に興味を持つことのメリット
では反対に、人に興味を持つことによってどんなメリットがあるかをご紹介していきます。
自分自身の成長につながる
人はどうしても、自分の癖があります。
考え方の癖、選択の癖…など、この癖は自分にとっては当たり前のことなので、自分で気づくことは難しいかもしれません。
ですので、自分の世界だけで生きていると、どうしても同じことの繰り返しになりやすいのです。
自分自身にとり入れるかは別として、人の意見や考え方、価値観を知ることで自分自身の成長につながる学びとなります。
視野が広がる
人に興味を持つことは、自分の成長につながると述べましたが、視野が広がることも成長につながる理由の一つです。
今まで知らなかった、興味がなかったことに目を向けることで、もっと楽しいことを見つけられるかもしれませんし、没頭できる何かを見つけられるかもしれません。
視野を広げるには、本を読んだり海外旅行に行ったり…という方法もありますが、人に興味を持つこともとても効果のある方法です。
仕事がうまくいきやすい
仕事にも様々な種類がありますが、多くの場合、人に何かを与えることが仕事です。
人に興味がなければ、相手が何を考えているか、何を望んでいるかを考える能力は低くなると言えるでしょう。
だとしたら、人に与えることは難しくなります。
相手が何を望んでいるのかがわかれば、コミュニケーションもとりやすいですし、相手が喜ぶことを感じとることができるので、仕事だけでなく人間関係もスムーズにいきますよね。
相手に与える印象は良い方が何事も得なのではないでしょうか。
良い関係が築ける
そもそも、「人間関係は面倒だから、関係を築くことは大切ではない」と思っている人もいるかもしれませんが、人と人との関わりは大きなものを得ることができます。
愛や感謝を感じたり、苦しいときも助けてくれるのは人の暖かさです。
「人に興味がない」を活かして上手に生きるコツ2つ
もちろん、興味がない人に興味を持つように言っても難しいですし、その必要もありません。
ここからは、興味がないことを活かして上手に生きるコツを2つご紹介します。
自分自身を活かせる環境に身を置く
人に興味がない人の強みは、人と比べないところ。
人と比べて辛くなる人や自信がなくなる人も多くいます。
仕事も趣味も、その強みを活かせるところであれば、自分自身の良さを発揮し、素晴らしい結果を残せることでしょう。
程よく情報は入れるようにする
人と比べない、自分を貫くことができるという点では、人に興味がない人の強みですが、自分の世界でいると情報が少ない、視野が狭くなるという可能性があります。
そうなると、どうしても今以上に成長することは難しくなってしまいます。
無理に人に興味を持つ必要はありませんが、ある程度周りの情報を取り入れ、その上で自分軸でいることを選択すれば上手に生きていくことができます。
最後に
人に興味を持つこと、持たないことの両方のメリットやデメリットをお話ししましたが、いかがでしょうか?
生まれ持ったものや、生きてきた環境で創られた自分の性格なので、興味を持つように言われてもなかなか難しいですよね。
そして、興味を持つことが必ずしも良いことだ、というわけではありません。
1番オススメなのは、『程よく』です。
どちらかというと、興味を持ちすぎて苦しんだり自信がなくなったりする人が多い現代。
興味がないことは、今の時代、周りに振り回されずに自分の力を発揮するのに良いことかもしれません。
しかし、周りに興味を持つことで成長することも多くあります。
無理に興味を持つ必要はありませんが、少しだけ周りを見てみてください。
どちらの性格の人も、『程よく』が上手に生きるコツです。
自分の性格を把握し、人への興味は程よく。
その上で自分の人生を生きられると良いですね!