やりたいことは「わからない」のではなく「気づいていない」だけ

やりたいことは「わからない」のではなく「気づいていない」だけ やりたいことの見つけ方
やりたいことがわからない人は、もしかしたら本当はやりたいことがあるのに、それに気づいていないだけなのかもしれません。今回は、やりたいことの見つけ方として、自分のやりたいことに「気づく」という手法をご紹介します。
「自分が何が好きかわからない」
「自分のやりたいことがわからない」

やりたいことが心のどこかにあるのに、はっきりとそれがわからないまま、忙しい日々に身を委ねている人も多いのではないでしょうか。

しかし、きっかけさえあれば、「本当は自分はこんなことがしたかったんだ」という発見があるかもしれないのです。

自分のやりたいことに気づかないのはなぜ?

自分のやりたいことに気づかないのはなぜ?

楽しかったり悲しかったりする感情があるように、「やってみたい」という感情は誰しもが持っているものです。

しかし、やりたいことが何年経ってもいまいちよくわからないという人は、「これをやりたい」と思えるきっかけにまだ出会えていないのかもしれません。

きっかけとは、新しい知識や経験から生まれます。

つまり、やりたいことや興味のあることがわからないのは、経験が増えないからなのです。

見たことも体験したこともないもの、つまり自分の知らないものに興味を持つことは難しいですよね。

そこで、まずは興味を持つために、たくさんのことを体験してみましょう。

例えば、

・暇なので、なんとなく日記がてらにブログを始めてみたら実は文章を書くのが好きだったことに気づいた
・思いつきで友人を訪ねて田舎に行ってみたら、自然の中でスローライフを送りたいと思う自分に気づいた

など、このように未知の体験から自分のやりたかったことを見つけ出す人はたくさんいます。

大事なことは、たくさん体験した中から「これがやりたかったんだ」という自分に出会えること。

ここでもし今、仕事や生活に追われて余裕のない日々を送っているのだとしたら、要注意。

日々やりこなさなければいけないことが積み重なれば積み重なるほど、「これをやりたい」と思う瞬間が埋もれてしまうでしょう。

忙しい毎日に流されてしまうのであれば、まずは「やるべきこと」の整理からしてみてくださいね!

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やりたいことに気づくための方法

やりたいことに気づくための方法

やりたいことに気づくための方法として一番効果的なのは『新しいことに挑戦すること』です。

「忙しくてなかなか時間がない」
「人見知りだから新しいことが苦手」
「周りの目が気になって、そう簡単に何でも挑戦できない」

もちろん、色々な理由があなたを前に進ませようとしないこともあるでしょう。

でもそこで立ち止まってしまえば、生き生きとしている本当の自分に出会えるチャンスを逃してしまいます。

たとえ仕事が忙しくても、休日は必ずあります。疲れていたら、家でゆっくりブログを始めたり、自伝などを書くことだってできます。

通勤中にヘッドホンで英会話を聞いたり、休憩の合間にイラストなんかを書いてみたり、空いている時間を活用することも。

自分が「できそうだ」と思ったことは、ほとんどが実際にできることばかりなもの。

また、新たな人との出会いは疲れる反面、きっと良い刺激があるでしょう。

人の目が気になっても、たいていの人が次の日には自分のこと以外は忘れています。

遠慮などせず、やりたいことに気づいてワクワクしている自分を想像しながら、新しいことに挑戦してみましょう。

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体験の量を増やす

体験の量を増やす

何かを知る、経験するといった、体験の量が増えると、選択肢が増えます。

体験の量が少なければ、選択枠も狭くなることに繋がるため、必然とつまらないと感じ、「やりたいことがない」という考えになります。

食べたいものの種類が多ければ、選ぶ楽しみもあり、自分の好きな食べ物も自然と増えてきますよね。

同じように、経験の量が多ければ、その分自分の好きなことが見つかりやすくなるのです。

あれこれ手を出すのは中途半端?

ここで、「色々なことに手を出すと中途半端になるのではないか。」と思っている人も多いでしょう。

しかし、何も経験しないで「やりたいことがない」と嘆いている方が、自分自身を中途半端にしてしまいます。

多くの体験をして、「違う」と思ったらすぐにやめても良いのです。

しかし、全て自己責任であるということだけは、忘れないでおきましょう。

海外に目を向けてみる

海外に目を向けてみる

旅行や留学がきっかけで自分のやりたかったことに目覚めた、という人はとても多いです。

どんなに色々なことに挑戦してみても、自分に合ったことが見つからないなら、あなたのやりたいことは、今あなたがいる場所にはないのかもしれません。

だったら、思い切って海外に目を向けてみましょう。

今の同じ環境でやりたいことを探すよりも、今とは全く違う環境に飛び込んでみた方が、新しい気づきを得られるかもしれません。

世界的に有名なデザイナーやアーティストの中には、日本では全く認めてもらえなかったのに、海外に出たとたん自分の力を発揮して認められた人が多くいます。

逆に海外ではまったく芽が出なかったのに、日本に来たら有名になった人たちもたくさんいますよね。

あなたが今いる世界は、あなたに合っていないかもしれませんし、外に出ればあなたのやりたかったことが見出せる可能性は十分にあるのです。

海外に足を運ぶだけで新しい発見に出会え、否が応でもたくさんの経験を積み挑戦することになります。

あれこれ考えすぎる前に、一度行ってみることが自分を大きく変えてくれるでしょう。

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最後に:新しいことをするのは怖いことではない

最後に:新しいことをするのは怖いことではない

自分が本当にやりたいことを見つけ出すためには、たくさんの体験をして挑戦し続ける。

もちろんその通りですし、それができたら、それこそ素晴らしいことです。

しかし、なかなかできないのも事実です。

「やりたいことがない」と悩んではいても、今ある生活を変えてまで何かをするというのは勇気が必要です。

あなたが今よりも前に進めないのは「どうせ無理だろう」という諦めがあるからです。

「諦め」の根本は「恐れ」です。

「何かを始めるとしても、仕事に影響したら生きていけなくなる」などと諦めてしまうのは、今の状況を変えるのが怖いという「恐れ」からです。

「恐れ」とは一体どんなことでしょうか?

それは、「わからないこと」。

人は、自分が想像できないことに対して「恐れ」を感じてしまいます。

今の状況を変えるのが怖いと感じるのは、状況を変えた後、一体どうなるのか、想像できないことが原因なのです。

でも、考えてみてください。小さい頃のあなたは、今のあなたの状況を想像できたでしょうか。

きっとあなたは、恐れることなく多くの挑戦を繰り返し、今のあなたを作り上げてきましたよね。

新しいことを始める、挑戦するということは怖いことではないのです。

「始めてみなければ何があるかわからない」と、未知の世界を楽しむように新しいことに挑戦してみたらどうでしょうか?

新しいことをするのは怖いことではありません。

自分を見つけ出すはじめの一歩だと思って、思い切って未知の世界に飛び込んでみてください。

あなたがなりたかった、本当の自分に出会うことができますよ。