料理上手な人は世間ではモテると言われます。なぜなら料理が出来るということは、家庭的な印象があり、同性も異性も関係なく魅力的に感じるからです。
料理上手になって異性にモテたい!家庭的だと思われたい!こんな思いを持っている人も多くいるのではないしょうか?
しかし、いざ一人暮らしで自炊を始めると食材が余る、調味料は最初に何を揃えればいいのかわからないなど様々な悩みがあると思います。
そこで今回は料理上手な人の特徴やポイント、常備している調味料を紹介していきます。
料理上手になるには
料理上手な人と聞かれるとどんなイメージを持っていますか?
速水もこみちさんなど、テレビに出ている料理研究家は華やかで料理上手なイメージがありますよね。
もちろん、例に挙げた人も上手だと思いますが、私は要領よく調理できる人が料理上手だなと感じます。
完成までの工程を逆算して下準備が出来ているか否かで料理の出来が決まると言っても過言ではありません。
それではまず料理上手な人になるためのポイントを考えて行きましょう。
好きな食べ物、食べたい物からレシピ通りに作ってみる
まずはスタートとラインとして好きな物、食べたい物をピックアップしてレシピ通りに作っていきましょう。
自分の好きな料理はどんな食材を使って、どんな調理工程を経て完成しているのか知ることで、いつも食べているよりも美味しく感じることができますよ!
また次、別の人に作ってもらったときにいつもよりも感謝して食べることができます。
それに、レシピ通りに作ることで、どの調味料をどのくらいの割合で入れるとどんな味になるのか、食材の切り方、火を通す時間の目安を覚えることができます。
一つ覚えてしまえば、あとは自分の好きな味に変えていくだけです。甘めの味が好きならみりんや砂糖を足してみるなど応用することができます。
出来上がりまでの工程を逆算する
好きな料理や食べたい料理が決まったら、次は料理本やレシピサイトで調理工程を確認します。
最終工程まで確認することで、料理に完成までの段取りを確認することができ、隙間時間に別の料理を作ったり、仕込みをしたりすることができます。
調味料の特徴を考える
料理をしているときに加える調味料には(例:料理酒には素材の臭い消しやコクを出す効果、みりんには甘味付けや煮崩れ防止など)それぞれ特徴があります。
調味料の特徴を覚えることで、なぜこの調味料が料理に使われているか理解することができます。
また、味が足りないなと感じるとき、調味料はいきなりたくさん追加するのではなく、少しずつ追加していきましょう!
味が濃くなりすぎると取り返しがつきません。そのため、味見をしながら少しずつ調味料をプラスしていくことがおすすめです。
調味料の「さしすせそ」
調味料にはさ(砂糖)し(塩)す(酢)せ(醤油)そ(味噌)という基本の調味料があり、この順番には意味があります。ここではさしすせそに加え、酒、みりんの基本の調味料について紹介していきます。
砂糖・・・食材に甘味を加えるだけでなく、柔らかくする効果もありコクや旨味を引き出すのが砂糖の役割です。また、砂糖の分子は大きく食材に甘味を浸透させるには時間がかかるので、砂糖を先に入れることが推奨されています。
塩・・・塩分の調整する役割もありますが、さらに重要な役割は食材の浸透圧を高め水分を抜く効果です。食材の水分を抜くことで後の工程でダシや他の調味料が染みやすくなる効果があります。
酢・・・食材の臭み取りや殺菌を行うことが酢の役割です。また食材を柔らかくする効果もあり、熱で酸味も飛ぶことからまろやかな仕上がりになるため、仕上げに加えるのがオススメです。
醤油・・・主な役割は、料理の仕上げの色付け、香りづけです。醤油は焦げやすいため仕上げのタイミングに入れることがおすすめですが、焦げた風味も料理によってはおいしくいただくこともできます。
味噌・・・味噌の役割は食材に風味をつけたり、コクだしをすることです。非常に焦げやすい為、味噌汁や炒め物を作る際は調理の最後に入れることをおすすめします。
「さしすせそ」の前に入れることが勧められる調味料
さしすせそのほかによく使われる調味料として酒とみりんがあります。これらの調味料はアルコールが含まれているため、さしすせそを入れる前にアルコール分を飛ばしておくことが重要です。
酒・・・アルコールが含まれているため特に魚の臭み取りや風味付けにつかわれます。基本的に料理酒には塩分が含まれているため、塩加減の調節が少し難しいため、塩やしょうゆで塩味をつける前に味見をしてみましょう。
少し値段が高くなりますが、調味料として清酒を使用すると他の調味料がより染み込みやすくなり、非常に深みのある味付けになります。
みりん・・・酒と同様アルコールが含まれているため主に魚の臭い取りや甘味付け、照りだし、煮崩れを防ぐ役割があります。砂糖とは違い、お米を発酵させて製造されるため、料理にやらしくない甘さを付けることができます。
しかし、必ずしもさしすせその順番で入れないとおいしくできないというわけではありません。あくまで基本の順番のため、レシピにしたがって調味料を使ってみてください。
初心者にオススメな調味料
ここまで基本の調味料を紹介してきましたが、最初は料理を作るときにどれを使えばいいか迷う時もありますよね。ここではこれ1つだけで味が決まってしまうような初心者にオススメの調味料を紹介します。
困ったときのめんつゆ
日本人の味覚はダシのうまみを非常に好む味覚をしています。そのため、煮物や炒め物、丼物の味付けに困ったときは、めんつゆを使いましょう。めんつゆはカツオや昆布などのうまみ成分がふんだんに含まれており、味付けに失敗しにくい調味料の一つです。
めんつゆには塩分も含まれているため、塩や醤油で塩分を無理に加える必要もありません。そのため最初は他の調味料をたくさん投入するよりめんつゆ1つで味を決めてしまいましょう。
洋食を作りたいときはコンソメ
コンソメは野菜や鶏の旨味が凝縮されており、様々な料理の味付けに使用することができます。スープを作るときはコンソメだけで味付けできますし、炒め物やカレーの隠し味に入れるとそれだけで味に深みをプラスしてくれます。塩分や風味が足りなければ少しずつ塩や醤油をプラスするだけでお店の味に近づきます。
料理上手な人がやっている3つのこと
~ながら調理
料理上手な人の特徴の一つとして、調理工程を先読みして、空き時間を作らないことが挙げられます。
例えば食材に下味をつけている間に野菜を切る、煮込み中に洗い物をする・仕上げ用の調味料を準備する、別の料理を作るなど、次工程を先回りしています。
料理上手な人は工程を先回りできるので、要領よく料理をすることができ、最後に面倒な洗い物がたくさん残ることもありません。
味見をたくさんする
料理上手な人は味見を多くします。しかし、ただたくさん味見をするというわけではなく、調味料を入れるごとに味見をします。
具体的には、下味をつけて火を通した食材を味見する、煮込みの為に調味料を入れた段階で味見する、水分が飛ぶにつれて2.3度味見するなど調理工程に合わせて味見を行います。
そうすることで、どの調味料を加えたときにそんな味になるのか覚えることができます。
味見していなくても完成したときの味をイメージして調理できる人がいますよね。これはどの調味料をどの程度加えればどんな味になるのか、過去の味見の経験からイメージすることができるからです。
ただ最後は必ず味見をして甘味、塩味の調整をしてから食卓に並べます。そのため味見は非常に重要な工程だと言えます。
作り置きでアレンジ料理を作る
いくら料理上手でも毎日何かを1から作るのは少し大変です。その為週末に簡単にアレンジできる料理を作っておき、平日はその料理を簡単にアレンジするだけで済む状態を作っています。例えばミートソースやポトフはアレンジしやすいためオススメです。
例:ミートソース
初日はミートスパゲティとしていただく。
次の日はご飯の上にかけてチーズをのせてレンジで温めてミートドリアにする。
その次の日はポトフに加えてミネストローネにする。
例:ポトフ
初日はそのまま。
次の日は牛乳を入れてシチューにする。
その次の日はカレールーを入れてカレーにする。
その次の日はカレーライスではなくオムレツやカレーうどんにリメイクする。
このようにミートソースとポトフだけで一週間分の晩御飯のレシピが完成します。
特にポトフのアレンジ料理はスープの中に野菜や肉の旨味が滲み出ているので、いつものシチューやカレーと違い、よりコクのある仕上がりになります。
まずはやってみよう!
そしてその料理を完成系から逆算して作ってみましょう。
そうやって作っていくことで食材に切り込みを入れる工程の必要性など様々な工程の重要性に気づくことができます。
様々な工程を要領よくながら調理をしてこなしていく中で、待ち時間を減らすことが出来れば料理上手な人に少しずつ近づいていると思います。
また献立に困ったり、平日の料理する時間を減らしたいと思ったときは、めんつゆを使った丼物や、スープやソースを作り置きしてアレンジ料理も楽しんでみてください。
今、「自炊は面倒だ」「調味料をそろえるのが億劫だ」という人も、まずはめんつゆだけ買ってみてください。
まずは「やってみる」精神でトライしてみましょう。
今、料理上手な人も最初は失敗を繰り返して上達してきました。
今回は様々なポイントをあげましたが、まずは作ってみて成功・失敗体験を積み上げていくことが一番重要です。
上手に作れると達成感も味わえ、自信がついて友人に振る舞って美味しいと言ってもらえると更なるやりがいになります。
一つでも自信の持てる料理が作れると、違う料理を上手作ってみたい、この料理にこの調味料を加えるとどんな味になるのだろうと好奇心がわいてきます!
成功と失敗を繰り返していくことで新たな発見、趣味につながっていきますよ!