毎日デジャヴのように繰り返す日々。
「また同じような日が今日も始まるのか、、、」と、ため息をつきながら迎える朝。
いつまでこんな毎日が続くのだろう。人生に飽きた…。
楽しいことや驚くような出来事もない淡々とした毎日を送り続け、そんな日々に終わりがないと思うのは不安なもの。
「このままではいけない」と感じているなら、あなたにはまだ刺激的な人生を送る可能性がたくさんあります。
なぜなら、危機感を感じていることは、人生を諦めていないという証拠でもあるからです。
今回は、「人生に飽きた」という思考から脱出するための対処法を解説します。
少しでも人生が楽しいと思える自分を取り戻していきましょう。
「人生に飽きた」は贅沢な悩み?
雲一つない青い空。毎日のように続く青い空。
この「雲一つない青い空」が、今のあなたの状態です。
「青い空なんて、幸せそうな状態じゃないか」とお思いかもしれません。
そうです。毎日同じような日々を過ごし、良くも悪くもない人生は確かに幸せな人生です。
人生に飽きたという状況が「雲一つない青い空」だとしたら、あなたの悩みは贅沢な悩みのような気がしてきますよね。
しかし、雲がなかったら雨は降りません。
雨が降らなければ草木は枯れ、そのうち死んでしまいます。青い空にサンサンと照る太陽がなかったら、美しい花も咲きません。
雲一つない青い空が毎日続き夜が来なかったら、安らいで眠ることもできません。
ということは、「人生に飽きた」とは幸せである証拠だとしても、実は贅沢な悩みとは言い切れないのです。
このまま「雲一つない青い空」でいたら、雨も降らずに人生は枯れていくばかりです。
今あなたが「雲一つない青い空」の状態ではいけないと気づいているのであれば、これはあなたにとって大きな変化のタイミング。
ここで一度、自分を見つめ直してみましょう。
飽きてしまう原因は「目的がない」状態だから
人生に飽きてしまう原因は、目的や目標、そしてやりたいことがない状態だから。
目的がないと、朝目覚めて「また今日も同じ日々だ」と思いながら一日が始まります。
そうなると、毎日繰り返す同じ日々に嫌気がさして飽きてしまいます。
では、朝目覚めて「今日はこれをやりたい」と一日を始めるとどうでしょう。
やるべき目標があるので、一日やる気が出ます。
目的を達成するたびに、やりたいことがどんどん増えて楽しくなってきます。
小学生だった頃を思い出してみてください。
毎日同じ時間割で同じような授業を受けていると飽きてしまいますが、「来週は遠足だ」と楽しみにしながら授業を受けていると、同じような授業も楽しく感じられましたよね。
目的があるということは、同じような毎日さえも楽しい毎日に変えてくれるのです。
やりたいことがあれば、人生に飽きることはありません。
目的があれば、やりたいことを成し遂げるために毎日が充実してきます。
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人生の目的は「受け身」のままでは見つけられない
目的をもって過ごすと言っても、「あなたの目的」は、黙っていれば勝手に見つかるものではありません。
お腹がすいたとき、食べ物があなたの前に勝手にやって来ることはありませんよね。
自分で調達しなければ、お腹を満たすことはできません。
同じように、「特にやりたいこともない状態」に飽きていたとしても、受け身のまま待っているだけでは、勝手に「やりたいこと」が見つかるわけではないのです。
人生の目的は、あなたが見出さなければ作り出すことはできないのです。
自分の人生は、自分できっかけを作り、自分自身で変えようとしなければ、動き出すことはありません。
ただ立ち止まっているだけでは、何も変わらず同じ毎日を送り続けるだけです。
ただ変化を待ち続け、いつまでも受け身の姿勢だと自分自信に飽きてしまいます。
やりたいことや目的を、あなた自身で少しづつ見出していきましょう。
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「人生に飽きた」への対処法
「人生に飽きた」と思うときは、やりたいことを探すのも面倒だし「何をしてもつまらない」と思いがちですよね。
でも、思い切って一歩踏み出してみるのです。
「このままでいいのか」と思うときこそが実行のチャンス。
目的や、やりたいことを見つけ出して、「人生に飽きた」から脱出する方法を2つご紹介します。
目的を自分で見出して、あなたの不安を解消しましょう。
①過去の経験から見つける
学生の頃夢中になったこと、昔興味を持っていた趣味や仕事で学んだことなど、過去の経験は今の自分につながります。
今あなたにやりたいことがないとしても、振り返ってみると過去のあなたは色々なことを経験してきたはず。
そこから、あなたのやりたいことを探し出してみます。
前に経験して楽しかったこと、または途中で諦めてしまったこと。
そのどこかに、今のあなたにつながるものがあるはずです。
一度経験したことは、あなたの体に身についています。
ですから、すんなりとやりたいことや目標を見つけることができ、実行することができるでしょう。
忘れていた過去の出来事、一生懸命に何かに取り組んでいた自分を思い出すだけでも、あなたにやる気が出てきそうではないですか?
②目の前にあることに尽力する
過去の経験をどんなに探ってみても、なかなか見つからない。
そんなときは、目の前のことを一生懸命やりながら探し続けることがおすすめです。
・仕事でクライアントや取引先に喜んでもらう
など、毎日の仕事で小さな目標を立てるのもいいですし、
・読み切っていない本を制覇する
でもいいのです。
とにかく何かに一生懸命になることによって、目標がどんどん大きくなり、やりたいことを探し出す手助けになります。
小さなことから夢中になってみる
例えば、いつも健康に気を使っているなら、バランスのとれた食事選びに一生懸命になるとします。
バランスのとれた食事選びをするうちに、どんな食品にどれだけの栄養素が含まれているかなど、栄養素の知識をたくさん学ぶことが目標になるかもしれません。
そして栄養学が身についたので、バランスのとれた料理に挑戦したくなり、「今日はこんな料理を作ってみよう」と目標ができる。
そうしているうちに、あなたがやりたいことは、「栄養学の知識を活かして、ヘルシーでおいしい料理をみんなに振る舞うこと」になっていた。
という具合に、目の前の小さなことに一生懸命取り組むことによって、連鎖して色々なことがやりたくなってきます。
今、目の前にあることに一生懸命になりながら、あなたの目的を探すこと。
それは、言うならば、「走りながら考える」形でやりたいことを見つける方法です。
夢中になった小さなこと一つ一つのことが、まるで点と点が繋がるようにいつか全て繋がり、あなたが思いもしなかった「やりたいこと」が見つかるでしょう。
最後に:人生に飽きた時間は貴重な時間
人生を長い目で見ると、やっておくべきことというものは、実はとてつもなく多いのです。
歳をとってから「若い頃にやっておけば良かった」と後悔する人はたくさんいます。
ですから、人生がつまらないと感じている今のうちに今しかできないことをやる。
「人生がつまらない」と思うのは、「今が自分のために何かするチャンスだ」という未来のあなたからのメッセージです。
つまらないときだからこそ、冷静になれて自分と向き合える。ゆっくりとこれからの目標を立てることができる。
つまりこれは、人生でなかなかないチャンスなのです。
なぜなら、日々忙しすぎて自分と向き合う時間さえない人がほとんどだから。
人生とはおかしなもので、忙しくて眠る暇もないときに限って、やらなければいけないことが山積みになったり、暇で飽き飽きしてしまったときに限って何もなく、やる気もなくなるものです。
今のあなたは、人生がつまらなすぎてやる気がなくなっているのかもしれません。
ですから、自分自身で自分の背中を押して、前に進めるようにしてあげましょう。
未来のあなたが「今何かを始めて、未来の自分につなげて欲しい」と言っているのを信じて、前に進んでみましょう。
何年か、何十年後かたった頃、「あのとき目標としたことが、今こうやって活かされている」と確信することでしょう。