あなたは、自分に「居場所がない」と感じたことはありますか?
人は一人では生きてはいけません。
ですので、自分がリラックスできる居場所が一つでもあると良いのですが、もしも今「居場所がない」と感じているのであっても、自分次第で現状を変えることはできるのです。
家や職場で「居場所がない」と感じてしまう人の特徴
嫌なことがあったり、傷つくことが続くと辛いですよね。
そうなると
「必要とされているのか」
と不安にかられてしまいます。
自分がいる居場所から逃げたくなることもあると思います。
筆者も、そのような経験が何度もありました。
居場所がないことは、孤独で辛いもの。
では、なぜ「居場所がない」と感じてしまうのでしょうか?
自分の言いたいことを言えない
居場所がないと感じる人は、自己主張が苦手。
「こう言ったら嫌われるかな」と相手の顔を伺いすぎるあまり、自分の言いたいことが言えません。
相手に嫌われることを恐れてしまい、本当に言いたいことが言えず、ストレスを感じてしまいます。
そのストレスが徐々に溜まり、いつしか「気の許せる人が私にはいない」と勘違いしてしまい、結果として居場所がないと思い込んでしまうのです。
例えば、友達と好きなアーティストの話をしているとき。
友達からどの「アーティストが好きなの?」と聞かれ、本当はアイドルが好きだけど、友達はアイドルが好きではないので、違うアーティストを答えてしまいます。
実は、ここで、「自分のことを良く思われたい」という心理が強く働いています。
自分に自信がない
自信がない人は、一所懸命頑張っていたことがうまくいかなくなると、「やっぱりだめだ、できない」などネガティブに考えがち。
「ここにいても活躍できない」「貢献できない」と勝手に決めつけてしまい、否定的になります。
そして、「ここは自分のいるべき場所ではない」と思うようになってしまうのです。
例えば、会社で自分が担当している仕事がうまくいかなかったとき、落ち込んでしまい、さらに拍車をかけるように上司から怒られると、自分の存在意義を失ってしまいます。
「私がいてもいなくても変わらない」と感じるようになり、自ら居場所を消してしまうのです。
自分のイメージ像が高すぎる
居場所がないと感じる人の多くは、自分のイメージを崩したくないために頑張って相手のイメージに合うような自分を演じてしまいます。
確かに、イメージはとても大切です。
できれば、誰に対してもいいイメージのままでいたいですよね。
しかし、素の自分をだせないと正直辛いですし、ストレスが溜まり、いつか爆発してしまいます。
相手のイメージのままの自分を演じ続けることで、いつしか素である自分の居場所を失ってしまいます。
「居場所がない」と感じる原因
居場所がないと感じてしまう原因は、「強い思い込み」です。
勝手に思い込んでしまうことによって、自らネガティブストーリーを作りあげてしまいます。
結果、意識的に自分を洗脳してしまうのです。
「強い思い込み」とは、いったいどんなことを思い込んでしまうのでしょうか?具体的に紹介していきます。
自分にないものをばかり注目している
居場所がないと感じる人に多く共通するのが、自分に「ない」ものに対して、それが悪いことだと強く思い込んでしまうということです。
例えば、仕事で英語が必要なときに、自分は英語が話せないので周りの同僚にお願いすることで、「自分は英語ができないからここには必要ないんだ」と錯覚してしまいます。
できないことを非常に嫌がる傾向があります。
居場所がないと感じる人は、完璧主義な方が多いのです。
他人の評価を気にしすぎている
他人の評価に対して、それが絶対であるように、強く思い込んでしまいます。
前向きな評価であれば良いのですが、良くない評価を他人から受けると真に受けてしまい、自分はダメな人間だと思ってしまうのです。
他人の評価は絶対であり、それが全てだと感じてしまいますが、他人の評価はあくまでもその人自身の評価であるので、決してそれが全てではないのです。
そう感じてしまうのは、自信のなさからくるもの。
自分に自信がないからこそ、他人の評価に心を揺さぶられ、否定的に考えてしまいます。
結果的に、居場所がないと感じてしまうのです。
全てが他人基準になっている
居場所がないと感じる人は、いつも他人に左右されがち。
会話をしているときでも、雰囲気を察知して空気を読もうと必死になってしまいます。
そうなると自分の発言が制限されます。
自らの個性を消してでも相手に配慮することは素晴らしいことかもしれません。
しかし、空気を読もう、みんなに合わせようとしてばかりいると、ストレスを溜めてしまい、気づいたときには心がボロボロ。
うまくバランスを保てればいいのですが、その調整が苦手なのです。
居場所を作る方法
強い思い込みや先入観によって、居場所があるのにもかかわらず、自分の居場所をなくしてしまいます。
実は、自分の考え方や意識を変えるだけで居場所は作れるようになれるのです。
居場所がなかったり、孤独で悩んでる方は、これから紹介する対処法を参考にしてみてください。
自分に誇りを持つ
居場所ないと感じる人や孤独感を感じる人は、自分に自信がない方が多いです。
いきなり、自信を持つようにと言われてもすぐには難しいですよね。
そもそも、自信はすぐにつくようなものではありません。
では、どうすればいいのでしょうか?
それは、成功体験を作り、それを継続させて積み上げること。
成功体験は小さいことで構いません。
とにかく続けることを努力してみてください。
例えば、今日はいつもより早く起きて読書をすること、スクワットを30回やること、毎日100円貯金すること。
たったこれだけでいいのです。
これだと、毎日やれそうな気がしませんか?
大事なことは、成功体験を継続させて続けることです。
続けることで、自然と自信が身についてきますので、今日からでも実践してみてください。
新しいコミュニティーに参加してみる
既存の居場所で、居づらいと感じたり、孤独感がある方は、新しいコミュニティー(場所)に参加してみてはいかがでしょうか。
新しいコミュニティーに参加してみると、新鮮で、刺激を受けていい気分転換になります。
参加してみることで、新たな友人ができたり、そのコミュニティーが自分の居場所になることもあります。
きつい表現に聞こえてしまうかもしれませんが、変化を恐れていては進歩はありません。
失敗したくなかったり、傷つきたくない気持ちは誰にでもあるものですが、ここは恐れずに行動してみてください。
筆者も、昔は居場所がなく孤独感に襲われる時期がありました。
行動するにも傷つきたくない思いからなかなか踏み出せず、このままでは駄目だと思い、何か行動することを決めました。
筆者はカラオケが好きだったので、ネットでカラオケサークルを見つけました。
参加してみるといい人たちばかりで、その日は楽しく過ごすことができました。
やっと自分の居場所を見つけることができたと感じ、「行動してよかったな」と思いました。
そのサークルの仲間たちは今でも交流があり、筆者が落ち着ける数少ない居場所になっています。
嫌われることを恐れない
相手から嫌われたくないあまり、自分の意見や言いたいことを言えないのは、とても辛いですよね。
しかし、そんなことであなたを嫌う人は、あなたにとって必要ありません。
そんな人を切り捨てる勇気を持ってください。
本当にあなたを想う人は、たった一言や些細なことで嫌いにはならないのです。
ただし、見極めは大切。
1、2回の出来事で判断してはいけません。
きちんと期間を経て、それでも嫌であったり、苦手な人に対しては判断するようにしましょう。
最後に
居場所がないと感じたり、孤独だと悩んでいる方は、この記事を参考にしていただき、自分を変えるきっかけにしてみてください。
ここで最もお伝えしたいことは、自分自身を否定しないで欲しいということです。
今の自分よりももっと成長できるとポジティブに考えて、考え方や意識を変えることが大切。
居場所がないと感じる人は、相手を思いやる気持ちがあり、さらに周りに合わせる協調性があり、素晴らしい素質があります。
その素質をなくさずに、新たな自分への扉を開きましょう。