髪を綺麗にする方法とは?メンテナンスのコツ

やりたいことの見つけ方
何をしても綺麗な髪にならないとお悩みのあなた。今回は髪を綺麗にするために髪が痛む原因を把握して、自宅でできるお手入れの方法、シャンプーとトリートメントの効果、そしてあなたに合ったシャンプーとトリートメントの選び方をご紹介します。

芸能人やモデルは仕事で何度も髪型を変えたり照明にあたったり、外の撮影では紫外線をたくさん浴びているはずなのに、思わず憧れてしまうほど髪が綺麗ですよね。

「芸能人はお金をかけているから髪が綺麗なのはあたりまえ」と諦めていませんか?
髪はメンテナンスさえしっかりしていれば、綺麗に保つことができるのです。

今回は髪を綺麗にするために髪が痛む原因を把握して、自宅でできるお手入れの方法、シャンプーとトリートメントの効果、そしてあなたに合ったシャンプーとトリートメントの選び方をご紹介します。

何をしても綺麗な髪にならないとお悩みのあなた。メンテナンスをもう一度見直して、芸能人のような綺麗で健康的な髪になりましょう。

髪が痛む理由

髪が痛む

髪は紫外線に弱いので帽子をかぶって保護しているし、カラーやパーマで傷むのも分かっているので美容院では必ずトリートメントをしてもらい、家でヘアアイロンやドライヤーを使うときは流さないトリートメントで保護している。
それなのに髪がなかなか綺麗にならない。

それは髪が痛む理由が紫外線やカラーなどの他にもたくさんあるからなのです。

髪のキューティクルは細い髪一本一本の表面を覆っている肉眼では見えない薄い膜なので、とても繊細です。強めにブラッシングをするだけで簡単に剥がれてしまいます。
普段の生活や習慣で知らないうちに髪にダメージを与えているかもしれません。

髪を綺麗に保つために、髪が痛む原因を知っておきましょう。

スタイリング剤

スタイルを保つためにスタイリング剤を使うとき、ハードスプレーやハードワックスなどは髪を固定してしまうので絡まりやすくなります。そこで強くブラッシングをしたりスタイリング剤を落とすためにゴシゴシとシャンプーをしてしまいがちです。そうなると髪に負担がかかり、更に毎日続けると髪が痛んでしまいます。
スタイリング剤を使ったら、シャンプーする前にやさしくブラッシングして髪を柔らかくし、こすらないようによく泡立てて優しくシャンプーをしてみましょう。

ゴムやヘアバンド

毎日なんとなく使っているヘアゴムやヘアバンド。同じ場所をへアゴムやヘアバンドで髪をきつく縛り続けると髪が折れたり切れやすくなります。
特に細いゴムは取るときに絡まりやすいうえに、縛られた場所に圧力がかかってしまい髪を破損させてしまいます。
腕に細いゴムを巻きつけると数十分で腕にゴムの跡がつきますよね。
同じように髪にもゴムの跡がつき、そこから切れ毛や枝毛になりやすくなるのです。
ですから、どうしてもヘアゴムを使うならば、太めのヘアバンドでまとめるか、同じ部分を縛らないように心がけましょう。

濡れたままの髪

髪のキューティクルは濡れているときが一番弱く剥がれやすい状態にあります。シャンプーをした後にドライヤーを使わず自然乾燥をした方が髪にはマイルドだと思いがちですが、自然乾燥をしている間に髪が肩にあたって摩擦されたり、指で何度もかき上げたりするうちに、キューティクルは剥がれてしまうのです。
しかも、熱をあてずに自然乾燥した髪はキューティクルが開いたまま乾くので、膨張してパサパサになってしまいます。
ですから、濡れた髪はできるだけ早めに簡単にドライヤーで乾かし、熱でキューティクルに蓋をして痛みから守ってあげましょう。

プールや温泉

プールは衛生上の理由で塩素がたくさん使われています。塩素は殺菌作用が強いので髪の毛のたんぱく質を壊してしまいます。
そして意外にも、温泉のお湯も髪にダメージをあたえるのです。
温泉のお湯はアルカリ性や硫黄のものがほとんどです。パーマ液もアルカリ性だと言うとお分かりのように、アルカリは髪のたんぱく質にダメージをあたえます。そして硫黄はカラーした髪が色落ちするように、髪の内部に侵入してダメージをあたえます。
ですからプールや温泉に行くときは、水泳帽やタオルなどで髪を保護してあげましょう。

間違ったシャンプーやトリートメントを使っている

シャンプーやトリートメントは有名ブランドの高価なものを使っているからと言って、そのすべてが髪にいいとは限りません。
自分の髪質、髪の状態に合っていなければ綺麗な髪を保つことは難しいのです。
たとえば、パーマやカラーをしていない健康毛なのにオイルやタンパク質配合のシャンプーやトリートメントを使っているとします。タンパク質が入っていて髪に良さそうですが、健康毛なのに余計なものを補ってしまうと髪がオイリーになりベタベタしてきます。更に髪に浸透しきれなかったオイルが頭皮に残り、フケや痒みの原因になり、綺麗な髪どころかベタついた不潔な髪に見えてしまいます。

この後、髪質にあったシャンプーやトリートメントの選び方もお伝えしますので参考にしてみてください。

自宅でのお手入れ方法

自宅でお手入れ

髪は爪と同じく切っても痛くないように、生きた細胞ではありません。ですからダメージを受けても自己修復する力はないのです。
ということは、痛んでしまった髪は綺麗にすることは無理なのでしょうか。

いいえ、ご安心ください。適切なお手入れをすることにより痛んだ髪を補修してあげることができます。

お手入れ方法はとても簡単です。
毎日のシャンプーにトリートメントを足してリンスをする。そしてドライヤーの熱をあてるだけです。

シャンプーをするときはまず、ぬるま湯で汚れやほこりをていねいに流します。そのとき冷たすぎたり熱すぎるお湯で流すと髪に負担がかかりますので、体温よりも少し高めの38度ほどの温度設定にして流しましょう。

シャンプーは髪に負担がかからないようによく泡立てて頭皮を中心にマッサージするように洗います。
よく流したあとに、軽く叩くようにタオルドライをします。キューティクルが開いたところに水分が入っていると、その後のトリートメントがうまく浸透しないのでタオルドライは重要なところです。

シャンプーで汚れが落ちてキューティクルが開いたところにトリートメントを塗布します。手のひらでトリートメントを温めて、毛先の方からなでるようにつけていきましょう。トリートメントの種類にもよりますが、だいたい5から10分ほど時間をおきます。
後で頭皮の痒みやオイリーヘアにならないためにも、トリートメントはよく流しましょう。

そして、最後が肝心です。
リンスをしっかりとつけましょう。
トリートメントは髪の内部に浸透しますが、リンスは髪の表面に膜を作る役割をします。リンスをしなければ、せっかく髪に浸透したトリートメントが流れ出てしまうので、リンスでしっかりと蓋をしましょう。

最後にドライヤーを頭の上から頭皮を中心にあてて髪を乾かしてあげましょう。
ドライヤーの熱でリンスの蓋を固定することで、さらさらの髪をキープすることができます。

髪を綺麗にするためのお手入れはシャンプー、トリートメント、リンス、ドライヤー。これだけで十分です。
今まではトリートメントやリンスをしなかった、ドライヤーをあてていなかったということがあったはずです。まずはこの4ステップを忘れずにシャンプーをするときの習慣にしてみましょう。

シャンプー・トリートメントの効果

シャンプー

髪を綺麗にするお手入れ法を見て「本当にこれだけで髪を綺麗にすることができるのか」とお思いでしょう。
シャンプーとトリートメントは実はとても重要な役割をはたしています。
シャンプーは体の中を綺麗にする水で、トリートメントは綺麗になった体内に栄養をあたえるものだと思ってください。

それでは、シャンプーとトリートメントにはどのような効果があり髪を綺麗に保つためにどれだけ重要なのかを、このあと詳しく見ていきましょう。

シャンプーの効果

シャンプー効果

シャンプーは頭皮を洗浄して健康に保つ効果があります。

「髪を洗う」と表現することが多いように、シャンプーは髪を洗うものと思われがちですが、本来は頭皮を洗うものです。髪の毛の汚れはシャンプーを流すときに一緒に流れていき、同時にキューティクルも開いて髪の中まで汚れがおちるので、重要なのは頭皮を清潔にすることです。

シャンプーで頭皮の汚れや余分な皮脂を落とさなければ、毛根が詰まり次に新しく生えてくる髪に支障をきたし、抜け毛や薄毛の原因になります。ですから、シャンプーは頭皮に合ったものを選び、良く泡立てて優しくマッサージするように洗うことが重要です。

トリートメントの効果

トリートメント効果

トリートメントには髪を補修してくれる効果があります。

トリートメントをリンス代わりに使っているという人も多いでしょうが、リンスのようにすぐに流さずに時間をおいて浸透させるほうがより効果的です。

痛んでパサついた髪のキューティクルを整えたり、失ってしまったケラチンというたんぱく質やグルタミン酸などのアミノ酸を補いキューティクルを整えて、パサついた髪をなめらかにしてくれます。
疲れた時に飲む栄養剤のように、トリートメントは髪の栄養剤になるのです。

シャンプー・トリートメントの選び方

選び方

高価なシャンプーとトリートメントだからといって必ずしも髪に良いとは限らないと先にお伝えしました。
髪質に合わなければどんなに良いといわれるものを使っても髪は綺麗にならないのだとすれば、どのようにして自分の髪質に合ったシャンプーとトリートメントを使ったらいいのでしょう。
それは、まず自分の髪の状態を知ることです。

・髪の痛みはパーマやカラーなどの薬剤の施術によっての痛みか
・毎日のヘアアイロンやブロードライなど熱による痛みか
・紫外線や外気によってパサパサになってしまったのか
・ストレスや病気などで髪が弱ってしまっているのか

状態を把握したあとは、傷み具合に合ったシャンプーとトリートメントを選びます。

注意してほしいことは、シャンプーとトリートメントは別物として選ぶことです。
たとえば頭皮がオイリーなのに髪はブリーチをしてパサパサなのでオイル配合のカラー用シャンプーを使ったとします。こうなると、髪はしっとりしますが、頭皮に無駄なオイルを補ってしまうので、髪が脂っぽくなりボリュームがでなくなります。
ですから、このようなときはシャンプーは頭皮の状態に合わせて洗浄力やマイルドさを重視し、トリートメントにたんぱく質やオイル配合のものを選ぶようにするのです。
こうすることで、あなたの髪の状態に合った組み合わせができるのです。

自分の髪の状態がどうしても分からなければ、美容院で担当のスタイリストに聞いてみるのがよいでしょう。
美容師は髪の専門家です。自分で髪の状態は分かっているのに、シャンプーとトリートメントの選び方が分からないときも、自分の髪にはたんぱく質やミネラルが必要か、シリコン配合やアミノ酸がいいのかなど、詳しく聞いて髪を綺麗にする参考にしてみましょう。

☆まとめ

いかがでしたでしょうか。
「髪を綺麗に保ちたい」「芸能人のような綺麗な髪になりたい」というあなたに。
メインテナンスのコツをお伝えしました。痛みの原因とシャンプー、トリートメントの効果をよく把握して、自宅で簡単にお手入れできる習慣をつけてみましょう。