周りの人がやっていたり、テレビやSNSで見つけて「これいいな!」と思った習慣はあるものの、結局続かないから意味がないと思っている方は多いですよね。
そういった習慣を淡々と継続できる人とできない人の違いは一体どこにあるのでしょうか?
実は、それは普段の心がけであったり、考え方の癖の違いであることが多いのです。
習慣を身につけるためには、まずその土壌を固めていきましょう!
続かないのはなぜ?習慣化を阻害する要因を見つけよう
自分を変えるためには、まず自分のことを正しく理解する必要があります。
ここでは習慣化を阻害する4つの要因と、その解決策について説明します。
①準備が入念すぎる
習慣化が阻害されるケースでよくあるのが、ルーティンが複雑になってしまい、いざ取り掛かるまでに腰が重くなってしまうことです。
何事にも準備は必要なことであり、習慣を身に付けることもその例に漏れることはありませんが、行き過ぎた準備は最終的にボトルネックとなってしまいます。
習慣化を目指す上で重要となるのが、「実行しやすさ」つまり「シンプルさ」です。
思い立ってから実行するまでにいくつも工程を踏む必要が出てしまうと、時間を確保することが難しくなってしまったり、つい気が乗らなくなってしまいますよね。
しかし、実行までの工程をシンプルにまとめることができれば、習慣化は一気に難しいことではなくなるのです。
そのためには、完璧な準備を目指さないことが大切。
目的意識をしっかり持ち、ある程度のフローが完成した時点ですぐに実行に移せば、やる気の熱が冷めない内に習慣へ取りかかることができます。
「やろうと思ったときにすぐやる」くらいの気持ちが大切です。
②1回の量が多すぎる
これから習慣を身に付けていこうという段階で、とにかく多くの習慣を身に付けようという意識を持つのは危険です。
同時に複数のタスクをこなそうとすると、そこに割くための時間だったり、モチベーションだったり、お金だったり、リソースが分散してしまいます。
習慣化に関しては、このリソースの分散がデメリットとして如実に現れるのです。
習慣化しようとするタスクが増えると、それぞれに意識を割く必要が生まれ、習慣は段々と重荷になっていきます。
最悪やることを忘れてしまうなんてことも。
複数身に付けたいときは、1つの習慣がきちんと身についてから、次の習慣にとりかかりましょう。
そうすればリソースを1つの習慣に集中させることができます。
そして、新しい習慣を身に付けるには、とにかくスモールスタート、少量から始めましょう。
1日3ページ本を読めたらOK!など、スモールスタートで徐々に慣らすことが、「気が乗らない」を減らすポイントになります。
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③スケジュールに組み込まれていない
これは習慣に関わらず、あらゆる行動をとる上で重要となることですが、計画の具体性の無さは早い段階で改める必要があります。
「いつ」「どこで」をハッキリさせておかないと、結局実践するタイミングが曖昧になってしまい、習慣化は失敗してしまうでしょう。
習慣のためのタスクは、仕事や家事のような生活に必須な物事に比べて緊急性がないので、ついつい「時間があるときに~」といった意識になりがちです。
確かに習慣を身につけることは、生きるために必須というわけではありませんが、だからといってある程度の重要性を自分で設定しないことには、習慣はいつまでたっても身につかないままです。
そこを改善するためには、「やる」ということを前提で、習慣をスケジュールに組み込んでおく必要があります。
あらかじめ時間と場所の確保を済ませておけば、意識レベルで習慣を根付かせることができます。
新しい習慣のための時間を作り、先回りして習慣化できる環境を整えておきましょう。
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④雑念が多く、気が散りやすい
勉強、練習、整頓など、自発的に背負ったタスクを消化していく上で大きな障害となるのが、周りの環境によって気が散ってしまうことです。
皆さんが今身につけようとしている習慣とは、基本的に自分の興味の範囲外にあるものではないでしょうか?
「やった方が良いから習慣化する」という意識で習慣化を目指している方がほとんどだと思います。
やること自体に魅力を感じられることならば、悩む間もなく勝手に自分でやってしまうでしょう。
そういうタスクを消化する過程では、少なからず抵抗が生まれます。
他にしたいことがある、気になっている問題がある、そもそも面倒くさいなど、自分の欲求や悩みが原因で気もそぞろになってしまうことだと思います。
それ自体は何も問題もありません。
やりたいことがあるのは素晴らしいことですし、何かしらの悩みを抱えているのは当たり前のことです。
しかし、そのせいで習慣化が阻害されてしまっているならば、周りの誘惑に対して何らかの対策を打つべきです。
ここでおすすめしたいのが、身の回りの整理整頓です。
物にしても環境にしても、散らかっている状況というのは多くのことに手が伸びやすい状態であるとも言えます。
集中しようとしても、何かしら他のことを考えてしまうきっかけがそこかしこに溢れています。
整理整頓が雑念を完全に断ってくれるわけではありませんが、それ以外にも、整然とした環境というのはそれだけで集中力が得られる効果があります。
努力するならば、計画や準備だけではなく周りの環境にも気を付けてみましょう。
継続できる人ってどんな人?習慣化できる人8か条
自分の習慣が継続できない理由について分かったならば、次は習慣化に成功している人が抑えているポイントを見ていきましょう。
これらを上手く身に付けることができれば、習慣の継続は驚くほど簡単になるでしょう。
①ちょっと良い加減
習慣を身につけることにおいては、中途半端が返ってメリットとなる場合があります。
というのも、習慣化するためのプロセスにおいては、行った内容よりも「行った」ということ自体に意味があるからです。
中途半端になるくらいなら何もしない方がいいと思っていると、その時の状況によっては何日も手を付けないまま挫折してしまうでしょう。
「完遂できなくてもいいから、少しだけでも必ず取り組もう」という姿勢で臨めば、習慣化することは十分に可能です。
②やる前に目的を考える

習慣というのは、あくまで叶えたいことを叶えるための手段です。
例えば、野球の試合に勝つための、手段が毎日の素振りという習慣ですよね。
前項で少し触れましたが、習慣化を目指す上で目的意識を持つことは非常に重要です。
何のための習慣なのか、なぜ習慣にしたいと思ったのかを常に認識した上で取り組みましょう。
目的や動機はモチベーションを維持するために必要不可欠です。
努力の方向が正しいかどうかを確かめることもできます。
習慣という手段を何のために身につけたいのか、忘れないように心がけてください。
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③環境や人のせいにしない
上手くいかないことに道理を与えてしまうのは非常に危険です。
何かのせいにして「仕方ない」で済ませてしまっては、習慣が身につくことはありませんよね。
上手くいかない理由を確かめるのは必要なことですが、そこから考えるべきは「どうすれば改善出来るのか」です。
何かのせいにしたくなる瞬間は誰にでもあるものですが、ここはぐっと堪えて問題を客観的に見るようにしましょう。
④まずは自分が変わろうとする

今まで持っていなかった習慣を身につけるためには、まず自分の意識から変えていきましょう。
「今の自分に+α」という意識では、習慣化は中々進まないことでしょう。
冒頭でも述べましたが、挫折には原因があり、原因は改善しないことには話が始まりません。
今回のように「習慣」という意識の問題は特に、自分自身を変えようという姿勢が何よりも重要になります。
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⑤やる気に頼らず、まず行動に移す
人の感情と同じように、やる気も日や状況によって波があります。
いつも以上に頑張れる日があれば、言葉を発することすら億劫になってしまう日もあります。
習慣化を進める中で、実行する判断をやる気に任せてしまうのは悪手です。
やる気がない日はやらないとなってしまうと、それはもはや習慣ですらないからです。
自分のバイオリズムに左右されず、とりあえず行動に移すことが大切です。
⑥自分を責めすぎず、肯定してあげる
何かを継続していく中で、自分を責めたり卑下したりすることは深い落とし穴となります。
挫折の原因を知ることが大切であることは前述した通りですが、「なぜ自分はこんなこともできないんだろう」と自分を責めてしまうのは止めましょう。
「毎日続けられない自分が嫌だ」と思ってしまうと、その後も続けようとするのが辛くなってしまいます。
せっかく新しいことを続けようとチャレンジしても、その度に自分に嫌気がさすのはすごくもったいないことです。
上手くいかない時にそういった思考に陥ることは仕方ない部分もありますが、それよりも現時点で自分ができていることに目を向けてみてください。
何でも続けるコツは、できたことに目を向け、自分をいつも肯定していることです。
⑦自分なりの楽しみや工夫を見つけようとする
習慣化するために便利なエッセンスが、「楽しい」と感じることです。
苦手意識がある物事に対してそれを感じることは非常に難しいことですが、工夫を凝らす過程や、成長の実感など、自分なりの楽しみを見出すことは十分に可能です。
どうせやるなら楽しい方が良いというのは誰しも同じだと思います。
ポジティブシンキングで楽しく習慣化を行いましょう。
⑧どうしたらもっと上手くいくか常に考えている
習慣を継続する中で一番大きな壁となるのが、ある程度成功したあとに起こる「停滞」です。
成長や、成果の打ち止めを意識してしまうと、習慣は少しずつフェードアウトしてしまいます。
その壁を越えるために、「今以上」を常に考えるようにしましょう。
単純な効率化や発想の転換など、いつも試行錯誤を繰り返すことは、習慣を継続する上でとても重要です。
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最後に
習慣とは、それが当たり前になるということです。
人が意識せずに行っている習慣は、子どもの頃や長い生活の中で根付いた癖のようなものでもあります。それを意識して増やしたり、改善したりすることは非常に時間を要します。
一朝一夕でどうにもできないことは明白です。
これは裏を返せば、時間さえあれば習慣をコントロールすることは可能であるとも言えます。
結局習慣化が成功するかは、そこにかけた時間で決まるのです。
有限な人生の中で、貴重な時間を無駄にしないためにも、今回ご紹介したポイントを上手く利用して、望んだ習慣を手に入れてください。