成長する人とは、一体どのような人でしょうか。
何か特別な才能を持っている人?難しいことができる人?
いいえ、そんなことはありません。
実は、誰でも成長する人になれるのです。
成長するかしないかは、ほんのわずかな差です。
しかも、それほど難しいことではありません。
すぐにでも実践できることばかりです。
今回は成長する人の共通点や特徴について紹介していきます。
共通する特徴9個を解説!
成長する人の特徴は以下の通りです。
②トライ&エラーを繰り返す
③少し難しい目標を設定する
④毎日やることをリストを書く
⑤得た知識は必ずアウトプットする
⑥人の良いところを自分のものにする
⑦わからないことはすぐに聞く・調べる
⑧やる気が出るのを待たずにとにかく始める
⑨なぜ成功or失敗したのかを考え次に活かす
それでは、1つ1つ解説していきます。
①なんでもメモをする
メモをするメリットは、後で読み返せるという点です。
頭で覚えようとすると、後から入ってきた情報に上書きされてしまい、忘れてしまいます。
どんな些細なことでもメモをすることによって忘れにくくなり、記憶しやすくなります。
失敗しても、メモを読み返すことによって、不足している情報を発見して上書きすることができます。
また、何かアイデアが思いついたらその場でメモをするよう心がけましょう。
人は、その場でメモをしないと忘れてしまいがちです。
頭で覚えることだけに頼るのではなく、忘れてしまうことを前提としてメモをとる習慣を身につけていきましょう。
②トライ&エラーを繰り返す
トライ&エラーとは、挑戦と失敗を繰り返していくこと。
成長する人は、失敗しないことよりも、挑戦することを好みます。
「失敗したくないし、できればない方がいい。」このように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり成功を得るには何かしらのリスクを背負います。
「失敗なく成功したい」と誰もが思いますよね。
しかし、何の失敗もなく成功ばかりしていれば、慢心が生まれ、成功の喜びもなくなります。
失敗することによって得られることもあり、アクシデントに対しても強くなれます。
また、失敗を想定した計画を立てるのも良いでしょう。
アクシデントが発生しても、想定していれば対応して自己否定感を防ぐことができるのです。
③少し難しい目標を設定する
少し難しい目標を設定することで、「もう少し頑張ればできる」という気になり、目標を達成したときに程よい達成感を得られます。
簡単過ぎず、難し過ぎず、程よいレベルで目標を設定しましょう。
簡単過ぎる目標では達成感が小さく、一方で難し過ぎる目標では達成感を得にくく、「自分はダメだ」という自己否定感を持ってしまいます。
いきなり「1日で宿題を終わらせるぞ!」と意気込んでも、心の中では「絶対無理」と反発してしまい、結局口だけで終わってしまいます。
しかし、少し難しい目標の場合、「あと少し頑張ってみよう」という気持ちが出てきます。そうすると頑張って達成することができますよ。
目標を立てたら、周りの人に公言してみよう
目標を立てたら、人に話してみましょう。
人は、公言することで、「達成しなければならない」と強く思うようになるのです。
ぜひ、人に自分の目標を宣言してみてくださいね。
④毎日やることをリストを書く
やることリスト、すなわちTODOリストを作成しましょう。
これは、今日は何をするべきかが明確になるので、目的を持って行動できることがメリットです。
そして、リストを書いた後に、声を出してみるとより効果が高まります。声に出すことで、脳が活性化され、想像力を高めることができます。
ただし、リストに書くものは最も優先順位が高い3つ程度が良いでしょう。
それは、あくまで「今日やること」のリストだからです。
あまりにたくさんのことを書き出してしまうと、逆にやる気が削がれたり、消化しきれず、自己否定感を高めてしまいます。
急ぎではないもの、後回しでも大丈夫なものは、別日のTODOリストに回すなど、バランスをとることが重要です。
また、「やらないこと」を決める力も、実は大切。
最初にやることリストを書き出して、やることの中から期限が近いもの、重要度が高いものをピックアップし、その中でも特に重要な3つを書き出してみましょう。
重要なものだけに絞ったTODOリストの内容が、その日の自分のテーマとなり、より力を集中させることができますよ。
⑤得た知識は必ずアウトプットする
知識を得るために行動するのは、とても素晴らしいことです。
しかし、それだけでは本当の意味での理解力は向上しません。
なぜなら、誤解したままインプットしている可能性もあるからです。誤解したまま理解していると、ミスを犯してしまう可能性が上がります。
また、インプットした内容は、アウトプットをしてこそ身につきます。
アウトプットをすることによって疑問点がさらにわかり、より深く理解することができます。
ですので、知識をインプットしたらアウトプットする習慣を身につけていきましょう。
アウトプットのやり方として、
・日記やブログなどに書き出してみる
・本に書かれてあることをそのまま実行に移していく
などが挙げられます。
覚えた知識をそのまま放置せずに、行動に移してみましょう。
⑥人の良いところを自分のものにする
人の良いところを真似するには、人を観察する必要があります。そのためには、相手に関心を持っている状態でいましょう。
自分にしか関心がない状態では相手の良いところを見つけることはできません。
相手に興味を持ち、相手を知りたいと思う気持ちを持つようにしましょう。
⑦わからないことはすぐに聞く・調べる
わからないことを聞くと恥をかいてしまうのではないかと思いがちですが、わからないことを聞いた方が相手にとっても助かるのです。
こちらの理解度がわかるというメリットがあるため、相手はそれに応じて回答できます。
聞かないままでいると、こちらの都合のいい解釈のまま先に進んでしまうため、失敗する可能性が高まります。
また、わからないところが出てきたらすぐに聞くのではなく、自分で1度調べて考えるようにしましょう。
なんでもすぐに聞いていると、相手の時間を奪うことにもなりますし、自分でもなかなか覚えようとしません。
調べるときも、すぐに調べないと、わからないところがどこだったのかさえ忘れてしまいます。
「ここがわからないな」と思ったら、すぐに実行していきましょう。
⑧やる気が出るのを待たずにとにかく始める
成長する人は、とにかく行動が早いです。
ここで、行動するかどうかをやる気に頼ってしまうと、行動が早いどころか、何もできなくなってしまいます。
そもそも、行動が早さというのは、やる気が常にあるから実現するものではありません。
たとえやる気が出なかったとしても「とりあえず手をつける」ことが、即行動のコツ。
とりあえず取り組んでいる内に、だんだん夢中になったり、自然とやる気が上がっていきますよ。
やる気を削ぐならスマホはオフに
やろうと思ってもなかなか取りかかれないときもありますね。
特に、スマートフォンをいじっていると時間の経過が早く感じます。
ゲームをしたりSNSを見たり、ネットショッピングをしたりと、私たちの生活には欠かせないものですよね。
しかし、あまりにもスマートフォンに夢中なり過ぎてしまい、やることをやれなかったということは誰しも経験していると思います。
スマートフォンをいじってしまう前にやることをやる。それからスマートフォンをいじることをおすすめします。
もしくはスマートフォンをいじる時間を決めて、タイマーをセットしていくのも良いでしょう。
⑨なぜ成功or失敗したのかを考え次に活かす
失敗した理由を考えることで、次に同じ失敗をしないように防ぎ、徐々に成功に近づくことができます。
そして、このやり方では駄目だということがわかり、今度は別のやり方でトライしていきます。
一方で、成功した理由を考えることはあまりないかもしれません。
しかし、成功したのであれば、その理由を分析することで、成功ノウハウを作っていくことができたりと、実はとても重要な作業なのです。
また、もしかすると相手のミスによってたまたま得られた成功という場合もあるでしょう。
偶然に成功しても、次は上手くいくとは限りません。
成功しても、失敗しても、その理由を分析して次に活かそうとする姿勢こそ、成長する秘訣なのです。
最後に
以上9つの成長する人チェックリストについて紹介いたしました。
最も重要なことは、自分自身が成長したいと心底から思うことです。
誰からも強制されず、自分の意志で成長していくんだという強い決意。これがなくては9つの特徴を生かすことができません。
1度しかない人生をどう生きるのかを決めれるのは自分だけ。
成長していきたいという気持ちがあれば、思ったその日からがスタートです。
これからもたくさんのことで思い悩んでいくでしょう。
しかし、そこから逃げ出さずにしっかりと向き合っていくことが大切です。
様々な課題に直面していきながらも、1つ1つ克服していくことで、成長していく自分の姿が見えてきますよ。