「一人が好きな人」と聞くと、「孤独でいたい」「人付き合いをしたがらない」などの悪いイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、実はそんなことはなく、ひとりが好きな人は、自分のことを大事にしつつ、相手のことも大事にするのです。
今回は、一人が好きな人の、特徴、長所を紹介していきます。
「一人が好き」のイメージと実際のギャップ
「一人が好き」と聞くと、「何を考えているかわからない、気難しい」という印象があるかもしれませんが、そんなことはなく、話しかければ受け応えてくれます。
話してみたら意外と面白かった、自分の気持ちをきちんと話してくれた、ということもあるでしょう。
群れることが得意ではないので近寄り難く思われますが、自分から声をかけることもありますし、笑顔で接してくれるのです。
また、明るい表情でいるので声をかけやすい人でも、話してみたら、実は「一人が好き」という人もいます。
気遣いがないと思われやすい
気遣いがないと思われやすいですが、困っていればさりげなく助けたりします。
相手に対しても思ったことがあれば、自分の気持ちを伝える際に相手が傷つかない言葉を選んで伝えます。
自分のことしか考えていないように思われがちですが、実は相手の気持ちもきちんと考慮しているのです。
また、一人が好きな人は、人に媚びることもありません。
相手に合わせることもありますが、必要以上に相手に合わせず、自分の軸をしっかり持っています。
一人が好きな人は、自分も相手も両方大事にするのです。
他人の意見を聞かないと思われやすい
「一人が好き」と聞くと、人の意見を聞かない、と思われてしまうことも。
たしかに、一人が好きな人は、自分の気持ちを大事にしているので、自分と合わないことに関しては否定的なことや反対意見を言ってしまう場合があります。
しかし、反論するのは自分の気持ちや軸を大事にしているからこそであり、何の根拠もなく反論しているのとは意味が違うのです。
根拠のない反論は、「なんとなく」や「ただやりたくない」といった抽象的なもの。
一方、一人が好きな人は、自分の意見や考えを持っているため、反論内容も具体的で筋が通っています。
もちろん、相手の主張や気持ちも考量した上で、自分の意見を伝えようとします。
一人が好きな人の心理的特徴8個
①一人の方が楽
一人の方が自分のペースでいられるので、なるべく一人でいる時間を作ろうとします。
一人でいることによって自分の気持ちを確かめることができるので、自分の気持ちを発見して大事にするのです。
また、一人の方が、好きなことに時間を費やすことができるため、自分の成長にも繋がっていきます。
他人に合わせてばかりいると、自分の気持ちや感情に素直になれないこともあり、疲れてしまいがち。
マイペースだと否定的に思われることもありますが、決して他人に合わせたくないと思っているのではなく、自分の気持ちや感情を大事にしようとしているのです。
②意外と寂しがり屋
孤独を好むと思われやすいですが、実は、ある程度人付き合いをしたいと思っています。
意外にも、自分から気の合う仲間に「集まろう」と声をかけて飲み会を開くことも。
もちろん、少人数ですが、自分が心許せる人たちしか声かけないので、ありのままの自分でいることができ、楽しく過ごせるのです。
③人に合わせることが苦手
一人が好きな人は、大人数での飲み会や合コンなどの集まりには興味がない、または、あまり好きでない方が多いです。
そのため、付き合いが悪いと思われてしまいがち。
しかし、一人が好きな人は、強調性がないわけでも、コミュニケーション能力が低いわけでもありません。
むしろ、空気が読めすぎてしまったり、人に合わせることができるからこそ、気疲れしてしまい、「人に合わせるのは苦手だ」と感じてしまうのです。
また、大人数での集まりは、一人一人に向き合うことができないため、苦手に感じる人もいます。
つまり、人付き合いが悪いわけではなく、周りがよく見えたり、ちゃんと人と向き合えるがために、疲れてしまうことが多くなるのです。
④1対1での付き合いが好き
一人が好きな人は、1対1での付き合いを好む傾向があります。
なぜなら、相手と二人きりで話をすることで、相手の本当の気持ちを知れたり、意外な考え方や趣味を見つけることができるから。
大人数の集まりですと、どうしてもその場の空気に合わせようとしてしまい、その人の本当の気持ちや考えを知ることが難しくなってしまいますよね。
「相手をきちんと知りたい」という思いがあるからこそ、一人が好きな人は1対1での付き合いを求めるのです。
⑤自分の軸を大切にしている
一人が好きな人は、自分なりの軸を大切にしているので、人や周りに流されることがありません。
自分の好きなものや、大切な価値観など、自分の軸を大事にできる人は、とても自立した存在。
一人が好きな人は、自立していて、しっかりと自分を持っているのです。
もちろん、他人の意見や考えを完全に受け入れないということではありません。
自分の意思を強く持てる分、相手の意思も尊重することができるのです。
⑥群れることが好きではない
一人が好きな人は、人と集まることが嫌いなわけではありません。
ただ、むやみに群れることが好きではないだけなのです。
群れるというのは、自分の意思がない状態で、ただただずっと集団の中にいること。
そこには、「ただ居場所がほしいから一緒にいる」「寂しいから好きではないけど一緒にいる」といった人もいます。
一人が好きな人は、そういった「一緒にいるだけ」の状態にメリットをあまり感じないのです。
むしろ、「この人たちとこんな楽しいことをしたい!」と目的を持っていたり、「自分の好きな人たちと、有意義な時間を過ごしたい!」と友人との時間を大切にしていたり、人と集まることに対して価値を見出しています。
⑦一人で楽しみたいことがある
一人が好きな人は、「一人鑑賞」「一人ショッピング」など、一人で楽しみたいことを持っています。
「他に誰もいないことで心置きなく楽しめるから、一人旅が好き」といったように、誰とも一緒にやらないことをプラスに捉えているのです。
また、一人の時間を大切にし、自分の成長へと繋げようとします。
その時間で、自分がやりたいことや趣味に打ち込むことによって、自分自身を成長させようとしているのです。
一人で楽しみたいことがあるので、自分を見失うことが少なく、仕事や人付き合いで疲れても、自分で自分を落ち着かせ、癒すことができます。
⑧友達は「量より質」と考えている
FacebookやInstagramなどのSNSで、フォロワーやいいねの数などをたくさん集めることに楽しさを求める方もいます。
これらの数をたくさん持つと、一見、たくさん友達がいるので充実しているように見えますが、実はそうでもありません。
これらのSNSでの仲間は、大半がそれほど相手に関心がなく、興味本位で相手の投稿を見て「いいね」をクリックしているだけです。
自分が困ったとき、何かアドバイスを言うのではなく何もしない人がほとんど。
本当に大切な仲間は、SNSで繋がっていなくても、困ったり、悩みがあるときは相談にのってくれます。
そのことを、一人が好きな人は理解しているので、自分にとって本当に大事な人を大切にするのです。
最後に
これまで、一人が好きな人の特徴を紹介してきました。
一人が好きな人は、人といるのが嫌なわけでも人に興味がないわけでもなく、むしろ他人には関心があります。
大人数の飲み会や合コンには興味がなく、付き合いが悪い、自己中心的な人物だと誤解されることもあるでしょう。
しかし、一人が好きな人は他者に依存している人よりもずっと頼もしい部分があるのです。
反対に、他者に依存している人は、相手の顔色を伺ってしまい、自分の気持ちや考えを押し殺してしまいがち。
徐々に、本当の自分の気持ちがわからなくなってしまいます。
そうならないためにも、一人でいる時間を大切にすることで、自分の気持ちの切り換えることができます。
一人でいることは悪いことではなく、むしろ自分自身にとって大事なことなのです。