仕事もプライベートも特に不満もないけれど、何かが足りないと感じることは無いでしょうか。
やりたいことがわからないのは私だけ?
こんな風に思っている自分に気づいたのなら、今がチャンス。
もっと自分の好奇心に素直になれたとき、きっと今より充実した毎日が待っています。
やりたいことを見つける方法は「書き出す」
はじめからやりたいことがたくさんある人はいません。
それに、やりたいことがない状態は決して恥ずかしいことではありません。
今はまだ、自分の欲求に少し鈍感になってしまっているだけです。
「自分が興味があること」へのアンテナは、書き出すことで磨かれます。
そして、本当にやりたいことや未来のイメージは書き出すことでどんどん広がります。
まずは今までの自分を知り、それらを踏まえて自分の未来のイメージを書き出してみてください。
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自分を知る/見つめ直す
①続けていることを書き出す
いままでの人生で、少しでも続けたことはありますか。
例えば小さい頃に、毎日ピアノを弾き続けていた、お昼休みに必ずサッカーを続けていたなど、いろいろあると思います。
その継続していたことが、なぜ継続できていたのか、おそらく「好き」や「楽しい」という感情が起こっていたかと思います。
その感情を持てる状況を洗い出してみるのはいかがでしょうか。
ピアノをしているとき、どのようなタイミングが一番楽しいと感じたのでしょうか。楽しいと感じる状況を書き出すことで、自分を知る一つのきっかけになると思います。
もしどういう状況で楽しいと感じると自分で整理できたら、次はその楽しいを日常に一つでも増やそうと考えたときに、どういう状況を作ればなるかを考えてみましょう。
②欲しいものを書き出す
欲しいものを一度洗い出してみるのも、「やりたいこと」を見つける第一歩になります。
あなたは、5年後、10年後、30年後どのようなものが手元にある状況が理想でしょうか。お金や周りからの目という制約を一度取り除いて、頭に浮かんだものをどんどん書き出してみましょう。
高価なものでも、ありきたりなものでもかまいません。
例えばデジタル一眼レフカメラ。どうしてコレが欲しかったのと聞かれても、「好きだから」「写真を撮るのが得意だから」という理由かと思います。
そういった、自分が心から「好き」「楽しい」という感情に向き合うと、好きなことや「やりたいこと」が見つかるきっかけになりますよ。
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③感動した本、映画を思い出す
これまでに読んだ本、観た映画の中で共感したもの、感動したものはありますか?
「ウルっときた」「とてもワクワクした気持ちになった」「ドキドキした」など、少なからず心が動いた経験はあると思います。
そういった感動を思い出すことは、自分が日常で感動体験に会う、”好き”なことに出会うヒントになります。
例えば主人公の女性の生き方やファッションなど、いいなぁと思って真似したことありませんか?また雑誌を切り抜いたり、、、。
こうした、自ら勝手に行動してしまっていることも、「やりたいこと」の一つです。こうした経験を思い出すと、1つ1つやりたいことに繋がっていきます。
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④譲れないものは何?
これだけは人に譲れないものはありますか。
人に譲れないものというのは、ずっと続けてきたこと、大好きなこと、これだけは誰にも負けないなど、自分の気持が強い部分となります。
人がどう言っても、そこは曲げたくないという自分のこだわりは、自分の「好き」や「やりたいこと」に近い可能性が高いです。
例えば、「ムスッとしている人といたくない」という気持ちは、絶対譲れないと決めると、そういった職場や友人などとの距離を置くためにどのようにするかという、「やりたいこと」がどんどん出てくると思います。
⑤印象に残っている風景を思い出す
あなたの好きな風景、印象に残っている風景はどこでしょうか。
今まで行ったことのある場所だけでなく、今まで行ったことがないテレビで見た風景でも可能です。
もちろん、単純に風景だけでなく、誰かと一緒に何かをしたり、美味しいものを食べたりという情景含めて、印象に残っていることを書き出してみましょう。
その光景を思い出しながら、「やりたいこと」のリストに追加して書き出していきましょう。
自分が行ったことなくても、instagramでみた風景などを入れると、とってもワクワクしながら「やりたいこと」がどんどん出てくると思います。
⑥やりたくないことや苦手なことを書き出す
あえて否定的、ネガティブなことを書き出すことも、とても大事です。
嫌いを書き出すことにより、「どうして嫌いなのか」「なぜやりたいことなのか」を考えることができます。
嫌いの反対が「好き」、やりたくないことの反対が「やりたいこと」につながっていきます。やりたくないことばかり考えていると、ふとやりたいことが思いつくかもしれませんね。
自分の嫌いを分解すると、今後どのように日常の嫌いを減らし、楽しいと感じる感情を増やしていくかのヒントにもなるので、「嫌い」を書き出すのもおすすめします。
⑦今までの仕事を詳しく書き出す
今まで仕事をしたことがある方は、ぜひ今まで経験した仕事を詳しく書いてみましょう。
今の仕事、これまでの仕事から、なぜその仕事をやってきたのか、仕事においての楽しかったことや悲しかった感情はなにか、仕事に関連する知識、情報、またそれに関係する資格や試験などを書き出してみてください。仕事は多くの何かと繋がっています。
それを1つずつ紐解けば、「やりたいこと」が見えてくるきっかけに繋がります。
⑧影響を受けた人の、具体的に何に影響を受けたか考える
尊敬する人、影響を受けた人を洗い出すことは、自分の理想とする目標を考えることに役立ちます。
あなたが尊敬する人はなにをしていて、どんなところを尊敬していて、どんなところを真似したいかを考えてみてください。影響を受けたポイントは、自分が「やりたいこと」、「ほしいモノ」を見つけるアイテムの一つとなります。
身の回りの両親や親友の良いところ、本で読んだ人、テレビでいつも見ている人など、ぜひ洗い出して真似たいポイントなどを洗い出してみましょう。
⑨普段の生活・ライフスタイルを文章にしてみる
普段の暮らしの中から、何気ないことだけどあったらいいなぁ、出来たらいいなぁなど、ふと「やりたいこと」が見つかることもあります。
「やりたいこと」を考えるとなると、とても大きなことと感じてしまい、あまりにもシンプルなことなので思い浮かばなかったりすることが、普段の生活を書き出してみることで思い浮かぶことがあります。
未来の自分を想像する
①今思いつく「目標にしたいこと」を全て洗い出す
いま、目標や「目指していること」、「こうなったら良いなあ」としていることはありますか?
例えば、ダイエットであれば、何のためにダイエットをするのでしょうか。痩せたい、健康のためといった理由が考えられますよね。
その目標を達成するために、「1日8000歩歩く」、「食事制限をする」といったことがやることとして出ると思います。やせる!という目標も、「やりたいこと」のひとつで、そのためにいろんな行動に繋がってきます。
目標には、多くの場合で「やりたくはない」ことが含まれるます。ここで大事なことは、なぜダイエットをするかという目的です。
その目的を達成している状況を思い浮かべて、その時の行動や感情がどのように変わるかと具体的に想像をしながら、本当にその状況を作るために、努力ができるかと想像してみましょう。そこでワクワクする自分が想像できれば、努力をし続けれるかと思います。
②得意なこと・これから伸ばしたいことを書く
得意なことは、多くの場合で自分が好きなこと、やりたいことの延長線で得意になることが多々あります。
今まで、継続してできたことにも繋がると思いますが、得意なことを書き出してみることも、あなたのやりたいことの一つにつながるかもしれません。
もちろん、得意なこととは人に誇れるものでなくても大丈夫です。
自分の心の中で、密かに得意だと思っていることをぜひ書き出してみて、改めて自分のやってきたこととともに振り返ってみましょう。
そこから今後も、この得意なことを伸ばしたいなと思うものがあれば、「やりたいこと」がまた新たにできます。
③もしも何の制限もなかったら、あなたは何をしたい?
もしも今、お金や時間、家族など、何も制限が無ければ、あなたは何をしますか?
何かを想像するとき、ついつい現実的な制限を設けてしまいます。
しかし、それではいまいち自分の本音ではないような気がするのであれば、この質問を自分に問いかけてみてください。
自分に答えるので、遠慮する必要も恥ずかしがる必要も全くありません。
自分の素直な欲求に気づくきっかけとして問いかけ、自由に書き出してみてください。
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④1年後、3年後、10年後の自分の姿のイメージとは?
多くの方は、「学力がないので」や「お金がなくて」「すでに家庭があるし」「男性には無理/女性には無理」など、いつの間にか自分で制限をかけてしまっていることが多くあります。
まずは、③でも説明した通り、制限となる「現状」を何も考えずに、未来の自分の理想を想像し、何でも書き出してみましょう。
また、そこでこんなことまで発想を広げてください。
どこで朝を迎え、どのような気持ちで何をしてる?
実現してもいないのに、想像しても悲しくなるだけと思って想像しないのはNGです。
まず想像できなければ、なりたい自分に近づくことさえできません。
そしてその未来になるために、必要なことを書き出してみましょう。
やりたいことリストをつくろう
人生のやりたいことリストをご存知でしょうか?
これは、バケットリストとも呼ばれています。
人生、死ぬまでにやりたいこと、行ってみたい場所などを100個ノートや手帳に書き出すというものです。
人生100年時代に突入したのにやりたいことがない、やりたいことが見つからないままなんてもったいないと思いませんか?
自分が思いつくままに自由に書き出してみるものですが、実は最初はなかなか100個も埋まりません。
そこで、最初はだれかのやりたいことリストを参考にするのもコツですよ。
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最後に
やりたいことがない、やりたいことが見つからない。
これはいつの間にか気づかないうちに、「諦めてしまっていること」や「当たり前になっていて気づけていない」ことが非常に多くあります。
全てのステップを実施する必要はないので、まずは一番出そうなものから書き出してみるということにチャレンジしてみましょう。
すると小さな「やりたいこと」が出てきます。
そしてその「やりたいこと」をちょっとずつ実現していくという体験が、どんなに小さいことでも、自分を豊かにしてくれる経験へと変わります。
心をOPENに、何も恥ずかしがることなく、自分のありのままを書き出すことからはじめ、少しでも「やりたいこと」実現に近づくことを願っています。