20代で「人生がつまらない」「生きがいが感じられない」と嘆く人は、意外と多いもの。
それは、学生から社会人になり、毎日代わり映えのない日々や、理想と現実とのギャップ、将来への不安など、様々な壁に直面するから。
しかし、今や人生100年時代。
まだまだ序盤の20代を「つまらない」と思いながら過ごすのは非常にもったいないことですよね。
それだけでなく、20代の過ごし方次第で、その後80年の人生が大きく変わるのです。
今回は、20代を楽しく有意義に過ごすために、ぜひ身につけたい習慣をご紹介します。
もし、「人生がつまらない」と感じているのなら、それは今の習慣や過ごし方を見直す合図。
これを機に「つまらない」を脱却し、人生の成功を掴む第一歩を踏み出しましょう!
目次
20代で「人生がつまらない」と感じてしまう理由
20代で「人生がつまらない」と嘆いている人の多くは、最初からそう思っていたわけではありません。
・毎日代わり映えのない単調な日々を送っているとき
・とくにやりたい趣味もなく、休日の過ごし方がわからないとき
・大学を卒業して、夢を持って入社した会社で現実を知ったとき
これらのタイミングで、「人生がつまらないな」と感じるようになるのです。
筆者は、仕事に追われて毎日寝る間も惜しんで働いて、上司に指示されたことだけをロボットのようにやる日々が2年ほど続きました。
今思えば2年も続けられたのは、言われたことをやるだけの方が「楽」だったからだなと思っています。
しかし、その楽な日々は、仕事以外は何もない生活。
休みがあっても何をすればいいかわからず、何もせずに過ごしてしまうことに自己嫌悪を感じていました。
そんな日々を繰り返す中、ふと「人生がつまらないな」と思うようになったのです。
このように、人生がつまらないと感じる人の大抵は、繰り返す日々のとあるタイミングで、そのように感じるようになります。
しかし、このとき重要なのは、「なぜ人生がつまらないと感じたのか」を自分に問いかけること。
この「なぜ」の部分が無自覚であると、なかなか問題は解決しません。
ここでは、問いかけのヒントとして、20代で「つまらない人生だ」と感じる理由を5つ挙げていきます。
仕事がつまらない
仕事は、人生の中で大きな時間を占めるもの。
もし、仕事がつまらない時間であれば、苦痛で仕方がないと思います。
仕事は1人でやれることだけでなく、他人とコミュニケーションを図りながらおこなう場合も多いので、人間関係でも気を遣うとなるとずっと神経をすり減らしてしまう状態になりかねません。
朝と帰りの通勤ラッシュにかぶる方は、さらにストレスを感じて毎日身体も心もヘトヘトになってしまいますよね。
休日の過ごし方がわからない
やっと仕事が終わり、週末を迎えたのにも関わらず、ずっとダラダラしてしまって気づいたら夜だった、なんてことはありませんか?
寝すぎると身体がだるく、さらにゴロゴロしてしまいます。
土曜日は寝て終わってしまい、日曜日は溜まっていた洗濯や掃除などの家事を終わらせてあっという間に休みが終わり、また月曜日からの仕事が始まってしまう、というサイクルは辛いですよね。
やりたいことや趣味がない
あなたには、趣味がありますか?
趣味とは、そもそも自由時間に好き好んで行うことを指します。
自分の自由な時間に好きなことができる素晴らしいことなのですが、そもそもやりたいことがない、見つからない方はいらっしゃいませんか?
やりたいことがないと無駄に時間を過ごしてしまい、無駄な時間を送ってしまったことに対して嫌悪感を感じてしまったりしますよね。
お金がない
お金がないと本当につまらないですよね。
特に社会人になったばかりであれば、日々の生活を送るのに精一杯な人も多いはず。
「好きな物も買えない」
「好きな物も食べられない」
というようなことが続くと、お金がないから何もできないので家にいるしかない、と悪循環に陥ってしまい心が荒んでしまいます。
人間関係に疲れた
人は、一人で生きていくのはなかなか難しいもの。
人と関わらないように意識しても、どうしても自分一人ではどうすることもできないことが生じてしまいます。
職場環境や、友人、知人との関係でしょうか。
一人になるのは勇気がいるので、誘いにはなんとなく乗るけれど、何か違う気がする、と違和感を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「つまらない」と心が感じているということは、何かしらの変化を求めている前兆。
どんな小さなことでもいいので、生活に変化をもたらすことで、自分自身の気持ちが明るくなり、そこから輪が広がって楽しいことを引き寄せることができるようになります。
20代が身につけるべき10の習慣
日々の生活は、日々の習慣で成り立っています。
つまり、習慣を変えることが「つまらない人生」を脱却し、楽しく有意義な過ごし方へと繋がるのです。
また、20代で身につけた良い習慣は、30代、40代、、、といくつになっても、あなたの味方をしてくれます。
人生の成功を掴む人と、人生がつまらないまま終わってしまう人との差は、このとき身につけた習慣の差でもあるのです。
ここでは、人生を変える、20代で身につけるべき習慣をご紹介します。
①心からやり遂げたいことを見つける
本当に心からやりたいことを探すのは、20代のうちにやっておくべきとても優先順位の高いことです。
年齢を重ねると、ライフステージに変化が起きます。
結婚や出産、介護など、自分で自由に使える時間が限られてくる現実がある中、自分のためだけにすべての時間を注ぎ込むことができるのが20代です。
「自分はどういう人間になっていきたいのか」
を本気で真剣に考えて行動しましょう。
知っているだけでは、人生を切り開いていくことはできません。
思ったら即行動。
経験値を増やすことで、自分が心から好きなものに出会うことができるでしょう。
②失敗を恐れず、何事にも挑戦する
何か行動をするときに、いつも同じことを考えませんか?
このように、Aという出来事に対して、Bという方程式を導き出してしまう。
これが怖い習慣であり、挑戦する力を奪ってしまっています。
まずは小さなことから、いつもと違う行動を起こすようにしてみてください。
失敗しても、自分の人生の肥やしになりますし、笑い話にするネタが増えたと思ってみましょう。
「失敗するリスクより、挑戦をしないことの方がリスク。」
これを肝に銘じ、仕事であれ、趣味であれ、やりたいことや挑戦してみたいことにどんどんトライする習慣を身につけていきましょう。
③当事者意識を持つ
仕事がつまらないのであれば、誰かに仕事を「やらされている」可能性が高いです。
特に若手の20代であれば、往々にして上から指示が大量に降ってくることも多いでしょう。
しかし、ここでの「やらされている」というのは「他の人の仕事を自分がやらされていると思っていること」です。
まるで自分のやりたくないことを無理矢理やらされているようで、楽しくないですよね。
一方、当事者意識を持ち、全ての仕事を自分事化できると、「もっとああしたい」「こうしたい」という欲求が生まれます。
仕事の中で、自分の「やりたいこと」が生まれ、それを実行する過程で、やりがいやワクワクした気持ちを得られるのです。
さらに、当事者意識から、何事にも責任感が芽生え、その変化は周囲にも伝わっていきます。
楽しみながらも責任感を持って仕事に取り組むことで、若手にも関わらず、だんだん仕事を任せてもらえるようにまでなるのです。
④読書をする
読書をする習慣は、20代で身につけるべき習慣の中でも、トップレベルで重要。
それは、読書から学べることが、生きていく上で大事なことばかりだから。
しかし、日本において、1ヶ月に1冊も本を読まない人は半数にまでのぼると言われています。
読書をしない人のほとんどの理由が「時間がないから」。
でも、実は「時間がないから読書ができない」のではなく、「読書をしないから時間がない」という話はご存知ですか?
小宮謙一さん、柴垣樹郎さんの共同著書 「伝説の新人 20代でチャンスをつかみ突き抜ける人の10の違い」(集英社出版)という本によれば、「読書をすることにより、知識や考え方の軸が増え、仕事の生産性やクオリティが上がり、その結果時間が生み出される」といいます。
つまり、「時間をつくる術」を読書によって養うことができるのです。
また、読書による膨大なインプットは、思考力そのものを鍛えてくれます。
さらに、読書が習慣になれば、人との会話やスピーチなど、アウトプットの場でも変化が現れます。
それは、圧倒的に質の高い内容をアウトプットできるようになるからです。
読書量の差は、10年、20年と積み重ねれば、できることや経済的な豊かさの差へと変わります。
20代のうちに、コツコツ読書をすることで、今を有意義に過ごすことができ、さらに将来の可能性を広げることになるのです。
⑤様々な価値観に触れる
好き嫌いがはっきりしていることは、とても素敵なことですが、全てを白か黒で判断してしまうと、価値観を広げるチャンスを逃してしまいます。
自分の全然興味のないところに、宝石が落ちているかもしれません。
いつもと違うジャンルの本や映画、食べ物に触れてみるのもいいですし、これからどんどん国際社会になっていく中で、日本という文化だけでなく、海外の友達を作ったり、現地に行ったりしてみるのもいいですね。
筆者は、バックパッカーをして世界を見てきました。
実際に体感したときに価値観の違いを学び、世界の大きさと自分の小ささを知り、もっと成長していきたいと思うようになりました。
あらゆる価値観に触れ、受け入れることで、新しい目標を見つけたり、自分の好きなものに出会えるのです。
また、若くして「自分の当たり前」という物差しを使わない習慣がつけば、その後もたくさんの素敵なご縁や環境に恵まれますよ。
⑥人脈を広げながら、尊敬できる人を見つける
あなたの周りに尊敬できる人はいますか?
ぜひ20代のうちに、人生の先輩にしたい人を探しにいきましょう。
先輩といっても、年齢が上でなければならないわけではありません。
自分はどういう人間になっていきたいのかを明確にすることで、目指す人間性を持っている素敵な人に巡り会うことがきっとできるはず。
今の環境から少し踏み出して、いつだって新しい出会いを見つけにいく姿勢を忘れないようにしましょう。
そして、「学ぶはまねぶ。」
人脈を広げて、尊敬できる人にたくさん出会い、その都度特に尊敬できる部分を真似てみてください。
尊敬する人を見つけては学びを吸収することが、自分を高めることに繋がりますよ。
⑦健康に気を遣う
実は、最も軽視しがちなのが健康。
しかし、「若いからいいや」と思って、暴飲暴食や運動不足のまま歳を重ねるとツケが回ってきます。
体力の衰えから、やる気の減少や考えが上手くまとまらなくなったり、体重も落ちにくく、筋肉もつきにくくなったりします。
健康こそ最も大切な自分への投資。
ぜひ、将来を見据えて、20代のうちに健康でいるために何ができるのかを意識してくださいね。
⑧情報を取捨選択する
現代では、調べたいときに、なんでもインターネットを使う時代になりとても便利になりました。
一方、情報があふれている中で、すべてを鵜呑みにしてしまうのはとても危険。
インターネットは、良くも悪くも自由な記述が許されている世界であることは理解しておく必要があります。
一つの情報に振り回されるのではなく、多方面から客観的に判断する力を身につけておくことはとても大切。
そのためにも、いつも「なぜ?」「本当にそれで大丈夫?」など、自分にダウトをかけるよう心がけましょう。
正しい情報を集める習慣が、将来の自分を守ってくれますよ。
⑨自分を好きになる
自分のことが好きかどうか考えてみてください。
「いいえ」と答えた方は、まず自分を愛することから始めましょう。
筆者は、自分のことが大嫌いでした。顔も性格も醜い自分が嫌だったのです。
ただ、そう思うことで自分を守っていたのだなと今になって思います。
何か失敗したときに、こんな自分だから仕方ないと言い訳することができるからです。
しかし、ほんの少し勇気を出して、自分の良い所を見ることを意識し始めてから、明るい気持ちに変わっていきました。
自分のことを好きでない人が、他人を好きになれるでしょうか?
短所は長所。
あなたのダメなところは、あなたを輝かす宝物。
まずは自分をどんどん好きになってください。
そのままのあなたを好きになってくれる人が、きっと現れるはずです。
⑩人が喜ぶことをする
最後に、生涯周りから愛される人になれるとっておきの習慣を紹介します。
それが、人が喜ぶかどうかを軸に行動する習慣です。
自分がやりたいことを大切にするのは、もちろん素晴らしいこと。
しかし、自分一人では大人になれなかったように、人生は自分一人では成し遂げられないものばかりなのです。
だからこそ、周りの人を大切にし、感謝することが大事。
人から好かれる人は、人が喜ぶかどうかを基準に行動し、まず「先に与える」のです。
この習慣を積み重ねると、いつしか自分の夢ができたとき、周りからたくさんのサポートがあるものです。
また、あなたは嫌われる勇気を持っていますか?
人から嫌われることばかり恐れていては、人に好かれる人にはなれません。
「相手にどう思われるかよりも、相手がどう思うか」を優先して考える習慣を身につけましょう。
最後に
できることなら、毎日楽しく、自分のやりたいことを思い切りやって、人生を充実させたい、豊かに生きていきたい、と誰もが望むでしょう。
筆者は、大学を卒業して働き始めたマスコミ関係の仕事で、22歳〜25歳までのほとんどの時間を使って働いていました。
夢を持って入った業界でしたが、蓋を開けてみたら自分の夢の実現よりも、言われたことをやって過ぎていくだけの毎日に変わってしまっていました。
転職をし、自分の人生をここから好転させようと思っていた矢先、素敵な方との出逢いがあり、自分が本当にやりたいことに気づくことができました。
暗くて文句ばかり言っていたつまらない人生が好転したのです。
誰でも、今ここから変わることができるのです。
習慣を変えれば、今を楽しく有意義に過ごせるだけでなく、将来たくさんのチャンスを掴むことができます。
遅すぎることなどありません。
今この瞬間から新しい人生を始めましょう!