モチベーションの源泉と上げるための環境づくり

モチベーションの源泉と上げるための環境づくり 前向きな人生にする方法
チベーションの源泉は、人によって違うもの。特に、「安定型」か「向上型」どちらのタイプかによって異なります。モチベーションが上がらないときは、自分の性質に合ったモチベーションの上げ方とそのための環境づくりがポイントです。

モチベーションは、上げるための環境が整っていなければなかなか上がりません。

今回は、モチベーションが上がらない、無気力だと感じている人に向け、あなたのモチベーションの源泉をしっかりと把握して、それをベースに環境を整えていくモチベーションの上げ方をご紹介します。

自分のモチベーションの源泉を知る

モチベーションの源泉

モチベーションの源泉は、人のタイプによって異なります。

なので、同じ仕事をしていてもモチベーションの源泉が違えば、片方はすんなりと仕事をこなすことができ、片方はモチベーションを見失い、やる気もなくなるということがあるのです。

今までどんなにやる気を出そうとしても、どうしても気分が乗らないということはなかったでしょうか?

それは、あなたが自分の性質を理解していなかったからかもしれません。

まずは自分のモチベーションの源泉は何なのか、しっかり把握していきましょう。

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【モチベーションとやる気の違い】それぞれの上げ方も徹底解説!

「安定型」のモチベーションの源泉

安定型

「安定型」タイプのモチベーションの源泉は、「やるべきことができやすいよう整っている環境」です。

「安定型」タイプは、次のような特徴があります。

・基本的にまじめで平和主義
・決められたことをしっかり守る
・お互いに理解し、リスペクトし合うことを好む

また、以下の環境でモチベーションが上がりやすい傾向にあります。

・雇用体制がしっかりしている
・安定した報酬が得られる
・人間関係のバランスが取れている

「安定型」の人は、報酬や体制がしっかりとしていれば自分も自然にしっかりとしてきますし、人間関係が良い環境だと、やっていることも楽しく感じ、モチベーションが上がります。

また、理不尽なことを嫌い、状況をかき乱すような人が現れたり、体制が変わったりすることにストレスを感じます。

平和な環境でやるべきことをこなす日々に満足しているので、上の立場に立たされたり期待をかけられると、逆にモチベーションが下がってしまうこともあるでしょう。

職場だけではなく普段の生活でも、物事をするときに、周りの状況が整っていないとモチベーションが上がりません。

家で片付けをするにしても、時間のないときにバタバタとするのは苦手ですし、友人と出かけるにしてもある程度前もって計画を立てておきたいと思うでしょう。

頭の中で1日の予定を立てていることが多く、予測ができなかった出来事には、面倒臭さを強く感じ、モチベーションが下がってしまいます。

「向上型」のモチベーションの源泉

向上型 モチベーション
「向上型」タイプのモチベーションの源泉は、「現状をより良くするために変化していける環境」です。
以下の特徴があり、安定型とは正反対の気質を持っています。

・プロセスよりも結果重視
・ライバルに打ち勝とうと思うことでモチベーションが上がる
・困難なことに打ち勝つ精神力を持っている

また、以下の環境でモチベーションが上がりやすい傾向にあります。

・提案や行動を認められる仲間がいる
・毎日同じようなことが続かず、変化がある
・成果が明確

「自分ならきっとできる」という自信があることが多く、提案や行動を否定されるとストレスになります。

誰にも認められなかったり、毎日同じようなことをし続けたり、成果があやふやなことをしているとモチベーションが下がっていきます。

また、普段の生活も、家でくつろいでいるときに、友人が突然訪ねてきても気にならなかったり、休日は今日しかないのだと切羽詰まったりすると、大掃除などを短時間でやりとげたりするでしょう。

反対に、1ヶ月前の予定を立てたりするのはとても面倒に感じたり、休みが長いと、「別に今掃除しなくてもなあ」などと思いモチベーションが下がってしまいます。

モチベーションを上げるための環境づくりとは?

モチベーションを上げる環境と変え方

どんなに気合を入れても、自分に合った環境が整っていないとモチベーションも上がりません。

そこで、自分のモチベーションの源泉に合うように、周りの環境を変えて、モチベーションを高めましょう。

①「モチベーションを保ちやすい行動」をリスト化する

まずは、安定型と向上型、自分に合ったモチベーションの源泉を参考に、「あなたがモチベーションを保ちやすい行動リスト」をつくっていきます。

それぞれのタイプの例はこちら。

安定型

・何かをするときは十分な時間が取れるときを選ぶ
・周りに邪魔をしたりかき乱すような人がいたら、極力相手にしないようにする
・やらなければいけないことは、前もって細かい計画を立てておく

向上型

・毎日が同じことの繰り返しにならないように、今日の目標を立てる
・長い休日などは、やりたいことをリストにして退屈しないようにする
・自分の目標達成のためや、やりがいを持って行動するために常にリサーチする

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仕事でモチベーションが上がらない人のためのモチベ管理術

②行動リストを実行するための環境を整える

①のように、「自分がモチベーションを保ちやすい行動」をリストアップしたら、これらの行動ができる環境を整えていきます。

例えば、安定型の人は、何でも時間を十分取れるように、あらかじめ毎日の家事を家事代行サービスに変更してみる。向上型の人は、常に情報収集できるように便利な情報提供サービスに課金するなど、小さなことや、少しお金がかかることなど、あらゆる工夫をしてみましょう。

また、断捨離であったり、住む場所や職場を変えてみたりと、物理的な大きな変化も、モチベーションを上げるための環境づくりとして効果を発揮するでしょう。

そもそも全くモチベーションがないときの上げ方

そもそも全くモチベーションがないときの上げ方

「そもそも、全くモチベーションがなく、環境づくりさえ面倒だ!」

そんな風に思う人もいますよね。ここで、簡単にモチベーションを上げる方法をご紹介します。

「やらなければいけないことがあるのに面倒」と思ったら、大きな声で「よしっ」と言ってみてください。

「よしっ」という掛け声は、老若男女問わず大昔から日本人が使い続けてきたもの。

不思議なことにこの短い一言で、誰もが反射的に「気分を切り替えて次のことをするんだ」と理解することができます。

この「よしっ」は一番分かりやすくて簡単な景気付けの言葉です。

ドラマなどでも、落ち込んだ後などに気分を変えてもう一度やろうという場面などでは、必ずと言っていいほど「よしっ」は使われています。

あなたも気がついたら日常的に使っていませんか? 

この何気なく使っている「よしっ」を意識的に使ってみてください。

モチベーションが上がらないときこそ、とにかく何でもよいので始めなければ先に進みません。

しかし、とにかく少しでもやると、気分が乗ってきてやる気が後から出てきます。

できればお腹に力をいれて言ってみるのが一番効果的ですが、状況によっては呟いてみるだけでもいいでしょう。

朝ベットから起き上がる前、身支度の前から出かける直前など。

部屋の片付けやエクササイズの前にも、とにかく「よしっ」と自分を景気付けます。

一日に何度も毎日意識的に「よしっ」と言い続けることによって、いつのまにか何かを始める前は自然に「よしっ」と言うことが習慣化され、意識しなくても脳を切り替えることができるようになりますよ。

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最後に:モチベーションが上がると見えてくるもの

モチベーションが上がると見えてくるもの

モチベーションが上がっているときは集中力も増し、意欲満々で新しいアイデアが浮かんだり、楽しい気分になったりします。

意欲があると仕事もはかどりますし、アイデアが浮かんだら、そこから違うことに挑戦したくなり視野が広がっていきます。

モチベーションが上がるだけで、さっきまで見えなかったものが見えてくるのです。

そう考えると、モチベーションを上げる環境に身を置くということは、大事なことだと思いませんか? 

重要なことは、まず「環境を変えようと行動してみる」ことです。

モチベーションの上がる環境を構築して、楽しい毎日を送ってくださいね!