20代から身につけたい良い習慣8選

20代から身につけたい良い習慣8選 リスト紹介
社会人としての成長期とも言える20代。この時期にどれだけの物を身につけられるかで、社会人生活は大きく左右されます。今回は、社会人としてより良い人生を送るために、若い内に身につけたい8つの習慣ご紹介します。

社会人生活における20代は、これから続く長い社会活動の上で非常に重要な意味を持ちます。

スキルアップ、人脈作り、私生活の充実など、考えなければならないことが数多く存在するのです。それらを自分の物にできれば、以降の人生は格段に良いものとなります。

20代で身につけておきたい小さな良い習慣

20代で身につけておきたい小さな良い習慣

①自分用のスケジュールメモをとる

日ごろからメモをとる習慣を、早い段階で身につけるのは非常に効率的、かつ合理的です。

仕事をする上で、抑えなければならないポイントや、スケジュール事項などは、若い時には頭に記憶するだけでも事足りる人も多いでしょう。

しかし、年齢を重ねるにつれて、記憶力は少しずつ衰退していきます。しかもそれは、本人が自覚できないくらいに少しずつ身に迫ってきます。

また、仕事に長く身を置いていると、仕事の量や責任が増えていくことが考えられます。そういった場合、必要なことが記されているメモはいっそう効果を発揮します。

いよいよ業務が自分のキャパシティを越えた時、残っているタスクを確認できるメモがあれば、次に取りかかるべき仕事にスムーズに移れる上に、失念によるミスの発生を事前に防ぐこともできるのです。

時間管理やタスク管理の基礎となる習慣が「スケジュールメモをとる」です。

メモをとる習慣のコツ

メモの習慣をつけるコツですが、手始めとしてTo Doリストを作ることをオススメします。

使う紙は不要な書類の裏でもかまいませんので、業務を開始する段階で、その日のタスクを箇条書きにし、それを消化していくやり方が有用です。

これをしておくと、自分で確認する時の他に、日中で業務の引き継ぎが発生する場合でも伝達がスムーズになり便利です。

抑えるべきポイントは以下の2点です。

・要点が抑えられている。
・余分な文章がない。

使いやすいメモというのは、一朝一夕で書けるようにはなりません。

日頃からTo Doリストで練習をしておけば、後々困ることもないでしょう。

また、メモのとり方や見やすさは人それぞれですので、自分がとりやすいメモのとり方を見つけるようにしましょう。

②連絡にはすぐに返事をする

連絡にはすぐに返事をする

社内での連携や、取引先との関係など、働いていると人とやり取りをする機会が増えていきます。

懇意にしている取引先だけど、電話やメールのやりとりが主で、実際に顔を見たことがないということも多いです。

こういった連絡上だけの関係を築いていく上で強く印象に残るのが、連絡に対するレスポンスの速さです。

業務上の連絡は、重要なこともあれば、ある程度の猶予がある案件もありますが、いずれにしても返事は早いに越したことはありません。

また、お互いのレスポンスが速くなればなるほど、返事を待つ間のインターバルが減り、やり取りの回数自体が増えることでしょう。

レスポンスの速さによって、より密接なパートナーシップが築け、20代の新人時代における貴重なコネクションを構築できるのです。

自分に連絡が来た場合は、極力内容を確認したあとすぐに返事をするように心がけましょう。

もし手が離せない場合は、「~時ごろにまた返信いたします」といった連絡を入れるのも一つの手です。

③断捨離を定期的に行う

断捨離を定期的に行う

書類や道具の管理は、仕事をする上で非常に重要です。

特に書類は、必要な物とそうでない物か一目で分からないと、業務に支障をきたします。

「いつか必要になるかもしれない」、「あとで処分しよう」と思って処理を後回しにしていると、気付いた時には大量に溜まった書類の中から、必要なものを慌ただしく探すことになってしまいます。

そうならないためにも、不要な物を定期的に捨てる習慣を身につけましょう。

まずは、必要な物とそうでない物を分けます。このとき、保留はなしです。
そして、要らない物はすぐに処分しましょう。

これだけでも抱える書類を大幅に減らすことができます。

次に必要な書類を、2つに分けます。

「書面として必要な物」と「中の情報が必要な物」です。

「書面として必要な物」というのは、納品書や請求書のように、契約などの理由で紙として残しておく必要がある書類です。「捨ててはダメな書類」と捉えると分かりやすいかもしれません。

個人で使うものに関しても、後に確認しやすいようにファイリングしておくことをオススメします。

対して、「中の情報が必要な物」とは、連絡や情報共有を目的とされている書類を指します。

社内で回覧される連絡や、取引先からの新商品の紹介が掲載されているものです。

こういった書類は、書かれている情報が把握できればいいので、必ず書面で残す必要はありません。

処理の方法としては、必要な項目だけスケジュール帳に記入したり、スキャナを使ってデータ化したりして、書類自体は処分してしまうのが望ましいです。

メールやネットを活用する会社が増えてきたとは言え、封書やFAXは未だに多くの企業で利用されています。紙媒体の連絡手段は未だにメインツールとして根強いシェアを持っているのです。

だからこそ、不要な書類を処分することで、情報の確認作業を効率化させることができます。

④綺麗な食べ方

会社の飲み会や会合など、社会人になると見ず知らずの人と顔を突合せて食事する機会が増えます。

さらに言えば、食事の場で与えた印象が、以降の仕事にも影響を与えることもあるのです。

そういった場でまず目に付くのが「食べ方」です。

食事のマナーや作法といったものは、教育を受ける以前から親や周りの保護者から教えてもらうべきことです。

同じ席で食事する人のマナーが悪ければ、「この人は常識がない」と思ってしまうのは仕方がありません。

逆にそういう場で綺麗な食事のとり方をする人を見れば、「しっかりした人だな」と好印象を抱いてもらえるでしょう。

しかし、食事のマナーは生まれた時から長い月日をかけて癖になっているものなので、改善していくには少なくない努力を要します。

なので、今回は「これを実践するだけで綺麗な食事に見える」3つのポイントをご紹介します。

①背筋を伸ばす
食べる時は猫背になりがちです。

意識して姿勢を正すようにしてください。

②箸を持たない手を机の下にやらない
空いた手を下に下ろしているだけで、非常にだらしなく見えます。

空いた手はテーブルの上に出すようにしましょう。

③食べてない時は箸を置く
話す時も含めて常に箸を持っていると、所作が大雑把な印象を与えてしまいます。

話に集中する時や、グラスを持つ時は一旦箸を置きましょう。

この3つに注意するだけで、食事する姿が格段に綺麗に見えます。

仕事から一線引いた場だからこそ、そこで与えた印象はその人の本質として見られてしまいます。

そこで悪い印象を与えてしまわないように、気をつけることを習慣づけましょう。

⑤休日を怠惰に過ごさない

<h3>⑤休日を怠惰に過ごさない</h3>
休みの日をどう使うかは、仕事や私生活を含めて人生を豊かにするための大事なポイントです。

20代の社会人生活は、慣れないことや苦労することが多く、毎日くたくたになって帰宅することが多いでしょう。

「休みの日まで動きたくない」と思ってしまうのは仕方のないことです。

確かに休養を取ることは必要ですが、休養の方法が「何もしない」だけでは、身体が休まっても人生を豊かにすることはできません。

これが習慣化してしまうと、只々だらしない人になってしまいます。

怠惰な過ごし方ばかりしていると、仕事が辛い局面を迎えた時、日常の全てがネガティブになってしまいます。

気持ちよく仕事をしていくためにも、楽しい休日を過ごす必要があります。

そのためにも、趣味や娯楽など、休日の楽しみを何か見つけましょう。

仕事は日々の中で大きな比重が置かれることですが、それだけの人生を送っていると、仕事を辞めた時や何らかの事情で働けなくなった時に、ぽっかりと穴の空いた毎日を送ることになってしまいます。

仕事の疲れで億劫になる気持ちは察するに余りありますが、休日を趣味に充てたり、普段しないことに使ったりすることはリフレッシュ効果も望めます。

「楽しい」と思える日があるかどうかで、あらゆることのモチベーションが向上するのです。

身体の休息だけでなく、心のエネルギーも回復できるような休日を送る習慣をつけておくようにしましょう。

⑥歩く時間を増やす

ビジネスマン、特にデスクワークがメインの人にとって気がかりなのが「運動不足」。

運動と仕事の内容に直接の関係がなくても、運動不足が原因で30代、40台になってから体の不調で仕事に影響が出るようなことがないように、若いうちに運動の習慣を身につけることが大事です。

とはいうものの、そのために会社帰りにジムに通うとか、毎朝ジョギングをするとなると一気にハードルが高くなり、習慣として定着するのは難しいものです。

そこで、手軽に運動不足の解消に役立つ方法として、「歩く」を紹介します。

歩くということは日常的に行っていますので、その時間を無理のない範囲で増やし、生活の中に取り入れていくというアプローチで、運動不足解消の習慣として取り入れます。

健康診断の問診票でも「日常的に歩行やそれと同程度の運動を1日1時間以上している」や「同年齢の同性の人と比べて歩くスピードが速い(もしくは遅い)」というように、歩行に関する設問がありますので、それほど普段の歩行やウォーキングが健康のために重要なものだということがわかります。

これらの質問に対して「あっ、全然歩いてない…」とか「そういえば昨日は出勤中に何人かに歩いて抜かされていたなぁ」と感じることがあれば、少しでも歩行の時間を取り入れてみましょう。

ただし、今の生活の中に特別に歩く時間を設けるのではなく、普段の通勤時の歩く距離や時間を増やすという方法がおすすめです。

これなら1日の歩行時間を無理なく増やすことができます。
たとえば、

・会社の最寄り駅の1駅前で降りて歩く
・会社の近くにある公園をぐるっと一周
・好きな音楽を聴きながらメインストリートの夜景を見て歩く

などです。

また、歩くことにより運動量が増えるだけではなく、セロトニンやエンドルフィンの分泌も促されてストレスの発散やうつの予防にもつながります。

ここで気を付けたい点としては、「毎日○○分は必ず歩こう」と気負いすぎないことです。

たしかに継続して行うことは大事ですが、それを「しなくちゃいけない」とノルマのようにとらえ、体調がよくなかったり気分が乗らないとき、もしくは悪天候のときにも無理をして歩くようなことになれば、習慣というよりも苦行になってしまいますし、長く続きません。

ですので、「基本は毎日○○分(もしくは歩数)」としたうえで、

・「今日はちょっといつもより足を延ばしてみたいなぁ」と思うときは長めに歩いたり
・「今日はちょっと体調がいまいちだなぁ」と感じるときは短めに切り上げて帰る

というように柔軟な対応ができるようして、楽しく普段の生活の中で続けられるようにしましょう。

スマートフォンやスマートウォッチにある歩数計機能やアプリと組み合わせて、毎日の歩数や運動をチェックするのもいいですね。

⑦なにも予定のない休日を設ける

<h3>⑦なにも予定のない休日を設ける</h3>
休日の過ごし方については先ほどもご紹介しましたが、「なにも予定のない休日」を設けるのも、休日の過ごし方のひとつとしておすすめです。

これは、ただただ休日を無計画に怠惰に過ごし、「何もしなかった…」と後悔するものではありません。

「自分を最優先にする」という目的のもと、何の予定も入れないので、後悔する必要はないのです。

特に自分よりも他人の都合を優先してスケジュールがいっぱいになりがちの人は、この休日が効果を発揮します。

「なにも予定のない休日」は月に1日、その月に入る前にスケジュールに設定しておきましょう。

先に設定しておくことによって、その日に合わせてほかのスケジュールを組むことができます。

「ほかのスケジュールが決まってから、空いている日があったらその日に設定しよう」と考えていると、なかなかそのような日はやってきません。

このなにも予定のない休日を「誰の都合でもない、自分のための休日」と位置づけ、気の向くままに自分のしたいように過ごせばリフレッシュにもなりますし、「たまには自分を最優先にしてもいいんだ」という意識の変化にもつながります。

また、このような空白の日はスケジュール調整にも利用できます。

もし風邪を引いて思うように仕事ができない日があったとしても、この空白の日でそれを補うことができるので無理をせずに休むことができます。

このように「予備日」があらかじめあれば、気持ちにも余裕が生まれますよね。

⑧将来のために今のうちにすべきことをする

<h3>⑧将来のために今のうちにすべきことをする</h3>
忙しい日々が続くと、目の前の仕事を片付けることで精いっぱいになります。

最重要だったり、期日が近かったりで、それらの「目の前」の仕事や用件を最優先に取り組むことは当然のことです。

しかしその一方で、「将来」の自分のためにすべきことを後回しにしてはいないでしょうか?
たとえば、

・将来リーダーの役職に就いたときに役に立つようなセミナーに出席してみる
・異業種交流会に参加して名刺を交換してみる
・最新のソフトウェアやツールに触れてその機能を試してみる

など、今すぐに必要ではないけど将来の自分のためにきっと役に立つ、未来の自分のための準備となる取り組みは、探せばいろいろと出てきます。

とはいうものの、役に立つとわかっていても「今は忙しいからあとでいいや」とか「面倒だなぁ」と後回しにしていると、いつの間にか忘れてしまったり、いざ必要になってから慌てるということになりかねません。

そうならないように、将来のために取り組みたいことがあればメモをして、普段よく目にする場所にそのメモを置いておく習慣を取り入れてみましょう。

そうすれば、仕事の合間の時間や、休日などに思い出して取り組むことができますし、たとえ忙しいときでも視界にそのメモが入ることで忘れることを防ぎます。

このような「緊急度は低いが将来のために重要なこと」を後回しにせず忘れずに取り組むことの重要性は、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』で紹介されています。

やりたいことの後回しを防ぐには『LIST』

自分のやりたいことというのは、多忙な毎日の中で、ついつい後回しされがちです。

しかし、自分がやりたいことをちゃんと成し遂げることこそ、あなたの人生にとって重要なこと。

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詳しくはやりたいことリストを作るアプリ『LIST』を徹底解説!をご覧ください。

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習慣化のメリット

習慣化のメリット

習慣化はすなわち、考えなくとも当たり前にできることが増えるのが大きなメリットです。

先ほど紹介した5つの習慣は、「いつか必要になる」物事を、20代の内に習慣化させようというコンセプトでピックアップしています。

「じゃあ必要になった時にやれば良い」と思う方が少なからずいるかと思います。

確かに、そういう考え方はわかりますし、本当に出来るなら全く問題ありません。

しかし、人の意思はそう強いものではないのが現実です。

食生活や運動不足によって健康を害した人が、歳をとってから生活を改善できず苦しむのと同じです。

歳をとればとるほどに、習慣を改善することは困難になっていきます。

若い内から習慣をつけておくことで、歳を取ってから「あの時から気を付けておけば」と嘆くケースを減らすことが出来ます。

最後に

最後に

20代という年齢は、多くの可能性に満ち溢れた成長の時期です。その時期に先を見据えて多くの習慣を身につけることは、周りにある可能性や選択肢を更に拡げていくことに繋がります。

今回ご紹介した習慣は、一つひとつ見ればとても小さなものです。その習慣がなかったとしても、サラリーマン人生に大した影響はないでしょう。

仮に、会合の席で食べ方が汚かったとしても、その印象を元に仕事での付き合い方を考えるような人がいたとしたら、相手側にも問題があるとも言えます。しかし、問題があるかどうかは別として、実際に悪い印象を持つ人がいるということは事実なのです。

今回の記事の習慣は「できるに越したことはないこと」を自発的に身につけるためにピックアップしています。

「できなければならないこと」は、仕事の中で教えてもらえるはずです。

一方、責任のない面での努力は、「できる人」と「できない人」とでハッキリと二分されます。

自分がこの「できる人」の一人であるかどうかが、周りからの評価に直結します。努力によって身につけた習慣は、必ず良い結果を与えてくれるのです。

一見重要に思えないことが、何よりも重要であることが、人生には数多くあります。それを忘れないようにしましょう。