「周りの友人や同僚は、好きなことや趣味があって楽しそう。」
「自分は同じ毎日を繰り返しているだけで、取り残されている気がする。」
このように悩んでしまうことはないでしょうか。
実は、「自分の好きなことや趣味がわからない」という人は、年齢問わず多くいるのです。
今回は、タイプ別に好きなことや趣味が見つからない悩みを分析して、見つける方法までご紹介します。
目次
好きなことや趣味が見つからない理由と見つける方法は『タイプ』によって違う
今回は、好きなことや趣味が見つからない人の3つタイプ別に、原因と解決方法をご紹介します。
3つのタイプはこちら。
②遠慮しがちなタイプ
③自分の生活に満足しているタイプ
当てはまるものはあるか、またはどのタイプが自分に当てはまるか、チェックしてみましょう。
①冷静すぎるタイプ
好きなことや趣味が見つからない人の特徴として、何をするにも冷めてしまう、冷静すぎる性格が挙げられます。
例えば、趣味や習い事を一生懸命している人を見て、バカバカしいと思ったり、または熱中している自分が恥ずかしく思えたりして、何をするにも心の底から楽しいと思えず、冷静になってしまいます。
【理由】冷静すぎると楽しいと思えなくなる
物事を冷めた目で見てしまうと、そのことに興味がなくなってしまいます。
そして、何をしても自分に合わないと思ってしまいます。
それは、自分に合わないことなのではなく、冷めた目で見てしまうので魅力的なことに映らないだけなのです。
冷めた目で見てしまうと魅力的に映らないことも、やっている本人たちからすれば「やってみなくちゃわからない楽しさ」を実感し、その魅力に虜になっているのかもしれません。
冷静すぎると「やってみたら、わかる良さ」を実感するきっかけを失い、好きなことが見つからなくなってしまいます。
【方法】冷めていても他人の目は気にしない
冷めてしまう自分を変えるのはとても難しいです。
なので、無理に自分を押し殺して変える必要はありません。
ただ、周りの人たちを気にしないように意識してください。
「バカバカしい」とか、「なんでこんなことで一生懸命になれるの?」という気持ちは、周りに人がいるから感じるのです。
例えば、友人とスポーツをしているとします。
周りが「みんなでやると楽しい!」とか、「汗を流して気持ちいい」などと言うと、自然に「どこが?疲れるだけ」とか「皆が言うほどでもない」などと思ってしまうかもしれません。
そのように周りの反応を見て、余計に冷めてしまうのであれば、周りの意見や人をまったく無視して、今やっていることだけに集中するのです。
周りを気にせず何かに没頭してみれば、周りは「あなたが真剣に楽しんでいるんだ」と思い、特に気にしません。
あなたが周りを気にせず、今していることだけに没頭できたら、そのうち楽しい気分になり、自然に周りとも打ち解けて、いつのまにか冷めた気分も消えていきます。
1人で取り組める趣味から始めてみる
まずは1人でできる趣味から始めると取り組みやすいでしょう。
ボルダリングやランニング、映画鑑賞や物作りなど、個人で集中して楽しめるものはたくさんあります。
冷めたままでもいいので、周りにいる人たちのことを気にしないで、自分以外には意識を向けないようにしましょう。
誰の視線も感じず、自分の世界に入ることができ、集中しやすくなって、本気になれる趣味が見つけやすくなります。
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②遠慮しがちなタイプ
「自分には似合わない」「自分にはできない」などと、遠慮がちになってしまう人もよくある特徴に挙げられます。
その中には、自分に自信がない人もいれば、恥ずかしくて遠慮しがちになるパターンも。
「自分なんかが」と新しいことに飛び込むのが怖くて、遠慮がちになってしまうのもこのタイプです。
【理由】遠慮しがちだと前に進まない
そんなふうに思ったことはありませんか?
例えば、ゴルフが趣味でサークルに入っている友人がいたとします。
その友人が「毎週ゴルフ好きと集まれるのがとっても楽しいよ。一緒に来ないか?」などと勧めてきたとき。
などと遠慮していると、できることもできなくなりますよね。
これでは前に進めず、好きなことや趣味に巡り会えなくなってしまいます。
【方法】魔法の言葉「楽しい」を使う
「自分なんかにできない…」と思うことは、少なからず誰にでもあります。
ほとんどの人は初めて何かをするときは、自分に自信がありません。
自分の気持ちが「自分には無理」と言うのなら、そう言わせてあげましょう。
ただ、その後に、「でも楽しいかも」と言ってみてください。
言葉とは不思議なもので、声に出して言うと、本当に心がその言葉通りの反応をするもの。
つまり、「楽しい」と言えば、本当に楽しく感じられるのです。
好きなことや趣味とは「自分が楽しいと感じるもの」
例えば、人に誘われたことに対して、「自分なんかには無理そう」と遠慮しそうになったとき、とにかく「でも、楽しそう」と口にしてみてください。
もしも、何かを始めて、「やっぱり自分にはちょっと…」と思っても、「でも、楽しい!」とつけ加えるのです。
それだけで、本当に魔法のように気持ちはずっとポジティブになります。
好きなことや趣味は、自分ができるものではなく、楽しいと感じるもの。
「楽しい!」と口にしている間に、それを実感できるでしょう。
自分の「楽しい」に敏感になれば、実は自分が好きだったものに気づくこともあるのです。
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③自分の生活に満足しているタイプ
対人関係や仕事に問題もないけど、同じ毎日がなんとなく不安になり、「何かしたい」と思っている人はこのタイプ。
実は自分の生活に満足しているからこそ、そう思うのです。
満足はしているのに、なぜ趣味や好きなことが見つからないのでしょうか?
【理由】満足しすぎると先に進まない
自分の生活にある程度満足していると、新しいことにチャレンジするのが億劫になったり、怖くなったりします。
同じような毎日で、趣味もなく、好きなことも見つけられなくて悩んでいても、心の中では「趣味で何かをし始めたら、生活のバランスが崩れて忙しくなったり、余裕がなくなるのでは…」と思う自分がいます。
結果、その先に進むことがなく、自分に合った趣味や好きなことが探せなくなります。
【方法】生活の合間にできる趣味を探す
自分の生活に満足しているあなたが好きなことを見つけるためには、生活スタイルを変えずにスキマ時間で楽しめることができる趣味から探し出してみるといいでしょう。
ちょっとした時間を活用するなら、日々の生活に支障はないですし、ストレスにもなりません。
その際には、わざわざ出向いて行くようなアクティビティではなく、家でできそうなことや、通勤の電車の中でできそうなものに的を絞ってみましょう。
例えば、通勤ラッシュの電車の中でイヤホンで外国語講座を聞いたり、夜や休日の空いた時間にできるオンライン講座など、時間を有効活用できるものがおすすめです。
できれば、期限がなくて、ゆっくり時間をかけてできそうな講座などがいいでしょう。
スキマ時間で気軽にできて、更に資格も取れたら一石二鳥ですよね。
仕事が趣味になることも
自分がスキルアップすることで、できることや経験が増え、新たな好きなことや趣味につながるものが見つかることもあります。
また、スキルアップしながら、勉強したことを活かして報酬ももらえれば、とてもやりがいになるかもしれません。
自分の取り組みでお金を稼げたり、結果につながったりすると、達成感につながり「楽しい」と思えるでしょう。
そういった人は、無理に仕事以外で趣味を探そうとするのではなく、転職や副業など、働きながら楽しめるものを探してみるのも手です。
現に「仕事が趣味!」と言って楽しんでいる人はたくさんいます。
好きなことや趣味は、仕事以外である必要はないのです。
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好きなことや趣味がある人生とは
好きなことや趣味がある人生は、例えば日常生活に添えた花のようなものです。
その花が何本も増えていく人もいれば、一輪で満足な人もいます。
多かれ少なかれ、花がある人生は、あなたに生きがいを与えてくれます。
しかし、好きなことや趣味がないのがいけない、なんてことではありません。
また、あなたが「これは趣味とは言えない」と思っているようなものも、立派な趣味ですし、それは花のように美しく尊いものです。
とにかく、どんなにささやかでも、自分の「楽しい」を大切にすること。
この心がけが、人生を豊かにしてくれるでしょう。
最後に
仕事で上手くいかなかったとき、人間関係で悩んでいるとき、好きなことがあると励みになります。
人は、誰でも嫌なことをしなければいけないときもありますよね。
そんなときに、好きなことや趣味があったら、どれだけあなたを救ってくれるでしょうか。
そうやってバランスをとるのは、長い人生において必要なこと。
まずは、少しだけ自分を内側から見つめ直して、自分探しをしてみましょう。
すごいことでなくてもいいのです。あなたが楽しくなることをすればいいのです。
好きなことが仕事になる人もいる一方で、気晴らしで好きなことをする人もたくさんいます。
肩の力を抜いて、まずは何か1つ始めてみて下さい。