人格を高める『心、行動、習慣』

心、行動、習慣を変えれば人格が高まる 前向きな人生にする方法
「自分を磨き、人格を高め、理想の人格者になりたい」という人に向け、心のあり方を変えるだけで行動が変わり、習慣が変わり、人格が高まるという流れをご紹介します。

人格者とは優れた人格を持ち、周りから尊敬され、慕われる人のことです。

では、素晴らしい人格者になるために、何から始めればいいのでしょうか?

ある有名な言葉があります。

心が変われば、行動が変わる。
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、人格が変わる。

アメリカの心理学者 ウィリアム・ジェームズの言葉です。(出典には諸説あり)

「心のあり方」から変えることにより、連鎖して「行動」「習慣」も変わっていき、最終的には「人格が変わる」のだというものです。

今回は、この「人格を高めるための連鎖」についてご紹介します。

人格を高めるための唯一の方法

人格を高めるための唯一の方法

人格とは、あなたが経験してきたことや環境、様々な考え方などを経て形成された個人の特性です。

子供は、自分の意思で人格を形成することはできません。

育てられた環境や周りの影響を受けて人格を形成していきます。

否定されて育つとネガティブな人格を形成していきます。

愛情を受けて褒められながら育つと、ポジティブで愛情深い人格になっていきます。

一度形成された人格を変えることはできるのか?

では、形成されてしまった人格は変えることはできないのでしょうか?

実は、人の人格というものは、水のように自由自在に形を変えることができます。

あなたはもう、子供ではないので、世の中の良し悪しの判断がつきますよね。

その、「自己の判断」次第で人格は高まり、理想のあなたになることができます。

つまり、人格を高める唯一の方法は、自分の内面を磨くことなのです。

心を変える<寛大な心を持とう>

寛大な心を持つ

行動する前に、心が先に動きます。

人格者とは、良い行いをする者であり、良い行いができるのは、良い心を持っているからです。

つまり、人格を高めるには、心を先に変えること。

心を変えるとは、「寛大な心」を持つようにすることです。

例えば

・人を理解する
・人を許す
・人を変えようとしない
・小さなことは気にしない

簡単そうに見えて、結構難しいものですが、これらを心がけることで、自然と「寛大な心」は身につきます。

ポイントは、他人の性格や過去の出来事など、自分がコントロールできないものに対して、怒ったり、悩んだりすることなく、ただ事実として受け入れることです。

「自分が変えることができるのは、自分自身のみである」と心得ることが、「寛大な心」をつくりだすのです。

心が変われば行動が変わる

心が変われば行動が変わる
心で思うことは、常に行動に現れます。

つまり、心のあり方が変わると、行動までもが変わるのです。

例えば、人への不満や、事が上手く進まないことへの腹立たしさも、「理解し、受け入れる」という心でいれば、「人には様々な事情がある」「誰だって間違うこともある」と思えるようになるでしょう。

すると、自然に小さなことは気にならなくなり、心に余裕ができ、穏やかに過ごせるようになります。

そして心に優しさが生まれ、困っている人に手を差し伸べたり、周りを気遣った行動ができるようになるのです。

また、初めは心が変わって「何か良い行動をしよう」と思うようになっても、いざ行動するとなると、照れ臭く感じるかもしれません。

そういう場合は、笑顔で人に接したり、人の話をよく聞いたり、小さなできることから変えていきましょう。

「どんなに小さなことでも行動に移せることが大事だ」と心得てくださいね!

行動が変われば習慣が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣というのは、意識しなくても自然とできるようになったものです。

新たに身につけたマインドセットも行動も、毎日続けていくことで、いつのまにか「習慣化」されていきます。

人の心を理解するように務めたり、優しい気持ちで人に接しようとすることなど、最初は努力しないとできなかったものが、意識せずとも自然にできるようになることが「習慣化」されるということです。

しかし、習慣というのは、長い間続けていくことで身についていくものですので、少し時間がかかります

寛大な心を持ち続けることは、簡単なようでなかなか難しいもの。

もし何かのきっかけで、優しい気持ちを失ったり、些細なことでイライラしてきたときは、「今、自分は寛大か?」と、もう一度心のあり方を見直してみましょう。

それは嫌なことを我慢することではありません

嫌なことを「しょうがないこと」だと事実として受け入れた上で、自分ができることをするということです。

この精神を努力して継続できると、気づいたときには努力のいらない状態にまでなっているのです。

習慣が変われば人格が変わる

習慣が変われば人格が変わる

習慣が変わり、気が付くことがあります。

それは、周りの評価や反応が変わっていることです。

そしてその周りの人の行動にまで、変化が現れるのです。

意識しなくても、心に余裕のある行動ができるようになったら、周りをよく見てみてください。

友人や職場の同僚などの態度や行動が今までと違うと感じるでしょう。

今までやる気がなかった同僚や、悪い影響を与える友人などが明るい表情であなたに接するようになったりするのです。

あなたを頼りにして、いつもそばにいてくれる人が現れることもあるでしょう。

違いが見えてきたら、あなたの人格は高まり、理想の人格者に変わったということ。

人格が変わるということは、周りも変えることができるのです

もし、性格や考え方が歪んでいる人ばかりがいる環境の中に人格者が入っても、悪い影響を飲み込んで、良い環境に変えてしまうことができるでしょう。

心のあり方を変えて行動するだけで連鎖作用が働き、人格が変わる。

そして周りの人の心を変え、行動を変え、、、と延々と連鎖するのです。

素晴らしい人格者は幸せ者

最後に:人格者は幸せ

人格を高めることで最終的に得られるものは、「幸せ」です。

人が不幸だと思う原因は、悲しみ、貧困、病気、妬み、苦しみなど様々ですが、人格者は、すべてのネガティブな要素をポジティブに受け入れることができます。

悲しみの時期は、休息の時期。
貧困は大切なものを実感させるもの。
病気は生きていることに感謝できること。

人格者は、普通の人が想像もできないポジティブな思考で困難に向かい、不幸を不幸と受け取りません。

常に平常心であるがままを受け止める寛大な心を持っているので、どんなに辛い出来事も最終的には「幸せ」に行きつくのです。

また、人は、自分に似た人を引き付ける力を持っています。

人格を高めて幸せを感じることができるようになると、幸せな人が寄ってきます。

これから先も、辛いことや困難にぶつかったり迷ったりすることはきっとありますが、人格者には素敵な友人や家族が集まり、困ったときには手を差し伸べてくれるでしょう。

あなたはあなたのペースで、ゆっくりと時間をかけて人格を高め、幸せな人生を送ってください。