仕事が忙しいせいで気持ちに余裕がなくなってしまい、ついイライラしてしまう。
そんなイライラしている自分が嫌になることもありますよね。
仕事が忙しくてもイライラしない上司や同僚を見ていると尊敬する反面、自分の余裕のなさに失望してしまいます。
この差はいったい何なのでしょうか。
ここでは、忙しくてイライラしてしまう原因を追求し、イライラしないための気持ちの切り替え方や忙しくても余裕を持てる方法を紹介します。
忙しいとイライラする性格の原因
仕事で忙しくなると、心に余裕がなくなってしまいます。
常に心を余裕を持つことができればいいのですが、なかなか難しいですよね。
忙しくてイライラしてしまう要因として性格が関わってきます。
例えば、感情をコントロールできなかったり、感情の起伏が激しい人は、ちょっとしたことでイライラしてしまいます。
どんな性格がイライラを引き起こしてしまうのでしょうか。
ここでは、イライラしやすい性格をご紹介しますので、あなたもイライラする性格に当てはまるのか確認してみてください。
理想が高いタイプ
理想が高いタイプの方は、常に完璧を求めてしまいます。
完璧を求めるあまり、自分の理想が崩れたり、イレギュラーな事態に対応できないと、自分の不甲斐なさからイライラしてしまう傾向があります。
例えば、「定時までに仕事を終わらす」と決めていたとします。
順調に仕事をこなしていましたが、急遽今日中に終わらせなくてはいけない仕事が入り、定時で終われませんでした。
「定時で終える」という自分の理想が崩れてしまい、目標を達成できないことで怒りの感情が生まれ、怒りからイライラを誘発してしまいます。
理想が高いタイプは、自分の理想に対して違うことが起こるたびにイライラしてしまい、ストレスを溜めやすい性格といえます。
頑固または保守的な性格
忙しくてもイライラしない方はたくさんいらっしゃいます。
その中で共通していることは、臨機応変に対応できること。
忙しくてイライラしまう人は、臨機応変さが欠けていることが多いのです。
臨機応変さがないということは、言い換えれば頑固、保守的と言えます。
例えば、仕事の進み具合がよく、スラスラと仕事をこなしているとき。
上司から別の仕事を頼まれると、忙しくてイライラしてしまう人は、臨機応変さがないために、前の仕事を引きずったまま終わらせようとします。
臨機応変さがある人は、優先順位を考えて頼まれた仕事を終わらせようと動くのです。
自分のタイミングを無視して仕事を頼まれると、不満を感じて徐々にイライラが増してしまう。
これが、忙しくてイライラしてしまいやすい性格の一つです。
他人を強く意識し、ライバル視する性格
忙しくてイライラしまう人は、他人を強く意識しがち。
自分は忙しいのに、他の人が忙しそうに見えないと不公平と感じてしまい、不満がたまり、その結果、イライラしてしまいます。
例えば、自分の仕事をこなしつつ、後輩の面倒をみているとき、他の人がたまたま休憩でリラックスしている状態を見たとします。
「自分はこんなに忙しく仕事をしているのに、なんであいつは休んでるんだ」と思い込んでしまいます。
他人を意識しすぎるあまり、自分と比較してしまう傾向があるのです。
常に他人を意識することで、日々のストレスが蓄積されてしまい、ちょっとしたことでイライラしてしまう性格になってしまいます。
仕事中に忙しくてイライラしたら?気持ちを切り替える方法
この現代社会で、「イライラするな」と言われても無理がありますよね。
イライラすることなんてたくさんありますし、仕事ならなおさら。
あなたの周りに、仕事が忙しいのに、感情的にならず仕事をスマートにこなす方はいますか?
忙しくてもイライラしない方は、別にイライラしていないわけではありません。
少なからず、多少のイライラはあるはずです。
では、なぜ苛立たないのでしょうか。
それは、気持ちを切り替えるのが上手だから。
気持ちを切り替えることはとても重要で、この方法を身につけることで、忙しくてもイライラすることはかなり減っていきます。
そこで、次に気持ちを切り替える方法を具体的にご紹介します。
物事をポジティブにとらえること
イライラしない人の特徴として共通としているのが、どんなこともポジティブに捉えること。
「傷ついたことや悲しかったことをポジティブに考えましょう」と、いきなり言われても、最初はなかなか難しいですよね。
ですが、経験を重ねていけば、意識せずともポジティブに考える思考に変わっていきます。
たくさんの仕事を抱えていて、忙しくてイライラしそうなときは、まず一度冷静になり、気持ちをフラットにしましょう。
「今の仕事は忙しいけど、これを乗り越えればまた一つ成長できるから頑張ろう」とポジティブに捉えることができれば、イライラは徐々に落ち着いてきます。
ポジティブになるという意識が大切。
ポジティブ脳になるために、前向きな考え方を常に持ち続けてください。
適度な運動すること
仕事をしていると、なかなか運動する機会は減ってきます。
意識的に運動できればいいですが、仕事で疲れて帰ってきてから運動となれば、正直辛いもの。
いきなりランニングと言われても、厳しいと思います。
まずは、体を動かすことを意識づけるために、日常生活で少しずつ運動をしてみましょう。
例えば、通勤の際にエスカレーターではなく、階段を使ってみる、近い場所であれば公共交通機関を使わずに少し歩いてみたり、自転車を使ってみる。
これだけ見ると、運動嫌いな人でもすぐにできそうな気がしませんか?
慣れてくれば、ジムで体を動かしてみたり、自宅の周りをランニングしてみるのもいいでしょう。
体を動かすことで、精神を安定してくれるホルモンが分泌され、いい気分転換になります。
イライラしていた気持ちを抑えることができ、気持ちがリフレッシュされるのでとてもオススメです。
良い睡眠をとること
睡眠は、人の感情をフラットな状態に整えてくれます。
しっかりと睡眠をとることができれば、精神が安定し、嫌なこともそれほど引きずらなくなります。
良い睡眠がとれていないと気持ちをフラットにできず、イライラした感情を引きずったまま、次の日を迎えてしまいます。
きちんとした睡眠をとれないと、睡眠できていないことにイライラが生じてしまい、さらなる悪循環が生まれ、負のスパイラルに迷い込むことになります。
嫌なことがあった日は、すぐに寝てしまいましょう。
普段から忙しさの中で余裕を持つ方法
仕事や生活の中で忙しくしているとき、自分の中で余裕を持つことができる方法を知っておけば、感情をコントロールすることができます。
自分をコントロールできれば、イライラなんて怖くありません。
ここからは、気持ちに余裕を作る方法をご紹介します。
自分を客観視してみる
忙しくてイライラしてしまうと、どうしても感情に左右され、主観的になってしまいがち。
イライラしそうなときは、感情に支配されそうなときです。
そんなときは一度、冷静に判断するために、一歩引いて自分を客観的に見てください。
イライラしていると冷静な判断ができず、最善の解決策を選択できません。
例えば、あなたが新人の教育係だとします。
もちろん、自分の仕事も抱えながら新人に仕事を教えなければなりません。
新人が全然仕事を覚えず、忙しいあまりにイライラしてしまいそうなときに一度、一歩引いて客観的に考えます。
なぜ、何回も教えているのに覚えてくれないのか。
「もしかすると、教える側の自分に問題があるのかもしれない」と、冷静に物事を見極めることで、最善の方法を見つけ出すきっかけになります。
ここでは、新人に何がわからないのかを聞き、寄り添ってあげることで、感情的に左右されず冷静な判断をすることができます。
無理はせずできないことは仲間に頼る
忙しくてイライラする人は完璧主義な面があり、プライドが高い傾向にあります。
プライドが高い人は、他人に頼ることを嫌います。
他人に頼ることで自分の能力を否定すると考えてしまい、なかなか他人を頼ることができません。
他人に頼らない結果、自分だけではできず忙しくなってしまい、イライラを誘発。
勘違いしないでいただきたいのは、「他人に頼る=自分に能力がない」というわけではないということ。
これは、間違った考えです。
常に余裕を持っている人は、人を使うことが上手です。
自分の目的を達成するために最善の方法を考えており、人を使うことで無理なく仕事をこなしていきます。
仕事ができる人は上手に人を使えるだけではなく、人に頼ることにも長けています。
無理をすれば、イライラが増えていくばかり。
ですので、仕事で忙しくてイライラしそうなときは迷わずに周りの人に頼ってみてください。
最後に:心に余裕を持ってできる人になろう
仕事が忙しいはずなのに、笑顔を絶やさず余裕を持って仕事できる人はとても魅力的ですよね。
できれば余裕を持って仕事ができる人になりたいもの。
現代は、便利なものが増える一方、高度化が進んだ結果、時間に追われる社会です。
せわしなく時間が動く中、仕事が忙しくなり、ストレスが溜まりやすくなってきています。
どんな人でも、イライラすることは当然あります。
中には、仏様のような方もいるかもしれないですが、大抵の人は上手くイライラを回避しながら生活しています。
イライラしないためには、自分の感情をコントロールすることが非常に重要になってきます。
ストレスを溜めないで発散することも大切。
今回ご紹介したイライラしないための方法を参考にしていただき、独自のコントロール方法を見つけてみてください。
心に余裕を持てれば、今まで見えてこなかった世界が見えてきます。
余裕のある人に生まれ変わり、充実した楽しい生活を過ごしましょう。