時間は誰でも平等にあるにも関わらず、「自分だけ時間がない」と感じてしまうことはありませんか?
時間がないと感じる人は、たとえ休日であっても時間がないと思いがちです。
それは、本人も気づいていない時間の使い方があるから。
今回は、時間がない人の特徴や改善策について紹介していきます。
時間がない人の特徴
完璧主義な人
何でも完璧にやろうとし、少しでも上手くいかなかったとき、自分を責めてしまいます。
完璧にやろうと予定を詰め込み過ぎてしまい、結果として本来やるべきことをやれないまま終わってしまいます。
また、予定が変わってしまうとその変化に対応できないのも、完璧主義な人の特徴です。
質の高い仕事をすることは確かに重要ですが、締め切りを守るのも大切なこと。
完璧主義な人は、質を上げようとするあまり、締め切りを忘れてしまいがちなのです。
また、時間がない原因を振り返ると、自分のこだわりが強すぎてしまうのが原因であることも。
そのため、必要ない部分に時間を費やしてしまい、必要な部分に手をつける時間がなくなってしまいます。
断れない人
やるべきことがあるのに、人から頼まれたことを断れず、本来やるべきことをやれずに終わってしまう。
もちろん、緊急性の高い頼まれごとは取り組むべきですが、そうでない場合、実は断ってもどうにかなることが多いのです。
自己否定感が強い方は、断ることに対して抵抗があるのでついつい引き受けてしまいます。
断ってしまうことで、相手との人間関係が悪化してしまうのではないかという不安、嫌われてしまうのではないかという不安。
これらの不安から、できなくてもついつい了承してしまうのです。
先延ばししてしまう人
やるべきことに手をつける前に嫌なことを想像してしまい、その結果、やるべきことをやらずに終わってしまいます。
先延ばしをする人は、締め切りが近づくまで手をつけようとしません。
ギリギリになって取り組み始めてみるものの、ミスが多い。あるいはミスに気づかないことがあります。
悪い癖として、やりたくないがためにスマートフォンでのゲームやネットサーフィンなど楽な方向に逃げてしまうことが挙げられます。
本人はやってはいけないとわかってはいるものの、ついつい楽な方向に意識が向かっていってしまうのです。
楽なことに意識が向いていることがわかっていれば、そこを改善していきましょう。
しかし、無意識に先延ばしをしている方は、自分でも原因がわかっていないので、1日の過ごし方を振り返る必要があります。
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全てを完璧にやろうとしない
完璧主義な人は、自分が納得のいかないものは人に見せたくないので、少しでも納得いかない部分があると、時間をかけて手直しをしてしまいます。
しかも、相手が要求していない部分を修正してしまうため、余計に時間を費やしてしまうことも。
相手が求めている部分を完璧にし、求めていない部分はそれなりに、という気持ちで取り組みましょう。
つまり、100点を目指すのではなく、80点を目指して取り組むのです。
また、相手が求めている部分をきちんと把握し、疑問点はすぐに聞くようにしましょう。
このようなタイプの方は、相手に対して疑問点を聞いてみることが少ない傾向にあるため、恥ずかしがらずに素直に聞いてみると案外相手は応じてくれます。
恥ずかしからずに、疑問点を解消していきましょう!
優先順位を明確にする
やることがたくさんあってどれから手をつけたらよいのかわからなくなってしまう。
その場合、締め切りを明確にすることをおすすめします。
締め切りを明確にしたら、近いものを上から順番に書き出してみると、どれから手をつけるべきなのかが明確になるのです。
さらに、書き出したものをリスト化して紙に書いて、目につきやすい場所に貼っておけば、より明確になります。
そして、そのリストから本当にやる必要があるものをピックアップします。
優先順位が明確でなければ、ダラダラ過ごす時間が増えてしまい、取り組み始める時間も遅くなったり、優先順位が低いものから手をつけてしまうことがあるのです。
集中する時間を作る
人間の集中力は、永久に持続することはありません。
そのため、やる時間を決めてその時間に集中力を注ぎます。
いつやるのかを明確にして、その時間は余計なことは一切手をつけずにやるという気持ちで取り組みましょう。
手を止めて疑問点を調べることは構いません。
しかし、必要以上に調べては時間もかかってしまいます。
ある程度調べてもわからなければ、質問したり、後で手をつけるなどして一度やめてみましょう。
一度やめて、後で調べてみると、違う視点から考えられるようになり、案外さらっと解決してしまうときもあります。
集中する時間を決めて取り組んでいくと、たとえ短時間であっても、質の高い時間を過ごすことができるのです。
気が乗らなくても手をつける
よく、「今はやる気がないから後で取り組む」と、口にする方がいます。
このような方は、結局やらずに終わってしまうことが多い傾向にあるのです。
しかし、締め切り間近になると火事場の馬鹿力を発揮して終わらせてしまいます。
毎回このように取り組んでいると、疲労が激しくなり次のことになかなか取り組めない事態に陥ってしまうことも。
夏休みの宿題を終わらせるために、夏休み最終日で一気に終わらせてしまうことが多かった方は要注意。
というのも、社会人は仕事を終えてもすぐに新しい仕事がやってきます。
毎回毎回、火事場の馬鹿力を使っていては長続きしません。
気が乗らなくても、無理矢理やってしまいましょう。
休憩を長く取り過ぎない
人間は集中力を回復するために、時には休む必要もあります。
しかし、長時間の休憩は、かえって時間がない状況を作り出してしまいます。
食事の休憩は長くとらざるを得ませんが、休憩のためのスマートフォンやPCでのゲームや、テレビを観てボーッとすること、関係のないことを調べることはおすすめしません。
ついついやりすぎてしまうため、時間を多く費やしてしまいます。
しかも、ゲームの場合、続きが気になってしまうため、終わらせるのが困難です。
ゲームはやることがないときにやる。
あるいは、やることがきちんと終わるまではゲームをしないという気持ちを持つのも良いですね。
休憩時間をあらかじめ設定して、その中でやれることを決めておけば、有効的に時間を使うことができますよ。
必要でないことは断る
自分にとって必要でないことに時間を費やしてしまうと、本来やるべきことに手をつけられることなく終わってしまうという危険性があります。
例えば、
・仲間に誘われて遠い場所へ外出する
・帰宅前に上司からの重要性が低い仕事を頼まれたので残業する
など、自分にとって必要性が感じられないものをするというのは、もったいない時間の使い方です。
そのため、「自分には必要ない」と感じたら、断ることをおすすめします。
もちろん、相手に対して強くNOと言うのではなく、きちんと理由を説明して断りましょう。
本当は参加したい、やりたいという気持ちはあるものの、他に優先しなくてはならないことがあることを告げましょう。
そうすれば、相手も嫌な気持ちにならずに、そして相手との関係を壊すことなく過ごせますよ。
最後に
今回は、上手な時間のつくり方6選を紹介しました。
時間は使い方次第で、たくさんあるように感じたり、全くないように感じたりします。
時間をどう使っていくかは本人次第ですが、時間のなさを感じたらそこに無駄が発生しています。
時間は限られているからこそ、大事に使っていきたいもの。1秒でも無駄にはできません。
より良い人生を過ごすには、時間と向き合い、どう時間を使っていくのかを考えていくことが大切です。
限られた時間を有効的に活用して、より良い日々を過ごしていきましょう。