傷つきやすい性格の特徴・原因と心がけたいこと5つ

傷つきやすい人の特徴・性格と心がけたいこと5つ 前向きな人生にする方法
傷つきやすい人に向け、その原因と心がけたいことをご紹介します。実は傷つきやすい人には、さまざまなタイプがいるのです。ぜひ「傷つきやすい人チェックリスト」もトライしてみてください。

あなたは、何かを言われて傷ついた体験はありませんか?

おそらく傷ついたことがない人はいないでしょう。

一般的に、傷つきやすい人は、「心が弱い」「気が小さい」などネガティブなイメージがついていますが、果たしてほんとにそうなのでしょうか。

傷つきやすい人の性格や特徴、原因を追求し、傷つきやすい人がいい方向に向かえるような考え方や心がけを紹介していきます。

傷つきやすい性格の特徴診断

傷つきやすい性格の特徴診断

あなたは、傷つきやすい性格ですか?

といっても自分自身だとわかりづらいですよね。

傷つきやすい性格の特徴をチェックリストで、いくつ当てはまるか、試してみましょう!

1.嫉妬心が強い。
2.自分の意見を主張できない。
3.なんでもネガティブに考えてしまう。
4.人から愛されたいという思いが強い。
5.細かいことを気にしてしまう傾向がある。
6.常に誰かに見られてるという意識がある。
7.人に認めてもらえないと傷ついてしまう。
8.プライドが高く、完璧主義な一面がある。
9.自分が知らない未知な領域には踏み込まない。
10.収入や学歴、地位に関してとても執着してしまう。

いかがでしょうか。

半分以上当てはまっていたら、あなたは少し繊細で傷つきやすいのかもしれません。

それでは、傷つきやすさの原因をタイプ別に見ていきましょう。

傷つきやすい性格の原因 タイプ別

傷つきやすい性格の特徴 タイプ別

傷つきやすい人は、自分のもともとの性格が原因となり、結果として傷つきやすくなってしまいます。

そして、傷つきやすさの原因となる考え方や捉え方は、それぞれ性格のタイプごとに違うのです。

プライドが高いタイプ

プライドが高いタイプ

プライドが高い人は、あらゆる性格タイプの中でも最も傷つきやすいタイプ。

というのも、プライドが高い性格は、自分自身の評価が高く、誰にも負けたくない思いが強くあります。

特に、自信がある分野や負けたくない分野になるとよりいっそう強い傾向に。

なので、失敗や恥ずかしいことなど、自分の評価を下げることを非常に嫌うのです。

完璧主義な面が強い分、失敗や何かに負けることによって、自分の美学が崩れてしまいます。

現実を受けとめることができず、深く傷ついてしまいます。

今まで、傷つくことを避けてきたことによって、傷つく耐性がないため、なかなか立ち直ることができません。

気を遣いすぎるタイプ

気を使いすぎるタイプ

気を遣いすぎることは、自分が傷つくことを恐れているために、自分の意見や考え方を抑えてまでも相手を優先してしまいます。

傷つきたくないことを意識して避けていることもあれば、本能で傷つくことを避けようとするいわば自己防衛本能が働くこともあります。

相手に気を遣いすぎるあまり、徐々に自分の中で、ストレスを溜まっていきます。

そして、我慢を積み重ねることで、心にゆとりがなくなってしまい、傷つくことがあると一気に崩れてしまいます。

ここで覚えておいて欲しいのは、「気を遣うのはとても良い」ということ。

ですが、気を遣いすぎには注意が必要で、時には、自分の意見や考え方を述べることも必要になり、バランスを保つことが大切です。

ネガティブ思考タイプ

ネガティブ思考タイプ

ネガティブ思考の人は、何事も悲観的に考えてしまうため、傷つく回数が非常に多いです。

なお、ネガティブな出来事が起きてしまうとさらに拍車がかかってしまい、負のスパイラルに陥ってしまいます。

例えば、友達同士の会話を聞いているときに、自分の名前が出てくると、「もしかしたら、自分の嫌なところや悪口を話しているんじゃないか。」と疑心暗鬼になってしまい、傷ついてしまうのです。

逆に、ポジティブ思考の人は、傷ついた出来事が起こったとしても、そのことをチャンスと捉えます。

傷ついたことを乗り越えることによって、さらに成長できると考えるのです。

ネガティブ思考の人は、誰よりも傷つくことを恐れているので、傷つかないためにどうすればいいのか、あらゆるパターンを想定し、傷つくことを回避しようとします。

計画的で、とても慎重深い人とも捉えることができます。

それでも、傷つく出来事が起こってしまうとなかなか立ち直るまでに時間がかかってしまいます。

傷つきやすい自分を変える、心がけたい5のこと

傷つきやすい自分を変える、心がけたい5つのこと

傷つきやすい性格の特徴診断や傷つきやすい性格タイプで、どれだけ当てはまりましたか?

当然のことですが、誰しも傷つくのは嫌ですよね。

『傷つきやすい』という言葉は、一般的にはネガティブな要素が強いですが、決してそんなことはありません。

傷つくのは辛いことですが、考え方によっては、良い方向へ向かうことができるのです。

ここからは、傷つきやすい自分を変えるための心がけをご紹介します。

①ポジティブシンキング

ポジティブシンキング

傷つきやすい人は、傷つくことをネガティブ(悪いこと)だと考えてしまい、落ち込んでしまいます。

確かに、傷つく出来事が起こったときに、「笑顔でいなさい、ポジティブでいなさい」などと言われても、急には無理ですよね。

筆者も昔は、ネガティブ思考で、事あるごとに悲観的に考えてへこんでいました。

ですが、そんな自分を変えたい思い、考え方を少しずつポジティブ思考に変化するよう、心がけるようにしました。

はじめは、なかなかポジティブに考えられず悩んでいましたが、あきらめず普段からポジティブ思考を止めず、継続し続けました。

すると、ちょっとしたことでは、傷つかないようになったのです。

さらに、傷つく出来事があっても「自分を成長できるチャンスだ!!ラッキー!」と肯定的に捉えるようになり、心にゆとりを持つこともできました。

ここで何より大事なのは、辛いことがあってもポジティブな考え方を止めずに継続的に続けることなのです。

②発散できるものやことを見つける

発散できるものやことを見つける

何かで傷ついたときに、発散できるものやことを用意しておくことは意外と大切。

なぜなら、下がった気持ちを再び上げることができるのは、自分自身だけだからです。

自分の気持ちを元に戻したり発散できる手段を知っておくことが、自分をコントロールするコツ。

発散できるものは人それぞれです。

傷つきやすい人は、発散することが苦手な傾向があり、発散できる方法がないため、傷つく出来事をズルズルと引きずってしまいます。

例えば、洋服が好きであれば、洋服を買うこと、スポーツをやっていれば体を動かしてリフレッシュしたり、友達と会って気持ちを切り替える…など、たくさんあります。

筆者は、歌を歌うのが好きなので、落ち込んだり、傷ついたときは、カラオケに行って思いっきり発散させます。

傷ついたことがあれば、悩まず、すぐに発散させ、気持ちをリフレッシュさせることは非常に大切です。

③自分の意見や考え方を積極的に主張する

自分の意見や考えを積極的に主張する

傷つきやすい人に共通していること。それは、『周りの反応を気にしすぎること』です。

自分が発言したことで、「相手を不快な気持ちにさせてしまうのではないか」と気にしてしまいます。

確かに、相手の気持ちを考えることは素晴らしいこと。

しかし、気にしすぎてしまい、自分の言いたいこと、伝えたいことが言えないと本末転倒になります。

言いたいことをずっと心の中にしまっておくと段々と疲れてきてしまいます。

ここで、大切なことは、「恐れず、言いたいことを積極的に自分から発信すること」です。

自分を変えたいのであれば、一歩踏み出し恐れず行動してみてください。

そして、継続して続けて自信をつけてください。自信は、1度や2度でつくものではありません。

今まで経験してきたことが、やがて自信に繋がります。

傷つくことを恐れないで、挑んでください。

決してその経験は無駄にはなりません。きっとあなたの財産になります。

④リラックスタイムを作る

リラックスタイムを作る

心にゆとりがないと、物事を悲観的や否定的に考えてしまい、悩みやすくなったり、傷つきやすくなってしまいます。

また、傷つきやすい人は、繊細なあまり、常にアンテナを張っているので、自分では感じていなくても、ストレスを感じてしまいます。

心にゆとりを持ち、ストレスを溜めないためにも、リラックスできる時間を作り、自分を癒すことが必要です。

リラックスできる方法として、例えば、ゆっくりお風呂に浸かってみる、本を読んだり、動物と遊んでみる、何も考えずボーとしてみる、などです。

リラックスできる方法は、人それぞれですので、何で自分がリラックスできるのかを考えてみてください。

そして、定期的にリラックスできる時間を作って、自分の心を癒しましょう。

⑤一日の振り返りをする

1日の振り返りをする

傷つきやすい人におすすめなのが、一日を振り返ること。

普段、生活しているときは、いちいち自分を振り返らないですよね。

しかし、振り返ることで、その日の自分を冷静に捉え直すことができます。

その日、辛い気持ちになったのであれば、自分はどうしてそう感じたのか、逆に、何にも傷つくことなく過ごせたのなら、それはなぜなのか、もう一度、一歩引いたところから考えてみてください。

誰かの言葉に傷ついたのあれば、「あれは単に自分の捉え方がよくなかったのかもしれない」と思えるかもしれません。

傷つくことがなかったのであれば、「今日は自分の心に余裕があったのかもしれない」「あることが認められて、自分にちょっと自信があったからかもしれない」などと理由を探すことで、自分が傷つきにくい状態を見つけられるかもしれません。

また、「自分は人と比べられたときに傷つきやすいんだな」などと、ある程度パターンを見つけることができます。

このように『その日の自分』を客観的に見ることで、心にゆとりができるようになります。

そして、冷静に「どうすれば傷つかずに過ごせるか」を考えられるようになります。

寝る前に、少しでも構いません。

今日の自分をちょっと振り返る習慣を作ってみてくださいね。

最後に

最後に

いかがでしたか?

傷つきやすい性格にコンプレックスを感じている方に筆者が伝えたいことは、決して傷つきやすいことは、悪いことではないということです。

人のことを第一に考える優しさを持っていたり、感受性がとても豊かである素晴らしい一面があります。

今回ご紹介した心がけを実践することで、より深みのある人に変わることができます。

傷つきやすい性格で悩んでいる方に少しでも参考になれたら嬉しいです。