「自信をなくさせる人」と「成長させてくれる人」の違い

「自信をなくさせる人」と「成長させてくれる人」の違い 前向きな人生にする方法
日々の人間関係において、あなたの自信をなくさせる人と成長させてくれる人の見分け方をお伝えしています。両者の見分けづらいポイントと違い、どのように関わっていくべきか、解説しています。
「怖そうな人だと思っていたら、本当は人を成長させてくれる人だった。」
「いい人だと思っていたのに、実は攻撃的で人の自信をなくさせる人だった。」

見た目やうわべだけでは、人はわからないもの。

あなたに関わる人がどんな人なのかを、早めに見分けたいものですよね。

そこで今回は「自信をなくさせる人」と「成長させてくれる人」の特徴をご紹介しながら、両者の違いをお伝えします。

自信をなくさせる人への対処法もお教えしますので、「自信をなくさせる人」に関わらなけれないけない状況に置かれているあなたは、是非参考にしてください。

自信をなくさせる人の特徴

自信をなくさせる人の特徴

自信をなくさせる人は尊大な態度で、一見気が強そうに見えますが、実は「気が小さい」のが特徴です。

気が小さいのに人一倍プライドが高く、劣等感を強く持っている場合が多いです。

自分が弱い立場に立つのを恐れ、むやみに攻撃してきたり、自分の立ち位置を守るために人を蹴落としたりしようとします。

小さい犬に限って、気が強く、よく吠えますよね。

これは、体が小さいので弱く見られないように本能的に攻撃的になるのです。

自信をなくさせる人も同じで、本能的に劣等感などから、本当は弱い自分を強く見せるために攻撃してしまう傾向があります。

自信をなくさせる人の思考と心理

自信をなくさせる人の思考と心理

自信をなくさせる人は、常に自分のことしか考えていません。

「どうやって相手を蹴落としたら、自分は一番になれるか。」
「どのようにして相手を失敗させたら、自分は成功できるか。」

優位な立場に立つためには、人を踏み台にして存在感を誇示しようとします。

自分本位で、他人の気持ちを考える力が備わっていないのです。

そんなこともできないのか

自信をなくさせる人の言動に、「そんなこともできないのか」といった、相手を無能呼ばわりするものがあります。

いかにも自信満々な言動のようにも思えますが、こういった発言には、「自分の方があなたよりも良くできるのだと主張したい」という心理が隠れています。

潜在的に、自分よりもできる人に劣等感を抱いているので、できない人を無能呼ばわりすることで、自分の無能さを隠したいのです。

人を見下す

人を見下す

自信をなくさせる人の共通点は、言葉や態度で人を見下すところ。

自分に対してのコンプレックスが強いので、人をバカにして見下すことで、優越感を得ていたいのです。

「お前はバカだ」と、自分よりも劣ると判断した人を軽視し、偉くなった気分でいることで、自分のコンプレックスから逃げてます。

見下してあなたの自信を削ぐことで、あなたの上に立っていたいのです。

押しつける

人の自信をなくさせる人というのは、とにかく自分に自信がありません。

気が小さいので、よく逃げ道を知っていて、責任感も弱いです。

つまり、実はいつも逃げ腰なのです。

その例として、自分ではできないことを人に無理やりやらせたり、そのとき失敗したら、責任を押しつけたりします。

自分が不利にならないように、強要したり押しつけたりしたあとは、責任逃れをします。

成長させてくれる人の特徴

成長させてくれる人の特徴

成長させてくれる人は、厳しくて一見怖そうに見える場合もありますが、肝心な中身は大らかで、心が広いのが特徴。

心が広いので、あなたを成長させるために色々なことに挑戦させてくれますし、失敗しても大らかな態度で失敗を責めずに、その失敗をバネにもう一度挑戦させてくれます。

ライオンのオスは威張っているだけではなく、メスが狩りをしている間、子供たちや領域を守っています。

メスが大物の狩りに奮闘してるときは、手助けに行きます。

成長させてくれる人も、あなたを突き放すような態度をとりますが、あなたが失敗したときに穴埋めができるように準備していますし、上手くいかないときは手助けしてくれます。

成長させてくれる人の思考と心理

成長させてくれる人の思考と心理

成長させてくれる人は、自分のことよりも他人のことを大切に思っています。

自分が少しぐらい不利な立場になろうとも、相手が成長するために全力で力を尽くします。

相手が成功して前に進むために、どのようにしていくかを考えてくれるのです。

なぜできなかったのか?

自信をなくさせる人は、「そんなこともできないのか」と突き放す一方で、成長させてくれる人は「なぜできなかったのか?」と、間違いを自分で考えて解決できるように仕向けてくれます。

一見責められているようですが、上手くできなかったのは何が原因かを考えさせて、また挑戦できるように道筋をつけているのです。

あなたを無能だと突き放すことはなく、「考えればできる」と、あなたを信じているのです。

人を対等に見ている

人を対等に見ている

成長させてくれる人は、「お前はバカだな」などと言ったとしても、それはかつての自分と重なる部分があったり、可愛がっているからこそ言っています。

「昔は自分も同じように何もできなかったんだ」と、自分の経験を話してくれることもあるでしょう。

誰でも失敗はするし、無能だと思い悩んだ時期があることをあなたに教え、「頑張ればできるようになるのだ」と伝えているのです。

決してあなたをバカにして見下しているのではなく、あなたを対等な目で見ているのです。

挑戦させる

挑戦させる

成長させてくれる人は、とにかく挑戦してみなければ先に進まないということを知っています。

ですから、あなたに難しいことでも挑戦させようとします。

これは、押しつけではありません。

挑戦することによって、経験を積んで欲しいと考えているのです。

ライオンの親が自分の子供を谷から落として、這い上がってくるのを愛情を持って待つように、成長させてくれる人も、難しい条件の中にあなたを投げ込み、あなたが無事にやり遂げるのを、愛情を持って待っているのです。

自信をなくさせる人への対処法

自信をなくさせる人への対処法

【できれば避けたい「自信をなくさせる人」】

・気がついたら、自信をなくさせる人に振り回されている。
・いい人だと思っていたのに、実は自分をネガティブにしてしまう人だった。
・上司だったり、仲間内の一人だったりと、自信をなくさせる人を避けられない状況に陥ってしまった。

こんな風に感じるのであれば要注意。

あなたに強く当たるその人は、真にあなたを成長させてくれる人ではないかもしれません。

あなたの自信を故意に奪う人への簡単な対処法をお教えします。

必要なこと以外は話さないようにする

仕事や趣味の活動など、どうしても関わらなければいけないときは、必要なことだけを話すように心がけましょう。

雑談やプライベートの話などをしてしまうと、相手が調子に乗って接してくるので、自信をなくさせる言葉を発してきたり、都合がいいように使われやすくなります。

完全無視をして相手の機嫌を損ねてしまっても、あなたが不利になってしまうので、丁寧に接しながらも、できるだけ距離を置いて必要なこと以外は話さないようにしましょう。

自分に自信を持って行動する

劣等感が強い自信をなくさせる人は、実は自信がある人がとても怖いのです。

ですから、あなたが自信を持って堂々としていれば、はじめこそは負けじと吠えたてますが、そのうち自信があるあなたが怖くなり、あなたの顔色を伺うようになるでしょう。

目を見て話す

目を見て話す

自信をなくさせる人は「気が小さい」とお話しましたね。

実は、気が小さい人は、まっすぐに目を見て話す人が苦手。

コンプレックスだらけの自分を見透かされているようだからです。

ですから、あなたが目を見て話すようになると、バカにしたり酷いことを言ってこなくなります。

目を見て話すことを心がけてみてください。

最後に:「意地悪」と「厳しさ」は違う

最後に

「自信をなくさせる人」と「成長させてくれる人」は、全く異なった性質です。

では、なぜ見分けづらいのでしょうか。

それは、「意地悪」と「厳しい」の違いがわかりづらいから。

なぜなら、「厳しい」とは、取りようによっては意地悪にもなりかねないからです。

しかし、成長させてくれる人の厳しさは、相手のことを思っての厳しさ。

意地悪が故意的で感情的なものに対して、成長させてくれる人の厳しさは、意味があり愛情があります。

愛情がある厳しさにはエネルギーがあります。

あなたは充電器で、成長させてくれる人はエネルギーだと思ってください。
しっかりと繋がっていることで、あなたはエネルギーを蓄えることができます。

反対に、自信をなくさせる人はあなたのエネルギーを消耗させる存在です。
関われば関わるほどエネルギーを吸い取られていきます。

もしあなたが関わっている人が、成長させてくれる人なのか、それとも自信をなくさせる人なのかと疑問に思っているなら、まずエネルギーを意識してみましょう。

そうすることで、「自信をなくさせる人」と「成長させてくれる人」の見極めがつきます。

今あなたに関わっている人が、あなたにとってエネルギー源となる成長させてくれる人であるように、心から願っています。