継続できない人の共通点とは?できない理由と継続のコツ

モチベーションが維持できない やりたいことの叶え方
「何をやっても続かない」と悩んでいるのなら、「継続すること」に対する認識を改めることが必要。継続できない人には共通する傾向があります。今回は、継続できない人の共通点と継続するコツをご紹介します。
「早起き、勉強、運動…何をやっても継続できない」
「なぜ継続できないのかわからない」

この悩みを抱える人は本当に多いもの。

中には、挑戦しては挫折を繰り返し、自分に「ダメな人」のレッテルを貼ってしまう人も。

しかし、あなたが継続できないのは「ダメな人」だからではありません。
継続できない理由は「考え方」にあるのです。

継続できない人の共通点

継続できない心理

継続できない人に共通するのが「継続すること」に対する良くない考え方と取り組み方。

ここで一度、自分を見直してみましょう。

①やる気に頼る

やる気に頼る

継続できない人に共通するのが、その日「やるか・やらないか」を気分で決めてしまうという傾向です。

すると、「昨日は頑張ったし、ちょっとくらいならサボってもいいだろう」などと、気分が乗らない日は取り組まなくなってしまいます。

これは、意気込んで目標を立て、がんばって突っ走ってしまった人に多い思考です。

この「ちょっとくらい」という心理は、「頑張ったんだか、少しぐらい休んでも問題ないだろう」と自分をごまかしているもの。

しかし、少しでも休んでしまうと、次にまた始めるのが面倒になってしまいます。

それは、頑張りすぎたときのことを体が覚えていて、また同じことで体力や精神力を使うのをためらってしまうからです。

頑張ったことに託けて(かこつけて)思ってしまう、この「ちょっとくらい」が挫折の始まりなのです。

②継続することが目的になっている

つまらない

継続できない人の共通するのが、「継続すること」を目的にしてしまうこと。

たとえ、最初に「痩せる」という目的や目標があったとしても、

「根性で継続しなくては」
「やっていることがあまり好きではない、でもやらなければいけない」

と我慢や辛抱をしていたら要注意です。

気づけば、「頑張って何になるのか」などと、当初の目的を失ってしまうこともしばしば。

これは、真面目すぎる場合が多く、目標のために「やりたくてやっている」というよりは「やらなければいけない」という使命感を持ってしまうことが原因です。

結果、「使命のための我慢」が辛くなってしまい、継続するモチベーションが下がってしまいます。

③結果を急ぎすぎる

結果を急ぎすぎる

継続しても、すぐに結果が出てくるわけではありません。

しかし継続できない人は「早く結果がほしい」と考える傾向にあります。

一生懸命やっているのに結果が現れなければ、だんだんバカらしくなってしまう。

すると「どうせやっても意味がない」と思って、やめてしまいます。

継続するコツとは

継続するためのたった1つの考え方

「継続のコツ」とは、簡単に言えば

「継続できる思考」を身につけること、
そしてその上で、「継続できる工夫」をすること

です。

そもそも継続できる思考とは、どんな思考なのでしょうか?

継続できないのは変化が苦手だから

継続できないのは変化が苦手だから

継続できる思考をするためには、「人間は変化が苦手だ」ということを知っておくことが重要です。

変化とは、あなたが継続したいと思っている、新しい習慣のことも含みます。

反対に言えば、「慣れていること」には、現状維持をしたいと思うようになるということ。

つまり、継続するためには、その取り組みに「慣れる」必要があるのです。

このことを知った上で、「どうしたら”慣れる”まで継続できるのか」を考えること。

これが「継続できる思考」といえます。

「どうしたら継続できるか」を考え、工夫する

頑張ってなんになる

新しいことを継続するためには、慣れることが必要だといいました。

そこで必要なのが慣れるまで継続できる工夫をすること。

最初の段階で必要以上に量や時間を費やしても、絶対に続けられませんよね?

例えば、一度に長い時間マラソンをしてみたり、急激な減量ダイエットをしてみるのは、続かないことが想像できるはず。

工夫とは、自分が続けられる量を考え、仕組み化することなのです。

「とりあえず」の小さな目標を重ねる

「とりあえず」の小さな目標を重ねる

いきなり頑張りすぎないようにして、ちょっと手を出してみる。

楽しいと感じる程度にスモールスタートすることが大切です。

コツとして、何かを始めるときにまず「とりあえず5分だけから始めよう」とか、「とりあえず1回だけやってみよう」と簡単な目標を決めましょう。

例えば、あなたが健康のためにマラソンをすると決めたとします。

「とりあえず朝、着替えよう」
「とりあえず公園に行こう」
「とりあえず10分だけでも走ろう」

このように「とりあえず」を重ねて実行します。

そして、くじけそうになったら、「とりあえず5分でも動き始めてみよう!」と自分に言い聞かせましょう。

慣れてきたら、自分のペースで時間や量を増やしていけばいいのです。

「とりあえず」を使うことで、続けることのハードルが低くなります。

また、自分に合わないと感じていることもやめやすくなるので、より自分にとって大切なことに集中して継続することができます。

ミラクルワード「とりあえず」を使って継続できる工夫をしてみましょう。

「習慣化」できるまでの注意点

継続できない時の注意点

継続できない人が注意するべき重要なことは一つだけ。

習慣になるまで休まないこと」です。

「そんなことムリ、1日も休めないなんて、また挫折する」と思っていませんか?

「とりあえず」を使えばムリなく毎日続けていけます。

少しずつ毎日やって習慣づけるのが、持続するための方法です。

私たちは、毎日歯を磨きますよね。

きっと、今までハミガキに挫折した、ハミガキが継続できないという人は少ないでしょう。

私たちは、ハミガキが習慣になっているので、何も考えず毎日歯を磨いているはずです。

このように、「無意識にできるまで続けること」が大切です。

一度習慣化してしまえば、難なく毎日こなせるようになります。そのためには、1日も休まないように心がけましょう。

慣れるまでの期間というものは人それぞれですが、おおよその目安は『習慣化に必要な期間は21日、66日?』で紹介しています。

最後に:継続できると気持ち良い!

継続できると快感になる

続けなければ!と思うとプレッシャーになってしまいますが、リラックスして丁寧に繰り返し取り組めば、その取り組みが自然と体に染み込みます。

すると、コツコツ続けることが快感になっていきます。

それは、達成感が積み重なっていったり、小さな成長を楽しめるようになったりするからかもしれません。

しかし、この感覚は、続けなければわからないものです。

毎日取り組むことに、気持ち良い!と思えるようになれるなんて、ちょっと希望が湧きますよね。

最初こそ、いくら少しずつ始めたとしても「やめたい」「面倒」という気持ちがつきまとうでしょう。

今あなたの周りで何かを継続し続けている友人でも、誰にでもあることです。

だから、「なぜ続かないのだろう。自分はダメな人間だ…」などと悲観的になることはありません。

「ここまでできるんだ!」「こんなに効果が出た!」と言えた自分を想像しながら、自分のペースで毎日続けてみてくださいね。