人から「好かれたい」はやめるべき!本当に「好かれる」とはどういうこと?

人から「好かれたい」はやめるべき!本当に「好かれる」とはどういうこと? 前向きな人生にする方法
「誰からも嫌われたくないし好かれたいけれど、本当の自分を隠すのは疲れる…」実は、「好かれたい」と思うことには、やめたほうがいい理由があります。今回の記事では、「好かれたい」をやめるコツをいくつかご紹介しています。

人は、誰からも「好かれたい」と思うもの。

できるなら嫌われるよりも「好かれたい」と思うのは当然ですよね。

現代では、コミュニケーションが求められる時代になり、学校でも「皆と仲良くしましょう」と教育されています。

その教育が潜在的に植えつけられた結果、自分を表現しづらい時代へと変わっていきました。

学校や職場などで「嫌われたくない」「はみ出したくない」という気持ちから、「好かれたい」と思う人は多いと思います。

たしかに、好かれていれば自分には害はないですし、傷つくこともありませんので、楽ですよね。

ですが、「好かれたい」という思いが強くなりすぎると、徐々に強迫観念に変わってしまいます。

結果、自分自身を傷つけてしまうだけでなく、好かれたい思いが逆効果を招き、相手から嫌われてしまうこともあります。

今回は、本当に好かれるとはどういうことなのか、ご紹介していきます。

「好かれたい」と思うのはやめたほうがいい理由

「好かれたい」と思うのはやめたほうがいい理由

人から好かれたいと思うのは、人間の自然的な感情。

しかし、この考え方には、良くない理由がいくつかあります。

ここでは、なぜ「好かれたい」と思うことは良くないのか、解説していきます。

深い人間関係を作れない

深い人間関係を作れない

好かれたいと思う人は、自分に意見があってもなかなか言い出すことができません。

相手に嫌われたくないために自分の気持ちを抑え込み、相手に同調してしまうのです。

相手の意見を同調するだけになってしまうと、相手方から見ればただのイエスマン。

つまり、都合のいい人としか見られません。

これでは、表だけの浅い人間関係で終わってしまい、深い人間関係を作ることは難しくなってしまいます。

時には、自分の意見をはっきりと主張することも大切。

互いの意見をぶつけ合うことは、より良い結果へ向かう前向きに進むために必要なことです。

これを繰り返すことで、お互いに研磨され、信頼関係が生まれて深い人間関係が構築されていくのです。

時間を無駄にする

時間を無駄にする

長い人生の中で、好かれたいがために偽った自分を演じるのは正直疲れますよね。

素の自分を出せないことは、精神的、体力的にも辛いもの。

それに費やすエネルギーは相当なもので、そのエネルギーを他のことに使ってあげること、それだけで魅力的な人へと変わっていきます。

例えば、そのエネルギーを仕事に注ぎ、結果を出せば、周りから自ずと尊敬され、信頼されるようになります。

結果、自然と周りの人があなたについて行くようになり、「好かれたい人」から「好かれる人」へと脱却できるのです。

個性、魅力を失う

個性、魅力を失う

何のアドバイスもなくただ褒めてくれる人と、ハッキリとした言い方だけれど的確なアドバイスをくれる人、あなたは前者、後者のどちらに魅力があると感じますか?

おそらく、多くの方は後者と答えるでしょう。

確かに、前者の方は自分のことを褒めてくれる人は優しい存在ではありますが、結果として何の解決にもなっていません。

後者の、あなたのためを思って的確にアドバイスしてくれる人は、とても貴重であり、存在感があります。

実は、好かれたいと思う人の多くは、前者のような人が多いのです。

前者の方が悪いということではありませんが、好かれたい人は、相手を気にしすぎるあまり相手に同調してしまい、自分の個性や魅力をなくしてしまっているのです。

本当に「好かれる人」は「好かれたい」と思いすぎない

好かれている人は、好かれるために行動しません。

好かれようと思って行動している人は、すぐに結果を求めようとし、焦ってしまう傾向があります。

人から好かれることは、そう簡単ではありません。

その人との会話を重ね、徐々に信頼関係を築いてこそ、初めて相手から好かれるようになります。

「急がば回れ」ですね。

では、どんな人が好かれる人なのかを、ここから紹介していきます。

話をきちんと聞くことができる

話をきちんと聞くことができる

「ただ話を聞けばいいのか」と思ってる方もいらっしゃるかもしれません。

話を聞くことは簡単ですが、最後まで真剣に話を聞くのはなかなか難しいもの。

例えば、自分に興味がない話でも最初は聞くことができますが、だんだんと時間が経ち、話が長くなると苦痛になったり、面倒になってしまい、話を疎かにしてしまいます。

自分が話を聞いているつもりでも、相手はちょっとした行動やしぐさで「この人は自分の話に興味がないんだな」と気づいてしまうのです。

好かれる人は、たとえ興味がない内容だとしても、しっかりと相手の話に耳を傾けて聞くことができます。

すると、相手は真剣に話を聞いてくれていると感じ、その人に良い印象を抱くようになるのです。

よく恋愛において「聞き上手はモテる」といいますが、全くそのとおり。

「話を聞いてほしい」という気持ちになり、その人を求めるようになるのです。

雰囲気を察知できる

雰囲気を察知できる

好かれている人は、雰囲気を誰よりもいち早く察知する能力に長けています。

そして、誰も傷つけずに周りの雰囲気を居心地のよい空間に変えてくれるのです。

例えば、仕事のことでAさんとBさんの中で、険悪な雰囲気が流れているとします。

好かれている人は、いち早くその雰囲気を察知し、AさんやBさんが傷つかないように配慮して冗談を交えながら問題を解決し、仕事がしやすい環境に変えていくのです。

好かれる人は、視野が広く、周りに常に気を配ることができます。

意思がはっきりしている

意思がはっきりしている

好かれたいと思う人は、嫌われたくないため、自分の意思があってもその意思を抑えて相手に委ねてしまいます。

言いたいことが言えず、ストレスが溜まり、疲れてしまう。

一方で、好かれる人は、自分の意思がハッキリしています。

周りに自分がどのように思われるかなど気にしません。

また、自分の意思がハッキリしているので、その人独自の存在感を示すことができます。

相手を気にしすぎないことも、時には大事なのです。

「好かれたい」をやめるコツ

好かれたいをやめるコツ

「好かれたいという考え方はやめたいけど、いったいどうしたらやめられるの?」と思っている方、安心してください。

日々の考え方や行動を変えることができれば、いくらでも変わることができます。

ここからは、「好かれたい」をやめるコツを紹介していきます。

嫌われる勇気を持とう

嫌われる勇気を持とう

いきなり根性論かもしれませんが、実は嫌われる勇気を持つことはとても大切です。

相手に合わせている生活は、少しずつですが、ストレスが蓄積します。

長い人生の中で、相手に合わせる生活を続けるのは辛くないですか?

正直、辛いと思います。

どうせだったら、自分の言いたいことを言えたほうがストレスが溜まりませんし、楽ですよね。

自分が言ったことに対して、「離れていくのではないか」と心配される方もいるかもしれません。

そこは、「どうぞ、どうぞ、離れていってくださって結構ですよ。」というぐらいの気持ちでいてください。

たったそれだけで離れてしまう相手なら、その程度の人なのです。

素の自分をさらけ出し、それでも側にいてくれる人を大切にしましょう。

周りの仲間を大切にできると、その仲間が違う仲間を連れてきてくれます。

徐々に仲間の輪が広がっていき、気づくとあなたは周りから「好かれている」存在に変わっていくのです。

自分自身を誇ろう

自分自身を誇ろう

「好かれたい」と思う人は、自分に自信がなかったり、ネガティブな方が多い傾向にあります。

いきなり「自信を持て」と言われても、なかなかすぐには切り替えることは難しいですよね。

最初はそれでも大丈夫です。少しずつ変えていきましょう。

自分自身を誇ることができる方法は、自分を褒めてあげること。

例えば、笑顔で挨拶すること、仕事で与えられた仕事を今日中に終わらせる、筋トレ10分間するなど、何でもいいのです。

とにかく、自分の決めたことをこなせたという実績が重要なのです。

ゆっくりでもいいので、実績を積み上げていきましょう。

好かれる人は、自分に自信があり、誇りをもっている人が多いです。

そして、体中からオーラが溢れ、魅力的に感じます。

すぐにでも実践できることなので、今日から始めてみましょう。

言葉の魔法を持っている

言葉の魔法を持っている

好かれる人は、言葉の引き出しをたくさん持っています。

言葉は人を癒したり、時にはたった一言で傷つけてしまうことがあります。

実は、好かれる人は、言葉1つ1つに細心の注意を払っているのです。

そして、言葉のボキャブラリーが豊富で、相手を傷つけることがなく、かつ周りを和ますことができる言葉の魔術師と言えるでしょう。

言葉を巧みに使うことができれば、嫌われるリスクを減らせるだけでなく、周りに好かれる存在になります。

では、どうしたら言葉のボキャブラリーを増やすことができるのか。

それは、ラジオを聞くこと。

特に、ラジオパーソナリティーの方の会話術はとても参考になります。

話す声のトーン、話すスピード、間の使い方、ゲストの魅力を引き出す会話術は宝の宝庫です。

ラジオを聞くだけでとても言葉の勉強になりますので、ぜひ聞く習慣をつけてみてください。

最後に

最後に

誰しも「好かれたい」と思っています。

できるなら嫌われたくないですし、傷つきたくもありませんよね。

「好かれたい」と思うことは悪いことではありませんし、自然なことです。

しかし、その気持ちが溢れてしまうと、かえって逆効果になってしまいます。

好かれている人は、素の自分をさらけ出して言いたいことをハッキリ言える人です。

「好かれたい」と思って悩んでいる方は、今回ご紹介した方法を実践し、脱「好かれたい」を目指しましょう。