みなさんは、自分で仕事ができる方だ!と自信を持って言うことが出来ますか?
仕事に慣れてきてしまったり、妥協していたり、そんな中で仕事に対するモチベーションもなくなり、気づいたら仕事ができない人になってはいないでしょうか。
そこで今回は、自分自身を確認するチェックリストと、どのように仕事を考え、行動し、人生を豊かに生きていけばいいのかをお伝えしていきます。
仕事ができない人の特徴チェックリスト
自分を「仕事ができない人だ」と感じていたり、上司や同期から「仕事ができないね」と言われてしまったら、本当につらいですよね。
しかし、「仕事ができない」とは、その分伸び代があるということ。
できない原因を探り、一つ一つ改善していけば、徐々に「仕事ができる」状態へ変えることができます。
ここで、「仕事ができない」状態とは、自分自身の仕事への姿勢が引き起こしているという前提を知ることが大切です。
つまり、仕事をやらされているか、自分からやろうとしているかの違いです。
「仕事を人にやらされている」状態だと、その姿勢は行動となって表れます。
そして、それらの特徴的な行動が、ミスや非効率的な仕事につながってしまうのです。
では、具体的にどんな行動がよくないのでしょうか?
仕事ができない人の特徴のチェックリストを活用してみてください。
□メモを取らない
□感謝の言葉が出ない
□謝罪をしない
□自分勝手な行動をする
□時間にルーズである
□責任感がない
□感情に左右される
□デスクが汚い
□言い訳が多い
□向上心がない
①メモを取らない
仕事の指示を受けたことや、他人が話していることをメモを取らない人がいます。
どんな場面でも聞いているだけの方は、そのあと何回も同じこと聞いてくる傾向にあります。
仕事ができない人は、以前言ったことを繰り返し確認してきたり、メモを取らないことで失敗する傾向にあります。
②感謝の言葉が出ない
仕事を手伝ってもらったとき、ちょっとした親切をされたとき、考えなくとも「ありがとう」と口にできていますか?
仕事ができない人は、感謝の習慣がないことが多く、下手をすれば挨拶の習慣すらない場合があります。
恥ずかしいから、相手が後輩だからといって、感謝の言葉が出ない人は仕事ができない人になってしまっています。
③謝罪をしない
仕事で失敗してしまったり、うまくいかないことは必ず起こると思います。
誰にも迷惑をかけず、自分で解決できることであればいいかもしれません。
ただ、他人に迷惑をかけてしまった時に、あなたは素直に謝罪ができますか?
自分の非を認めることができないことも、仕事のできない人の共通点と言えるでしょう。
自分勝手な行動をする
周りに良く思われたいからと、自分の保身ばかり考えている方がいたらどうでしょうか?
自分の仕事を遂行したいから、と他の人に影響が出ても気にしないという方は、自分勝手です。
その時結果が出たとしても、自分勝手な人だというレッテルを貼られることで、信用を失ってしまうでしょう。
仕事は信頼で成り立っているので、自分のことばかり考えている人は仕事ができない人と思われても仕方ないかもしれません。
自己主張も大事ですが、チームで仕事をしている他人の意見を聞いて、受け入れ協力し合うことはとても重要になってきます。
⑤時間にルーズである
毎朝少し遅れてくる人、会議の時間に遅れてくる人、納期や期日を守らない人、など時間の管理ができない人は、仕事ができない人です。
自分自身の時間の管理ができないので、残業が多い傾向にあります。
スケジュールの計画・管理ができず、時間の意識がないのは仕事ができない人の共通点です。
⑥責任感がない
自分の担当の仕事に対して、責任を持って取り組めない人はどうでしょうか?
やるべきことをやらず、適当なスタンスで仕事をしている人は仕事ができない人と言えるでしょう。
そういう方は、何か起こった時に責任転嫁する傾向にあります。自分は悪くないと思い込んでいるのです。
⑦感情に左右される
その日によって、感情の波があって、ご機嫌を伺わないと話ができない人がいます。
その日の気分によって人を褒めたり、嫌なことがあったからと悪口を言って発散する方がいたら、その方に極力関わりたくないと思ってしまいますよね。
感情で仕事に大きな支障が出てしまう人も、仕事ができない人と言えるでしょう。
⑧デスクが汚い
デスクや自分に仕事をする環境に、ゴミがいっぱいあったり、書類が山になっている方はいませんか?
片付けができないということは、頭の中もごちゃごちゃしていることが、イコールになっている方が多いです。
どこに何があるか分からないので、探し出すことに時間がかかってしまい、まとまりもない状態になっています。
⑨言い訳が多い
仕事をしていれば、失敗やミスは起こってしまうことはあることです。
その時に言い訳ばかりしてしまう人がいますよね。
自分は悪くないと言い訳ばかり上手くなって、その場をしのいでなんとかしようとすることは、素直さに欠け仕事ができない人の共通点です。
⑩向上心がない
そもそも、なんのために働いているのか分からない、なんとなく毎日惰性で過ごしているという人は仕事に対して目標がない人です。
現状は仕事をこなせているかもしれませんが、レベルが上がらず、だんだんと仕事ができない人へと変化してしまいます。
少しでも良くしたい、変えていきたいという気持ちもなく、やる気がない人は、仕事ができない人と言えるでしょう。
何個当てはまる事項があったかは、人それぞれ違うと思います。
例えば、仕事に対してのやる気はあるが、「スケジュールの管理がずさんで、デスクもぐちゃぐちゃ」という人もいるでしょう。
また、頭の中はいつもあれもこれもやらなきゃとまとまりがなく、それでいて変なプライドはあって、素直に人の話を受け入れられない人もいるでしょう。
様々なタイプの人がいると思いますが、次は自分に合った改善方法を探してみてくださいね!
仕事ができない人の生き方対策10選
ここでは、具体的な対策をお伝えします。
まずはなぜ仕事ができる人になりたいのかの根本の部分を明確にしておきましょう。
仕事をもっと楽しくしたいから、人生を豊かにしたいから、自己成長したいから、人によってもちろん違うと思います。
思い浮かばない人は、職場の仕事ができると思う人をイメージして、理想像を描いておきましょう。
①メモを取り、同じミスを繰り返さない
他人が話していることを、100%絶対にずっと忘れないという自信をお持ちの方以外は、メモを必ず取ることをオススメします。
常に携帯しやすいメモ帳とペンを持ち歩く習慣をつけるか、今ではスマホでとることもできるので、自分に合うものを使って下さい。
同じことを何回も聞かず、自分で最後まで取り組むことで、仕事ができる人になりましょう!
仕事ができる人は、一度注意されたり、教えがあれば、どんどん改善していける人です。
改善していけるのは、メモを活用しながら自分の仕事に当てはめて考えているからです。
メモを取るという姿勢も仕事をしっかりしているなというイメージを周りに与えるので印象も良くなりますよ。
②尊敬の気持ちを持つ
感謝の言葉が出ないという人は、根底に相手へのリスペクトの気持ちがないという場合が多いです。
仕事仲間をリスペクトするのはそんなに難しく考えることではありません。
とはいえ、いきなりリスペクトの気持ちを持つというと難しいので、まずは少しだけでよいので、仕事仲間に気を配ってみてください。
そして、仕事仲間の小さな行動に気づきましょう。ごみを捨てておいてくれた、仕事を手伝ってくれたといった出来事があるはずです。
やってくれて嬉しいなと思ったら、どんな小さなことでも、「ありがとう」と口に出すようにしましょう。
まずは、仕事仲間の小さな行動に気づき、感謝の気持ちに気づく。そして、行動(「ありがとう」と言う)するだけです。
苦手な相手だったとしても、してくれたことへの感謝は伝えましょう。
③素直に謝罪し、誠実でいる
この「謝罪をしない」に当てはまる方は、多いかもしれません。
謝罪ができない人は、プライドが邪魔していることが多いですが、実は謝罪できない人の方がもっとプライドが傷つくということを知っておきましょう。
少なくとも「誠実さ」が大きく欠けてしまいます。
謝罪ができるようになるには、謝罪が必要になると発覚したタイミングですぐに謝ることが大切です。
すぐに謝ることは、問題の拡大を防ぐことができますし、対処も早くすることができます。
最も謝るハードルの低いタイミングが、問題発覚直後なのです。
謝らずにずるずる行くと、ますます謝るタイミングを失い、プライドもどんどん大きくなり、結局謝罪できなくなってしまいます。
まずは、すぐに謝ることを心がけてください。
一度できれば、その後もできるようになるはずです。
④相手の都合を気遣う
自分の都合に合わせて、自分のためだけに行動する人がいたらどうでしょうか。
自分勝手な振る舞いをして、その時は周囲が合わせてくれたとしても、長続きはしません。
次第に人は離れていってしまうことを理解しておくと、自分のことだけでなく、相手のことも考えられるようになるでしょう。
⑤時間への意識を変える
時間にルーズということは、スケジュールやタスクの管理が苦手な方だと思います。
まずは、時間に対する意識改革をしましょう。
1日の終わりに、次の日のスケジュールを立ててみてください。
そして、その通りに行動できたか、自分の計画と実際の行動を比較してみてください。
思ったより休んでる時間が多い、会議に遅刻したことで、会議全体の時間が15分も長引いてしまっているなど、自分の時間の使い方が明確になります。
いかに無駄に時間を使ってしまっているか、そして他人の時間を削ってしまっているかがわかると、時間の価値を認識することができます。
「時間の価値は大きいかもしれない」と思うことができれば、あとはどう管理しようか考えるようになるはずです。
遅刻してしまうのであれば、何が遅刻の要因になっていたのか、目的地までの行動を分析することで、無駄な行動や開始時間をどう変更すればいいかがわかるようになります。
いつまでにこの仕事を終わらせるなど、時間をしっかり決めて行動する意識を持っていくことがとても大切です。
時間は誰もが等しく持っている資産なので、うまく使えるようになりましょう。
⑥当事者意識を持つ
適当に仕事をする人や、最後までやりきらないなど、仕事に責任を持ってやることから逃げるのはやめましょう。
責任感を持つためには、すべて自分でやることを想定する癖をつけましょう。
全部自分でやる想定をしておけば、自分がやらないと仕事が進まないので、自然と責任が出てきます。
小さな仕事でも同様に考えます。誰々さんと資料をまとめておくという仕事でも、その誰々さんがやってくれるではなく、自分が全部やるつもりで考えて、作業移管などを想定します。
そして、結果的に手伝ってくれた誰々さんがいたから思ってるより早く終わった、という感覚を持つことが大切です。
一番よくないのは、「誰かがやるだろう」と思ってしまうことです。
責任感を持てないと思うならば、断るのも悪いことではありません。責任が取れないならば、引き受けないことも1つの手です。
自分の担当の仕事に対して、責任を持って最初から最後までやりきることを意識して行動することで、自分に自信もつき、周囲の評価も上がっていくことは間違いないでしょう。
⑦自分で自分のコントロールをする
コンディションが悪い時は、誰にでもあると思います。
ただそれを理由に機嫌が悪くなって態度に出てしまうのであれば、自分自身をうまくコントロールする方法を身につけましょう。
イライラしているときは、できるだけ自分だけでできる仕事をしたり、休憩時間を作ってリフレッシュするといった、自分なりの対処法を持ちましょう。
感情的になっているなと感じたら、いったん落ち着くことが大切です。
お水を飲むなりして、落ち着いて、自分なりの対処法を実践してください。
⑧身の回りのものを整える
デスクが汚いのであれば、毎朝のタスクに5分でもいいので片付けの時間を作りましょう。
書類はカテゴリーに分けて見出しをつけて、すぐに取り出せる状態にすることをオススメします。
いらないものは捨てて下さい。
捨てられない方は、ルールを決めると良いですよ。
例えば、1ヶ月見なかったら捨てると決めましょう。このルールを守るだけでかなり片付くはずです。
シンプルにすることを意識すると、情報が整理されます。
デスクがすっきりすると、思考がクリアになり、仕事がスムーズに進みます。
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⑨「どうしたらできるか」を考える
何か問題が起こった時に、言い訳をしてその場から逃げようとするのはやめましょう。
言い訳をして自分を守って、保身に走ることに意味はありません。
なにより、仕事ができる人であれば、誰もあなたが悪いなどは思っていませんし、誰が悪いなど考えてすらいません。
それより、「どうしたら解決できるか」を考えます。
言い訳をしている暇があれば、問題の対処法、解決策を考えましょう。
問題が起こったときは、解決して成長するチャンスです。
言い訳で自分を守るより、起こった事実を認め、そこから学び次はどうしたらいいのかを考えてみましょう。そこに成長があり、仕事ができる人への一歩になるはずです。
⑩やりがいを見つける
仕事に慣れてしまってマンネリ化してしまっているのか、仕事内容がつまらないのか、向上心がない方は、まずは理由を考えてみましょう。
そして、どうしたらやりがいを感じられるのか、どうしたら向上できるかを考えてみます。
つまり、自分を高めたり、自分なりに楽しめる方法を模索してみましょう。
例えば、部署異動をするのか、資格を取るのか、転職するのかその答えを明確にして、スケジュールを決め、行動に移していきましょう。
成長と共に、どんな仕事でもできる人になっていけるはずです。
最後に
仕事ができないと自分で認識し、できるようになりたい!と考え、チェックリストをつけることができた人は素晴らしいと思います。
その時点で、少しでも変えていきたいと思って行動が出来ているからです。
当てはまっていることは、是非素直に認めて、対策をしていくことで、絶対に人生は変わっていきます。
素直さと謙虚さは、仕事ができる人への第一歩です。
少しずつでもいいので、毎日コツコツ積み重ねて下さい。頑張る自分を褒めて、豊かに生きていきましょう!