「自信さえあればもっと積極的になれるのに」
「ネガティブで緊張しやすいのが悩み。もっと堂々としたい」
こんな風に、自信がないことが原因で悩んだり苦労したりする人は多いのではないでしょうか。
また、社会では謙虚さが求められることもあって、自信を持って堂々と生きるのには、なかなか勇気がいりますよね。
それでも、揺るがない自信をつけることは、挑戦する気持ちを後押ししてくれたりと、あなたの人生をより豊かにしてくれるでしょう。
まずは、形からです。自信がつく習慣を取り入れて、思考や行動から変えていきましょう。
自分に自信をつける習慣とは?
あなたの周りに、自信に満ち溢れた人はいますか?
もし、身近にいるようであれば、その人をよく観察してみて下さい。
見習うべき考え方や行動、発言があるはずです。
それらをまずは形から真似してみること。
これが「自信が身につく」習慣となります。
習慣が身につくまでは少し時間がかかりますが、続けてみれば、だんだん自分に変化が現れるものなのです。
自信がつく行動習慣
自分の思考の癖を変えるより、行動から変化させる方がハードルは低いでしょう。
その上、自分の内面から変える以上に、行動を少し変えるだけで意識が大きく変わってくるものです。
①はっきりとした口調で話す
自分に自信がないからと、ついボソボソと話していたらとてももったいないです。
口調をいつもよりはっきりとさせるだけで、なぜか堂々として見え、それだけで自分に自信を感じるもの。
何も、スピーチをするわけではありません。
ぜひ、普段の会話での話し方から「ハキハキ話す」を意識してみてください。
まずは「挨拶」からでもOK!
もし、いきなり話し方を変えることに抵抗があれば、最初は「胸を張って挨拶」から始めてみましょう。
チャキっとした挨拶に加え、さらに笑顔があれば、それだけでも印象が全然違います。
実際にやってみると、自分の気分が上がり、それらが小さな自信へと変わります。
また、笑顔にはリラックス効果もあり、とりあえず口角を上げてみるだけでも緊張をほぐしてくれ、一石二鳥です!
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②身なりを整える
ここぞという時、服装選びに気を遣った経験はありませんか?
身なりを整えると言っても、高価な物を揃える必要はありません。
例えば、しっかりとアイロンがかけられたシャツに、泥をキレイに落として磨いたピカピカの靴を履けば、気持ちがシャキッとして、自然と背筋もピンと伸びるものです。
身だしなみは、心の鏡。
相手に良い印象を与えるのにも効果的ですし、あなたも1日笑顔で過ごせるはずです。
あなたなりのこだわりを持って、清潔感を保ちましょう。
③あえて違う価値観の人と話す
違う価値観の人と話すというのは、とても良い刺激になります。
しかし、他人と自分との間に優劣をつけて一喜一憂してしまう可能性もありますよね。
そうならないためには、「違う価値観を学ぶため」とはっきり目的意識を持つことがポイントです。
自分と違うタイプの人と話してみることで、自分の常識と他人の常識は違うことを実感します。
すると「今まで自分を押さえつけていたものは自分の思い込みに過ぎない」などと気づきを得られるもの。
自分に自信がない根本的な原因を見つけられれば、あとは改善するだけですよ。
④とりあえず小さなチャレンジをしてみる
チャレンジを大きく捉え過ぎていませんか?
ちょっと好奇心が湧いたものを試してみることは何でもチャンレンジです。
例えば、いつもとは違うランチメニューを選ぶ、挑戦してみたかった習い事を申し込む、帰りに前から気になっていたお店に寄ってみる、そんな行動も立派なチャレンジ。
そして小さなチャレンジによる小さな達成は自信になって自分の中に積み重なります。
だからこそ、まずはあなたの好奇心を大事にしましょう。
自然と沸き上がったワクワクを大事にして、とりあえず試してみることを心掛けてみてください。
自信がつく心理習慣
元々自分に自信がない人は、無意識にやる気を削ぐような思考をしてしまいがちです。
やる気がでないと、いつもなら簡単にできることも上手くいかなくなります。
すると、余計にできない自分を責めてしまい、自信をなくすという心理的悪循環に陥ってしまうのです。
しかし、いきなり「自信を持とう!」と思っても、急に自分の内面を変えるのは難しいものです。
だからこそ、まずは無意識に自分を否定してしまう思考の癖を見直し、ちょっとずつ自信がある人の肯定的な思考を真似してみましょう。
①失敗は成長できるチャンス
どんな成功者でも、たくさんの失敗をして成功を掴んでいます。
誰もが初めては失敗がつきもので、最初からできる人などいません。
あなたがもし、今まで失敗したことない人に出会ったのだとしたら、それは最初からチャレンジをしていないだけに過ぎません。
人は不思議なもので、実際に体験してみないと気付かないことが多いです。
失敗したことをマイナスに考えるのではなく、失敗から学べることをできるだけ吸収し、次に活かせる努力に意識を傾けましょう。
そうすれば、あなたが気付かないうちに自然と成長し、失敗した分だけ自信に繋がっているはずですよ。
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②批判は客観的なアドバイス
あなたが目標に向かって努力しているのにも関わらず、周囲から批判を受けたら落ち込みますよね。
さらに、強い口調で否定されてしまったら傷つきますし、このままで良いのか迷ったりと、自信のなさに拍車をかけるかもしれません。
ここで、批判を悪い批判と意味のある批判に分類してみてください。
冷静に考えて、悪意のある批判は、受け流すのが一番です。
しかし、批判の中には、意味のある批判、つまりあなたを成長させるための良きアドバイスもあるもの。
それらは「こんな考え方もあるのか」と受け止め、違う価値観を吸収することで、より広い視野を持てたと考えるようにしましょう。
③逃げることは悪いことではない
逃げると言うと、余計に自信をなくしてしまう行動かと思われるでしょう。
けれど、あなたがどうしても精神的に辛い状況ならば、1回退散して立て直すのも良い方法です。
自信は、健康的な心と体があってこそ持つことができます。
無理して心も体も壊れてしまったあとに自信を持つというのは、とても大変な作業です。
元気がチャージできたら、また前に進めばいいのです。
自己嫌悪にならずに、程よく力を抜いて心を安定させることが、自信につながっていくでしょう。
④人と比べたり、人からの評価を気にし過ぎない
人と比べたときに、良くないのが、「他人の軸で自分のことを何でも判断すること」です。
隣の芝は青く見えるものですが、他人の評価を気にし過ぎると、本当の自分を見失ってしまいます。
そうすると「どうせ自分なんて」と卑下してしまい、当たり前の日常に感謝する気持ちさえ忘れ、積極的に行動する気持ちも薄れてしまいます。
あなたにとって何が幸せなのか見つめ直した上で、他人の目など気にせず、ありのままの自分を受け止めてあげましょう。
⑤自分を否定しない
これは、自信を持つうえで最も大切なことです。
本来であれば、自分にとっての1番の味方は自分自身であるべき。
それなのに、あなた自身が最初から否定してしまったら、どうしても心が委縮してしまいますし、自己肯定感も低くなってしまいます。
もちろん、失敗をしてしまったら反省することも大切ですが、まずはチャレンジした自分を褒めて、肯定する心構えを持ちましょう。
肯定することで思考も前向きになり、自信がつきやすくなります。
⑥自分には価値がある
悲しいことではありますが、世の中には、深く考えず平気で人格否定をしてしまうような人がいます。
否定されれば、気にしていないつもりでも傷つきますし、自信すら失ってしまう場合もあるでしょう。
しかし、あなたのことをよく知らない他人が、あなた自身の価値を決められるものではありません。
あなたの価値は、あなた自身が決めることです。
あなたの手の中にはたくさんの可能性が詰まっています。
自分自身には無限の可能性がある考え、心ない発言で自信を失わないようにしましょう。
⑦高すぎる目標を設定しない
大きな目標があるのは大変素晴らしいことです。
しかし、目標が高すぎてしまうと、途中で心が折れてしまいます。
十分頑張って行動しているのにも関わらず、なかなか達成できない自分を、目標達成できない人だと過少評価してしまうかもしれません。
まずは、高い目標を掲げるならば、その間に小さな目標を挟みましょう。
「無理しない」範囲で十分です。
少し頑張れば達成できそうな目標をまず目指し、小さな実績を積み重ねていきましょう。
最後に
自信を持った自分の姿をイメージできましたか?
自信を持つと言うと、立派な肩書や実績など、結果が必要なイメージがあるかもしれませんが、そんなものは一切必要ありません。
自信は、あなた自身の新たな可能性を広げるために必要なスパイスです。
根拠のない自信が、時にはチャンスを掴むことだってあるのです。だからこそ、あなた自身が少しでも変わろうと思ったその気持ちを、どうか大事にしてください。
そうすれば、普段と変わらない日常がより鮮やかになり、自信を持つことで様々な選択肢が見えてくるはずです。
ぜひ、自信を武器に、あなたらしい人生を楽しんでくださいね。