継続力がない人が身につけるべき継続スキル

継続力がない人に知ってほしい「継続力はスキル」だという考え方 やりたいことの叶え方
「何をやっても続かない」「生まれつき飽きっぽい」と継続力がないことに対して諦めていませんか?継続力とは、後天的に磨き上げることができる「スキル」です。今回は、継続力をつけるための方法と継続できないときに陥りやすいポイントもお伝えしています。
「継続力や持続力は、自分の中に備わっているのか?」
「生まれつき根性なしだから諦めている」

など、継続力に対して、諦めの気持ちを持っている人はとても多いです。

しかし、実は継続力は知識や訓練によって身につけることができるのです。

もしも「継続力は才能だ」と言われてしまえば、継続できないことにも納得がいき、諦めてしまいますよね。

でもスキルだとわかれば、「自分も継続力を身につけることができるのではないか」と思いませんか?

あなたの中で、静かに眠っている持続力を取り戻してみましょう。

継続力がないのはなぜ?

継続力がないという人に知ってほしい「継続力はスキル」だという考え方

継続力は才能ではなく、スキルであり、身につけることが可能です。

才能とは、先天的なもので生まれつき身についている能力のこと。

あなたが努力しなくても、すんなりとやりこなせる特別な力なのです。

スキルとは、才能とは反対に後天的なもの。

知識やトレーニングによって努力して身につけるものです。

つまり、継続力がない原因は、継続スキルを身につけていないからに他なりません。

それは継続するための知識や工夫の仕方であったり、継続できるものを見極める判断力があるかどうかということになります。

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「継続は力なり」の本当の意味と継続させるための2つの方法

継続力スキルを身につけるための方法

継続 方法

前提として、継続力を身につけるのに一番最短で簡単な方法は、やりたいことをやるということです。

成功者は、好きなことや、やるべきことに出会えて、初めて継続することができています

そうは言っても、仕事関係や状況などによってやり続けなければいけないこともあります。

本当に嫌なことであれば、無理をすることはおすすめできません。

仕事であれば、転職を考えても良いでしょう。

では、「好きではないが嫌でもないこと」を続けなければならない場合はどうでしょう。

実は、「好きでないが嫌ではないこと」は、継続することで「好き」になったり、自分の強みになったりする魔法のタネなのです。

例えば、「好きでないが嫌ではない」仕事を継続することで成果が出て、結果が出たことでその仕事が好きになる、なんてこともあるからです。

つまりポイントは「自分の心が本当に嫌がっているもの」は避けること。

その上で、継続する方法を身につけていきましょう。

紙に書いて何をするか整理する

ジャーナリング
継続力を身につけるには、まず紙に書いてやるべきことを整理することから始めましょう。

これは、行動を継続しやすい仕組みをつくるためです。

できれば、やるべきことの単位が小さいと良いでしょう。

次の一歩が明確に整理されていることで、「自分は次に何をすればいいのか」をいちいち考える時間がなくなるので、行動がスムーズになり、時間も短縮できます。

しかし、頭の中だけで順序立てをしているだけだと、先に思い出したことなどを忘れてしまいがちなので、紙にしっかりと書いてやるべきことを把握しましょう。

例えば、毎日15分のジョギングを継続したいのであれば

①その日の天気、気温を調べる
②ウェアに着替える
③ドリンクの準備をする
④ジョギングする場所に向かう
⑤15分タイマーをつける
⑥走る

このように、行動を最小単位にしてリストアップしておくことで、何をするべきか明確になり、継続を阻害する原因の「迷う時間」を減らすことができます。

クリアできた事柄に丸をつけて、どこまでできたか見えるようにしてみてもいいでしょう。

毎日記録をつけることで達成感も感じられて、モチベーションも上がります。

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習慣化に記録が大切な理由

イメージトレーニング

イメージトレーニング

イメージを作り上げて物事をするというのは、とても大切なことです。

まずは、あなたが継続してやるべきことをやった後に、どんな自分になっているか想像してみてください

今とは違う自分が浮かんできましたか?

次は、自分がすでにイメージした自分であると思い込んでください。

そうすることで、「イメージが壊れないように継続していかなければいけない」と思うようになります。

イメージ作りと思い込みは、あなたにやる気を与えてくれるので、挫折しないで継続し続けられるようになります。

俳優やスポーツ選手なども、必ずイメージトレーニングをしてから物事を始めるといいます。

継続力を身につけるためには、始める前、挫折しそうになったときにイメージトレーニングをして、イメージした自分になりきってみてください。

ただイメージするだけでは空想だけで終わってしまうので、イメージした自分になりきることを忘れないでくださいね!

継続力がないからといって卑屈にならない

悩む 挫折

継続力がないときは、「どうせ自分は何をしても続かないんだ」と卑屈になり、ダイエットや禁煙など、やり続けて成功した人を羨ましく思うことがあります。

そして、卑屈になったり、羨ましく思うことで、人の邪魔をしてしまうこともあります。

これは、あなたにとって最悪な時間の無駄遣いです。

「持続力がない」と落ち込み卑屈になり始めたら、まず一度、やるべきことを止めてみましょう。

そして、「比べるべきは昨日の自分だ」と言い聞かせてみましょう。

人は人、あなたはあなたです。

さぼっても大丈夫

人にはそれぞれペースというものがありますので、自分のペースで何度でも休んでから、また再開すればいいのです。

休息の時間は必要ですし、継続することは、ただ闇雲に毎日続けることではありません。

気持ちが落ち着いたら、またやるべきことを再開してみてください。

「また始めればいいさ」と気楽な気持ちが辛くならないコツですよ。

最後に:あなたは継続しながら生きている

最後に

あなたは本当は知らないうちに継続しながら生きているのをご存知ですか?

この世に産まれたときから、今日まであなたは一生懸命に生きることを継続し続けているのです。

継続力とは才能ではなく、すべての人に自然に備わっている力なのです。

赤ちゃんのときに寝返りをうって、座って、ハイハイをして、つかまり立ちをして歩き始める。

「歩く」という目標のために、長いこと頑張り続けてきたのです。

これこそが、自然に備わった継続力です。

忘れてしまった継続し続ける力を、訓練して思い出し、スキルとして継続力を取り戻すことは、あなたが思っているよりもとても簡単なことなのです。

なぜなら、「継続し続ける」ことは、あなたが今までずっとしてきたことで、今も気がつかないうちにあなたがしていることだからです。

もしあなたが「何をしても続かない」と悩んでいるなら、小さい頃のことを思い出してみてください。

縄跳びや九九など、なんでも継続してやり続けてきたのではないでしょうか。

それが好きなことでも、嫌いなことでも、あなたはあなたがやるべきことを目標に向かってやり続けていたのです。

目標を持って取り組めば、挫折することなく継続し続けていくことができるのです。

なぜなら、あなたは今も知らないうちに継続しながら生きているからです。